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    老僧は自分の目指す悟に手が届いたのですね。誘惑に負けず己と向き合い一心に像を彫る。魂の形を捉えて像にうつす。
    りんさんの真なる姿をとらえたのは間違いなく本物を見る力を得ていたのですね……。

    蓮の花と仏教は「泥の中から清らかに咲く姿が、煩悩に染まらず悟りを開く仏教の教えに通じる」という象徴といいますが、老僧は見事な蓮の花を咲かせたのでしょう。

    芸術の世界も突き詰めると己の目指す美を生み出すことができる。と、昔芸術大の教授が申しておりましたが、私にはまだわからない世界でした欲と野心で醜く働く私には死ぬまでわからない美しい清浄な世界なのでしょう……羨ましいと思いました。

    作者からの返信

     ここまでお読みくださり、本当にありがとうございます!!

     清濁を知り、それでもその先を目指すのは、仏の導きか修羅の誘いなのか……自分なら、修羅道まっしぐらになりそうですー。
     
     「芸術の世界も突き詰めると己の目指す美を生み出すことができる」……そんな風に言える、いえ、片鱗でも触れられる生き方が出来れば……と、思いつつ、今日も般若湯に手を伸ばしてみたりしております(笑)

     改めまして……最後までりんの旅にお付き合いくださり、本当にありがとうございます!
     心からの感謝を、乃東様に……

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    一切の執着を捨てよ

    私のように貪欲で除夜の鐘程度では煩悩を打ち消すにはまだ足りぬと完全に化け物の境地に至っている者も蛭様は救ってくれますでしょうか。

    いつもモチーフが素晴らしくゆらゆらと灯る火に照らされた薄暗い庵で彫られた像と人形のように静かに相槌を打つ薬売りに老仏師……なんと絵になる事か。

    作者からの返信

     こんばんは。拙作をお読みくださり、ありがとうございますー!

     わーい! 乃東様にお褒め頂けて嬉しいです! ありがとうございますー!

     ふふふっ、私なんて屹度、三日三晩除夜の鐘を撞いたくらいじゃ煩悩を払いきれませんよー??(笑)

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    りんが自分の像の事知ったらどうなるのか…ちょっと反応が気になります!
    老僧さん…。すっごいいいキャラでした!多分たまに思い出して例え話として使いたくなるキャラです!

    作者からの返信

     こちらもお読みくださって、感激です……ありがとうございますー!

     知円を気に入ってくださって嬉しいです! いいカンジに枯れた感が出てますでしょうか??(笑)
     「りんが自分の像の事知ったらどうなるのか」……何処かで遭遇して、「おや?」とか言いながらそっと二度見してそうです……満更でもないのかもですよー(笑)

     改めまして……ここまでりんの旅にお付き合いくださり、本当にありがとうございます。
     心からの感謝を、テマキズシ様に……

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    安心安全回を二作とも一気読みさせて頂きましたが、短くても変わらず密度の高いお話で…!堪能させて頂きました。
    私欲や執着を手放して生きようとする人間と、りんの刹那の時間…穏やかですが読み手には不思議な緊張感も感じられて、毎回ドキドキしながら拝読しております。

    魚、長虫、蜆、蜻蛉、毛虫、蛭……物語のモチーフとしてこの生き物たちを妖の力と絡ませて登場させて、それを龍の化身(というか一部といったほうが正しいのでしょうか)のりんが回収していくという構図、本当に発想から異彩を放っておられますし、毎話毎話のテーマも深くてシリーズの大ファンになりました。
    これらの生物の選定は、龍と形が似てるから…なのでしょうか……?
    もうなんというか、そういう伝承が本当に昔からあったんじゃないかと思うくらいの妖異の作り込みに、ただただ感嘆するばかりでした。

    公開されている六作品を全部読み切ってしまった…!という、満足感と切なさに苛まれております笑
    いつかまた続きを読ませて頂ける日をとてもとても楽しみにしております。

    今度は先生の別作品にまたお邪魔させて頂きますね。
    本当に素敵な作品をありがとうございました。

    作者からの返信

     こんばんは。拙作をお読みくださり、本当にありがとうございます……!

