第10話 メグミと 8

 朝、目が覚める。隣に女性がいるとする。


 女性も起きたらしく伸びをしている「う~ん・・・」「オハヨ」女性はちょっとはにかんで、毛布を目の下まで引っ張り上げる「・・・エヘ、オハヨウ」


 さて、ここで、お互い起き抜けで、歯も磨いていない、この状態でもチュッできる、さらにはブチュッとできる、さらにさらに、グチュグチュなんてしてしまう、こうなったら、キミ、彼女との仲は非常に近しい。口臭なんて気にならない。そりゃあ、グチュグチュしてれば、気付かなくなるみたいだ。


―――――――――――――――――――――――――――――――――


 あるときのこと。ぼくは金曜日から土曜日にかけて、メグミとお泊まりしていたときだ。


 いつものごとく、ぼくは6時に起きてしまった。メグミはスヤスヤ寝ている。「起きろぉ~、朝だぞう~」とメグミを揺さぶる。「う~ん~」と言って彼女は目をこすっている。「う~ん~」とうなっている。そこで、ぼくは、チュッとして、ブチュッとして、グチュグチュと・・・「?」


「ワハハハ、ワ~イ、驚いた?」とメグミが起き上がって手を叩く。

「メグミね、いつの間に、ガムなんか口に入れたの?」

「明彦が起きる寸前!昨日の夜、サイドテーブルに置いておいたんだもん。これ1回やってみたかったのよ。ねえねえ、驚いた?驚いた?」


「バカァ~、起き抜けのキスで、どこの誰が口の中にガムを押し込まれるなんて想像できる?いいよ、このガムを返してやる」と、メグミの両手首をつかんでキスしようとする。メグミは顔を背けて、「いらないよ、お返しなんか、いらないよ」と抵抗する。でも、捕まえて、お返しをしてやった。


「まったく、もう」と、メグミは銀紙の中にガムを捨てた。

「なんだ?捨てちゃったのか?」

「まだ、ガムあるもん」

「あ!また、やる気だな?ガムをよこしなさい」

「ダメだよぉ~、油断したときにやっちゃうんだからね」やれやれ。


「そうそう、メグミ、知ってる?」

「なにが?」

「メグミってさ、興奮してくると、口の匂いが変わるんだよ」

「ウソ?!」

「ホント!ちょっと、草の味みたいなのが混ざってくる。だから、ぼくは、ああ、メグミ、興奮してきたぞ、というのがわかるんだ」

「え~、そんなの知らないよ」

「メグミ自身は気付かないのかもね」


「ふ~ん。あ!それで、私がもうたまらなくなったときに、明彦がペースを上げるの?」

「そうそう」

「なんでわかるのかなあ?って不思議に思ってたんだ。そうかあ。。。」

「面白いよねえ」

「ねえ、みんなそうなの?」


「ぼくは人類女性の残り数十億人のことは知りません」

「明彦の知ってる女の子で、って意味だよぉ~」

「え~と・・・」

「こら!数えるな!」

「ハイハイ、う~ん、ぼくが思い出せる限りではいないね、そんな女性は」

「メグミだけなのかなあ?」

「かもしれないね」


「まあ、いいや。メグミがたまらなくなったちょうどそのときに明彦がわかるんだから」

「そのとき、キスしていればね」

「あ!だから、ずっとキスしているのね?その後は口を離しちゃうのは、わかったからなのね?」

「そういうこと」

「ふ~ん・・・ね?」

「なに?」

「しよ!起き抜けのあれ!」

「・・・顔も洗わず、歯も磨かずに?」

「気にならない!でしょ?起き抜けにキスするんだから、もう一歩踏み込むだけじゃない?終わったら、顔を洗って、歯を磨くの!さ、ちょうだい!」というので、しょうがないから、あげた。


―――――――――――――――――――――――――――――――――


「ねえねえ?」と、ベッドの中でメグミの下着を脱がしている途中のぼくにメグミが言う。「なに?ぼくは忙しいんだけど?」

「いつだっけかなあ・・・」と、ブラのホックを外しているぼくに言う。「メグミが興奮すると、口の匂い?味?が変わるって、明彦、言ったじゃない?」

「ああ、そういうことを言ったな。変わるんだよ、メグミは」


「今日、変わったら、そのとき、教えてね」

「いいけど、メグミが興奮しなかったら、変わらないよ」

「それは保証済み!相手は明彦よ、バッチリ興奮するもん!8日分なのよ?」

「なんかさ、獣みたいだね?」

「そう、獣。クタクタにしちゃうからね」

「想像つきます。さ、腰あげて。パンティーが脱がせられないじゃないか?」

「あ!自分で脱ぐもん」


「うん?・・・あ!ビチョビチョじゃないか?」

「わかったぁ~?」

「まったくメグミときたら・・・」

「大丈夫!替えのパンティー持ってきたもん」

「準備がよろしいことで・・・」

「さ、キスして、キス」

「ハイハイ」


「どう?私の口の味、違った?」

「まだ同じだよ」

「なんだ、まだ同じなの・・・」

「それほど興奮してないんじゃないの?」

「じゃ、明彦、メグミをもっと興奮させてよ!」

「そんなこと言われてもなあ・・・」


 ぼくはメグミの脚を大きく広げ、ぼくも脚を広げて、ぼくの腿にメグミの脚をのせる。メグミのアソコの毛は薄い。柔らかい毛が逆三角形に生えている程度だ。アソコは赤ん坊のそれのようにツルツルしている。ぼくは、メグミの股の付け根、リンパ節のあたりを親指でもむ。親指の腹で軽く触れるようにもむ。メグミのアソコが開いたり閉じたりするのがわかる。