     わあ! 沢山お読みくださり、ありがとうございます、ありがとうございます!!
     生物のチョイスの殆どは通院モグラ様のおっしゃる通りで、長虫、海毛虫、蛭は形から、蜻蛉は……実は英名から……(笑) 魚と蜆(蛤)はちょっと特殊パターンですー。なんか、ヘンテコな生き物とか考えるのが昔から好きなのです。
     その内またりんの旅が始まるかと思いますので、もしもお気が向かれましたら、よろしくお願いいたしますー!

     改めまして……ここまでりんの旅にお付き合いくださり、本当にありがとうございます!
     心からの感謝を、通院モグラ様に……

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    こんにちは!

    安心安全回、第二弾
    とても滋味深い物語でした

    老僧、やるな!(-ω☆)キラリ

    たぶんですが、りんさんは、とても長生きだと思われるので、長い時を経て、また、この像や、像に魅せられる人々に出会えたりするのかなぁ、などと、物語のその先に想像が膨らみました

    ありがとうございました✨

    作者からの返信

     こんにちは。ここまでお読みくださって、本当にありがとうございます……!

     安心安全回第二弾(←ホラー枠なのに 笑)、お楽しみいただけてたら嬉しいですー! その後を想像していただけたなんて、こんなに光栄な事はありません(感涙)

     ・みすみ・様のおっしゃる通り、これからも続く旅の先で、りんは知円の像に巡り合うかもしれません……びっくりするでしょうね……自分の像が彫られてたと知ったら……(笑)

     改めまして……最後までりんの旅にお付き合いくださって、本当にありがとうございます!
     ・みすみ・様に、心からの感謝を……

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    遠部右喬さま

    こんにちは。

    > それら全てが御仏のお心を知るに必要な道順なのでは

    この言葉にしみじみ同意します。無我の境地に至ることが目的なのではなく、それを目指すその過程が何より大事なのでしょう。

    樟脳がかおる龍体! 御坊様には見えていたのですね。
    安心回と言えども、拝読しているあいだじゅう、どきどきします。今回も素敵な物語をありがとうございました。

    作者からの返信

     ここまでお読みくださって、本当にありがとうございます!

     結果も大事ですが、過程も大事ですよねー。数学のテストだって、過程の部分も採点対象だったりしますし(笑)

     知円、実際にりんがどう見えてたんでしょうねえ……よく招き入れましたよねえ……お粥振る舞ったりとか。度胸のあるじいちゃんです(笑)

     改めまして、最後までりんの旅にお付き合いくださり、本当にありがとうございます。
     心からの感謝を、佐藤様に……

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    遠部右喬さま

    こんにちは。

    > 出家をしてまで只管に真理を求める心こそが執着ではないか

    禅問答のようですが、同意してしまいます。やめようとがむしゃらになればなるほど、無の境地からは遠ざかりますね。己の心を無にしようと、ひたすら像を彫り続けるのも、像を彫る行為に縋りついていることになりますし。

    ただ、痛みや苦しみ悲しみをすべて手放してしまったら、そのとき人間は生き続けられるのでしょうか……

    作者からの返信

     佐藤様、こんにちは。いつも拙作をお読みくださって、本当にありがとうございますー!

     個人的には、執着って、もしかしたら全ての生物が備えてる本能なのかなーと思うのです。食べないと生きていけないし、悲しみや恐怖が無いと危険を避けられないし……勿論、苦しいのも悲しいのもイヤーン! なのですけど(笑)

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    遠部右喬さま

    こんにちは。

    > 僧として、仏師として、忘我の境地を知りたい……

    求道者の切なる願いとして理解できる気持ちでありますが、一歩間違えば身の程をわきまえない高慢な野望。これをりんさんがどう聞くのか、ちょっと怖いですね。

    作者からの返信

     こちらもお読みくださり、ありがとうございます!

     知円、考えたら結構なことを言ってますよね。そりゃあ、りんも、「はあ」ってなっちゃいますよねえ(笑)

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    遠部右喬さま

    こんにちは。
    さびれた小寺を守るお坊様、霧雨の中から現れた旅人りんさん。あちらこちらに丸太が転がり、増が並ぶ寺の中。良い舞台ですね! さて、今回はどんなお話になるのか、楽しみです。

    作者からの返信

     続けてお読みくださり、ありがとうございますー!

     わーい! 「楽しみ」と仰っていただけて嬉しいですー。
     なんだか……シチュエーション的には完全にお化け屋敷ですよねえ、これ……(笑)

  • まえがきへの応援コメント

    遠部右喬さま

    こんにちは。
    蛭といえばヒルジン。蛭が吸血時に血が固まらないように注入する物質ですが、良くできているなあと思いました。でも時に猛烈なかゆみを引き起こすと知ってからは、おぞましく感じるようになりました (^^;)

    作者からの返信

     佐藤様、こんにちは。拙作をお読みくださって、本当にありがとうございます!!

     身近な吸血生物って、あの手この手で血液凝固を妨げてきますよねえ。ビジュアルと相まって、気持ち悪さマシマシに……(笑)

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    遠部さんのりんシリーズ、前世では全部読んでいたと思うのですが、読み直しに来ました。やはり面白い!どうしてこんなストーリーを思いつくのか、尊敬しかできない。
    お花のシリーズも好きなので、また読み直しに伺います。

    先程は、拙作の雪男に星三つをありがとうございました。
    あの話に出てくる薬師の真央は、薬屋のひとりごとのまおまおからとった名前です。

    今後とも宜しくお願いいたします。

    作者からの返信

     こんばんは。わあぁ、前世(笑)もお読みくださっていたのに、new七月様にもお読みいただけて嬉しいです。本当にありがとうございますー!

     わわわ、沢山の素敵なお言葉をありがとうございます……にやけてしまいます。嬉しさのあまり挙動不審になり猫にパンチされる、までが一連の流れです(笑)

     雪男のお話好きだったので、また拝読できて嬉しいですー。七月様の書かれるお話、ストーリーもキャラクターも大好きです!

  • まえがきへの応援コメント

    蛭で体の中の悪い血を吸ってもらう美容法(治療法)があるようですが、綺麗(健康)になるとしてもやりたくないです。

    作者からの返信

     こんにちは。拙作をお読みくださって、本当にありがとうございます……!

     蛭のあの何とも言えないビジュアル、生態……彼等に非は無いんですけど、全てが人類と相容れない感がありますよねえ(←自分でそんな題材を選んでおいて……)

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    一服蛭をりんさんに返した事で、忘我の境地を知ったのでしょうか。
    忘我に誘うかの如き玄奥な如来像と、りんさんが彫れたのですね。
    とてもためになるお話でした。

    作者からの返信

     こんにちは。ここまでお読みくださり、本当にありがとうございます……!

     これ、書いた後で思ったのですけど……知円の彫ったりん、出来が良すぎてどこかで怪異扱いとかされてないでしょうか……夜中勝手に動くとか、目が光るとか……だとしたら、ちゃんとホラーしてますよねえ(笑)

     改めまして、最後までおよみくださり、本当にありがとうございます!
     心からの感謝を、雨替流様に。

  • への応援コメント

    これは有難い蛭ですね…困った時は忘俗寺へ。

    作者からの返信

     こんにちは。お越しくださり、本当にありがとうございますー!!

     そうなのですー。こちらの蛭、付き合い方さえ過らなければ、悪いことばかりではないのです(見た目はちょっとアレですが)。
     ただ、知円は周囲の蛭に対する扱いに、何やら思う所があるようでして……。

  • への応援コメント

    像と向き合い山寺に一人きり…。
    りんさんの登場は、知円さんにとって貴重なるひと時となったのではないでしょうか。

    作者からの返信

     こんにちは。お越しくださり、本当にありがとうございますー!!

     そうなのです~、知円、りんの登場に結構本気でうきうきしてると思います……こんなに胡散臭い薬売りなのに……(笑)

  • への応援コメント

    りんさん、お久しぶりです!

    作者からの返信

     こんにちは。いつも拙作をお読みくださって、本当にありがとうございます……!