「明彦ゥ~、何しているのよ?」とメグミが首を起こして訊く。「興奮させようとしているんだよ、黙って感じていなよ」とぼくが言うと、「すごい、エッチな格好なんだけど・・・丸見えじゃない?」と言う。「そう、丸見え。まだまだだよ・・・」


 ぼくのが固くなってきた。メグミのアソコを両方の親指で開いて、ぼくはぼくのをメグミのアソコにあてがう。ク◯トリスのあたりにこすりつける。少し下の尿道口のあたりにこすりつけ、上下に動かす。メグミのあそこがジワジワと濡れてくる。メグミが腰をモソモソと動かしてぼくのを迎え入れようとしている。ぼくは、リンパ節のあたりをもみながら、入れないで、こすりつける動作を繰り返す。メグミがため息をつく。ぼくのが上に動くたびに、メグミのクリトリスを押し上げる。


「明彦!もう、ダメ!ガマンできない!」とメグミが切なそうに言うがぼくは無視してこすりつけるだけで入れない。メグミが腰を動かして迎え入れようとするが、ぼくは腰をつかんで入れさせない。ぼくだってずいぶんガマンしているのだ。クリトリスの上を親指と人差し指でつまんで、さらにぼくのをこすりつけた。両側のヒダヒダがぼくのを押しつつむ。濡れ方がひどくなってきて、透明な液が徐々に白濁してくる。


 メグミは肘をついて、上体を起こした。「明彦、ダメだよぉ~、もう私ダメ!」と言う。「さ、キスの味が変わってきたかな?」とぼくはメグミの首をもって引き寄せてキスをした。「うう~ん」とメグミがうなり、舌をいれてくる。

 

 キスの味が違っている。青臭いような味がする。「メグミ、味、違うよ」とぼくが言うと、「も、もう味なんかどうでもいいから、早く、早く入れてよ」と言う。ぼくはメグミの首を離して、ぼくのを下に押し下げ、メグミの入り口を探る。もうシーツに濡れがしたたっていて、スルリと入ってしまう。ぼくはゆっくりと入り口をこね回す。奥には入れない。2インチ入れて出す、2インチ入れて出す。メグミの太腿を引き寄せて、腰と腰を密着させる。それで、メグミの足首をつかんで差し上げて、大きく広げる。


「明彦、明彦、ダメ、それ、ダメ・・・」と言う。ぼくは、まだ深く入れない。ぼくが前後に動くたびにメグミの胸が揺れる。メグミは自分の太腿をつかんでいる。「ウ、ウグゥ・・・」とメグミが呻く。ぼくはメグミの足首を離して、腰骨をつかんで、引き寄せた。ぼくのがメグミのに深く入っていく。そして、止めた。


 メグミのアソコは、メグミの意志と関係なくヒクヒクと動いて、ぼくのをおしつつんでいる。メグミが上体をガクガクとふるわせた。「いっちゃうよ、いっちゃう」と首を左右に振る。ぼくは腰を突き上げて、もっと深く入れる。メグミの腰骨をさらに引き寄せた。ぼくらのが密着する。メグミは腰を上下にふって、もっといっている。背中をそらせた。「アゥゥ、イヤ、イヤ、ダ、ダメ・・・」体中が痙攣した。メグミのアソコがギュッとぼくのを締め付け、ゆるめ、締め付ける。ギュウギュウと音がするようだ。


 ぼくはメグミの腿の下から脚を抜いて、いれたままメグミに覆い被さる。メグミの首に左手を添える。右手でメグミの髪の毛をつかみ、引っ張る。メグミが白目をむいている。口を合わせて舌をいれ、メグミの口をグチャグチャにかき混ぜる。メグミが脚をぼくの背中で交差させ、ぼくの体を締め付ける。ぼくはゆっくりと抜いて、また入り口のあたりで数回前後させた。そして、突いた。深く突き入れた。


 メグミが目を見開いて、キスしながらぼくを驚いた表情で見つめる。(なぜ、いつも女の子というのは、同じように深く突くとき驚いた表情を示すのだろうか?)腰をさらに深く突き上げた。メグミが口を離して横を向き、荒い息をしている。

 

 ぼくはぼくのをほとんど出かかるまで十分に引き抜いて、そしてまた突き入れた。メグミの髪を引っ張る。メグミが顎をあげる。声にならない声を出している。メグミの両手があがって、枕の端を握りしめている。ぼくはスピードを少し上げた。引き抜いて、浅く浅くついて、突き入れる。もっと早く動く。メグミのアソコがギュウギュウギュウギュウと締め付けてくる。もっと。「アァ、また、またいっちゃう!」とメグミが叫ぶ。メグミのいき方に合わせてぼくは出し入れし、突き入れ、もっとも高い波の時に深く深く突き入れた。メグミは左手の握り拳の人差し指を噛んでいる。体中がまた痙攣した。


 メグミはひとしきり、いった。ぼくはいれたまま上体を起こして、メグミの左脚をつかみ、ぼくの頭の上をゆっくり反時計回しにして、メグミの体を横転させる。ぼくの両脚がメグミの両脚をはさんでいる。ぼくのがメグミの中でグルッと回るのがわかる。ぼくの先っぽがメグミの別の場所にあたる。メグミの左腿をもって、メグミの体を引きつけた。「ア、ア、明彦、これダメ、これダメだって・・・もっとメグミ、いっちゃう・・・」

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