     りんより、ご挨拶を……
     「雨替流様に再びお目にかかれて、大変嬉しゅうございます。此度の旅は安心安全回でございますよ」

  • への応援コメント

    わぁ……! 素敵な終わり方ですねぇ( *´艸`)♡

    最後にちゃんとりんさんを彫って逝かれたんですね。

    美しく、後味のいい切なさが素晴らしい作品でした!!

    次回作も期待しております!!

    作者からの返信

     ここまでお読みくださって、ありがとうございますー!

     殺伐としがちなりんの旅ですが、偶には平和な回をと……平和でしたよね⁉(←俄に不安に)

     改めまして……ここまでりんの旅にお付き合い下さり、本当にありがとうございます。
     心からの感謝を、6月流雨空様に……

  • への応援コメント

    天女ってもしかして、そのお母さんの像だったのかな(。´・ω・)?

    深読みし過ぎかしらww

    作者からの返信

     続けてお読みくださり、ありがとうございますー!

     なんて素敵な想像を……いただきですよ!(←パクリ宣言) 彫りかけの天女像は、知円が女性を偲んで彫ったことに決まりました。ありがとうございますー!!(笑)

  • への応援コメント

    ようやくりんさんに会えました( ;∀;)!!←感涙

    古びた寺に中に天女の木彫りって気になりますね(。´・ω・)?

    そういえば「死人旅団」を二度も読んでくださり誠にありがとうございます!!

    嬉しすぎて叫びそうです( ゚Д゚)うおおおおおおおお!!!

    作者からの返信

     こんばんはー! いつも、本当にありがとうございます……とても嬉しい……!!

     再び6月流雨空様にお会いできて、私もりんも、大喜びしていますよ~!

     ……「死人旅団」、実は二度どころじゃなく読みこんだ場面も多々ありまして……我ながら「もはやストーカーじゃん!」って(笑)

  • まえがきへの応援コメント

    これは……! 新シリーズですね( *´艸`)!!

    作者からの返信

     わわわ、こちらも……嬉しい……本当にありがとうございますー!

     今回は「安心安全回」となっておりますー(笑)
     6月流雨空様に、少しでもお楽しみいただけたらとても嬉しいです!

  • への応援コメント

    前回もそうでしたが、登場人物が人の道をわきまえていると安心安全ですね。
    たぶんこのお坊さんは、もう忘我の境地に入っていたんだろうなあ。

    自分も早くこの域に達して、「最近抜け毛が多い」とか「スーパーで受け取った釣銭が10円少なかった気がする」とか、そういうくだらないことで悩み苦しまないようになりたいです……。

    作者からの返信

     おはようございます。いつも拙作をお読みくださって、本当にありがとうございます……!!

     たまには安心安全回をもうけて、殺伐としがちなりんの旅を和らげようと……(笑)
     私も忘我の境地に達したいものです。もう、友人とカフェに入って「え……私のコーヒーの方がちょっと少なくない……?」とかで悶々と考えて惨めになるのは嫌なのです……


  • 編集済

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    妙体深いお話でした。

    一服蛭、麻薬かそれとも仏の慈悲か。
    女が、子を失くした悲しみを忘れ得なかったとしても、人の一生はそれこそ一服、三千世界の永きを思えば、一夜の事でしょう。
    それを吸い取る事は、女の幸せであったのか、どうなのか……。
    でも、人の世に苦しみは尽きず、衆生が一服救われたのであれば、それもまた、救いであるのか?

    そうして、その蛭をりんさんに手渡した僧は、解脱どころか、超越したのですねww

    面白かったです。

    作者からの返信

     ここまでお読みくださり、ありがとうございます!

     一服蛭の存在に意味を与えるのは、あくまでも人間の都合……不可思議な存在と人との邂逅を表わせたら……と思いつつ書き始めたら、こんなことになりました。知円、やったりましたよー(笑)

     改めまして、最後までお読みくださり、本当にありがとうございます! 心からの感謝を、デリカテッセン38様に……

  • への応援コメント

    解毒のために蛭に血を吸わせる、という事もあるのだそうですけどねえ???

    作者からの返信

     蛭に吸われる嫌さと、解毒後の身体の楽さを秤にかけて……ええぇ~……ちょっと悩みますね、コレ……

  • への応援コメント

    老僧の苦笑い。
    中庸は仏の教え、執着は仏の戒めるところですからねえ!

    さて、老僧の自分語り、どこへ向かって行くのでしょうか?

    作者からの返信

     知円、めちゃくちゃ語りますよねえ(笑) 目指せ、解脱です!

  • への応援コメント

    樟脳は、クスノキから作るものだったのですね?
    知りませんでした!

    作者からの返信

     そうなのですよ~。今は科学的に合成できるようですが、昔はクスノキから作っていたのです。けど、誰が最初に効能に気付いたんでしょう……不思議ですよねえ?? 

  • まえがきへの応援コメント

    蛭は、実物を見た事もあるのですけど、イメージ先行で「もうダメ!」って感じに苦手です。

    作者からの返信

     こんにちは。拙作をお読みくださって、本当にありがとうございます!!

     なんかもう「絶対に人類とは相いれないぞ!」感が凄いですよねえ、あの形状と生態……

  • への応援コメント

    コメント失礼します。
    りんさんのお話、更新されているのにやっと気付きました……!
    また見れるの嬉しいです!

    この老僧さんは一服蛭を使おうかと悩んでいたけれど、使わなかった。ちゃんとあるべき主の下へ返した。老僧さんの迷いや考えなどを見ていて、彼が悟りの境地へたどり着けたのかなとも感じました。自分の考えとなりますが(汗)
    返してくれることにりんさんはは驚いたでしょう。またりんさんのなかで、この老僧さんは彼の記憶の中で印象深く残ったのかなとも感じました。

    作者からの返信

     おはようございます。拙作をお読みくださり、本当にありがとうございます!!

     アワイン様の思われた通り、知円はきっと望む境地に辿り着けたのだと思います……煩悩まみれの私には絶対に辿り着けない境地に……(笑)
     りんは知円に対して「大変興味深いお方でしたね」と感じていることと思います。たまに思い出したりするのでしょうか

     改めまして……こちらをお読みくださり、本当にありがとうございますー!!

  • への応援コメント

    執着を捨てる事に執着してしまうから、
    悟りには至れないという話は聞いたことがありますが、
    蛭に吸わせるとは面白い。
    しかも、その蛭を捨てることによって
    自身の望む道へと進めるとは……深い。

    面白かったです。

    作者からの返信

     こんばんは。拙作をお読みくださって、本当にありがとうございます!!

     わあ、面白かった、深い、と仰っていただけて、とても嬉しいです……ありがとうございますー!!

     Ash様に少しでも楽しんで頂けていたら幸いです。

  • への応援コメント

    一服蛭を捨てたからこそ、老僧は「境地」にいたることができたのでしょう……。
    素晴らしい作品でした。(そして、煩悩まみれのわたしは、一服蛭が欲しいなんて思っちゃうのでした)

    作者からの返信

     ここまでお読みくださり、本当にありがとうございます!

     知円なりに、何かを得られるような結末に出来て良かったです~……いつもちょっとアレな終わり方が多いものですから、我ながらほっとしました(笑)
     心の美しい相ヶ瀬様が煩悩まみれなんて、とんでもない! 私なんて、一服蛭如きに吸い尽くせないレベルの煩悩を抱えてますから!(笑)

     改めまして……最後まで読みくださり、本当にありがとうございます。心からの感謝を、相ヶ瀬様に……!

  • への応援コメント

    良い「蛭」なのでしょうか? いやいやでも……

    作者からの返信

     ふふふ、どうでしょう……でも、見た目は「蛭」なんですよねえ……ちょっと考えちゃいますよねえ(笑)

  • への応援コメント

    香しいお食事からの「真なる御仏を彫りたい」
    老僧の中に、見てはならぬ「淵」を覗き込んでしまいそうな、どこか危うさを感じます。

    作者からの返信

     追求したい想いとは、必死である程に危うさを秘めている……正道をいくということは、本当に難しそうです……

  • まえがきへの応援コメント

    わあ新作待ってました!(そしてなぜか来ない通知……?)
    蛭……ぞわっとした気持ちが。存在自体が恐ろしいです。

    作者からの返信

     こんばんは。いつも拙作をお読みくださって、本当にありがとうございますー!!

     今回は絶妙にキモチワルイ生き物の登場ですー(笑) そして、そうなんですよ、私もたまに皆様の新作や更新の通知が来てなくて……。
     もう最近は、自分の大好きな方々の所に巡回する様にしていて、すっかりカクヨム内ストーカーと化してます(←当然のように相ヶ瀬様もその対象に……笑)

    編集済
  • への応援コメント

    スゲ〜👀!
    スゴ過ぎるぜ!!

    優れたものを指す言葉がそれであるなら、
    このお話は間違いなく、傑作です。

    これはシリーズものなのでしょうか?
    そちらも読ませていただきます。
    ステキなお話をありがとうございました😊

    作者からの返信

     ここまでお読みくださり、本当にありがとうございます!

     ええええ! 『トム・ニコ』シリーズや『K・Nightシリーズ』を書かれている宮本様にそんな風に仰っていただけるなんて……あ、これ、もしかして夢ですか? でも、夢でもいい……!
     そして、そうなのです、実はこれ『旅の薬売り』シリーズの一部でして……と、宣伝を(笑)

     改めまして、最後までお読みくださり、本当にありがとうございます! 心からの感謝を、宮本様に……

  • への応援コメント

    なんて、良くできたお話👀!
    スゴいの一言です。

    作者からの返信

     ……! …………! ………………!!(←もう、嬉し過ぎて言葉が……!)

  • への応援コメント

    遠部右喬様

    わたしなどを褒めていただき、
    大変勿体ない💦
    でも、スゴくうれしいです😊

    それにしても、
    この知円という、お坊様。
    非常に魅力ある方ですね。
    各話のタイトルもすばらしい✨
    スゴい、センスです。
    読み進ませていただきます。

    作者からの返信

     わああ、またもやありがたいお言葉を……嬉しい……ありがとうございますー!
     知円をお褒め頂き、嬉しいです~! トム君やニコちゃんなど、素敵なキャラクターが目白押しの作品を書かれてらっしゃる宮本様にそう言って頂けるなんて……知円、多分ガッツポーズしてますよ!!(笑)

  • への応援コメント

    スゴい👀!
    スゴ過ぎるぜ!!

    語り口が好き過ぎます♪
    全盛期の黒澤作品。
    それを読んでる感じです💦

    こんなステキな文章書いてみたいです✏️
    ま、わたしには無理だな🙄

    作者からの返信

     あばばばばば、なんてありがたすぎるお言葉を……ありがとうございますー!

     私の方こそ、説得力があるのに軽やかさもある宮本様の文体が羨ましくて仕方ないです。あんなに引き込まれるお話、文体……私じゃ逆立ちしたって書けない……!

  • まえがきへの応援コメント

    タイトルがすでにヤバいです👀!

    作者からの返信

     こんばんは。拙作をお読みくださり、本当にありがとうございますー!!

     ですよねえ……なんでこんなに人類と相容れない感が凄いんでしょうね、蛭……(←自分で書いておいて……笑)

  • への応援コメント

    一服蛭くん、執着を吸ってくれるなんて…お坊さんからしたら喉から手が出るほど欲しいものでしょうね笑 欲を捨てるのは大変でしょうから🙏

    作者からの返信

     こんばんは。ここまでお読みくださり、本当にありがとうございます!

     こんなのが居たら、私なら誘惑に勝てない自信が……うーん、でも、蛭なんですよね……身体にくっ付けるのを躊躇っちゃうビジュアル……(笑)

     改めまして、最後までお読みくださって、本当にありがとうございますー!!

  • への応援コメント

    コメント失礼します。

    仏教説話がすこぶる好きなもので
    拝読させていただきました。

    〝執着〟良いですね。
    堪能しました。

    そもそも元からある悪いものを消せば良くなる発想がね。罠ですよね。

    興味深い物語です。楽しく読めました。
    ありがとうございました。

    作者からの返信

     おはようございます。ここまでお読みくださって、ありがとうございます!!

     わあ、興味深い、楽しく読めた、と仰っていただけて光栄です。「執着」による「人間臭さ」なんかが表現できていたなら嬉しいです。

     そもそも元からある悪いものを消せば良くなる発想がね。罠ですよね。←ホント、そう思います! ……と言いながら、私のような俗物はホイホイとその罠にかかっちゃいそう……危ない危ない(笑)

     改めまして……最後までお読みくださり、本当にありがとうございます!

  • への応援コメント

    うおお
    おいしそう!!

    作者からの返信

     こんばんは。拙作をお読みくださって、とても嬉しいです……いつも、本っ当にありがとうございますー!!

     わあーい! そう仰っていただけて嬉しいです~! 個人的にこういうお寺さんご飯、好きなのです、ふふっ。

  • への応援コメント

     とても静かに、しかし水面下にはしっかりとした何かが潜んでいるように物語が進んでいく。すっと心に入ってくるお話に魅了されました。

    作者からの返信

     こんにちは。拙作をお読みくださって、本当にありがとうございます! とても嬉しいです!!

     わわ、なんて素敵で嬉しいお言葉を……ありがとうございますー!! 墨猫様が少しでも楽しんで下さっていたら、とても嬉しいです。

     改めまして……墨猫様、最後までこの話にお付き合い下さって本当にありがとうございます!

  • への応援コメント

    こんばんは。
    いつもながら、深いお話ですね。
    りんさんが旅をしているのは、何故だろうか。
    老僧というのは、まるで我々であるような気がして、他人ごとではないような気持ちになりました。
    蛭はとても気味の悪い生き物ですね。
    そもそも人間界に必要なのでしょうか。
    面白かったです。ありがとうございました。

    作者からの返信

     こんばんは。いつも拙作をお読みくださり、本当にありがとうございます……とても嬉しいですー!!

     わ、素敵なお言葉をありがとうございます! 嬉しくて、転げまわってしまいます(そして挙動不審となって猫に叩かれるまでが、ワンセットです)。
     取り敢えず一服蛭は、りんが持ち帰ってくれてよかったです……形状、性質、全てがNGですよねえ……蛭には申し訳ないですけど……

  • まえがきへの応援コメント

    蛭といえば、「肩の凝っている部分を蛭に吸わせると肩こりが治る」という話を聞いたのが記憶に残っています。たぶんガセネタだと思っています笑

    作者からの返信

     こんばんは。いつも拙作をお読みくださって、ほんとうにありがとうございます! とても嬉しいです……!!

     えぇぇ、それは、ガセであって欲しい……! 肩こりも嫌ですが、蛭に吸わせるのも嫌だし……どっちがマシでしょうか……(笑)

  • への応援コメント

    彫り師であれ、人の感覚を極めた先に見るモノとは、深くそして不思議なものですよねぇ😊

    作者からの返信

     ここまでお読みくださり、本当にありがとうございます!!

     もう雑念塗れの身としては、惑いの向こうを知りたいのです……と、言いながら、今日も今日とて雑念だらけであります(笑)

  • への応援コメント

    日本の仏道とは、日常に溢れているモノのような気もしたり、しなかったり(o・ω・o)

    作者からの返信

     こんにちは。お忙しいだろう中、いつも拙作をお読み下さって本当にありがとうございます……とても嬉しいですー!!

     そうですよね、きっと日々のあらゆるところに溢れていたり、いなかったり、ラジバンダリ……

  • への応援コメント

    りん、やっぱり彫られるとこだったのかも。
    そして…海鼠を持ち帰らされるわ蛭を持ち
    帰らされるわ…。(りん、👍)
    『主人』の姿が更に朧気に段々と見えて
    きた、という今回。
    次の話もまた楽しみです!!

    作者からの返信

     ここまでお読みくださり、本当にありがとうございます!

     危ないところでした……もう一泊していたら、なまk……蛭ともども、知円に彫られていたかもしれません……。そして珍獣ハンターりんの旅は続きます……え、まだ続けるつもりなのか⁉ と……(笑)

     改めまして、此処までお読みくださり、ありがとうございます!!


  • 編集済

    への応援コメント

    この蛭は、結局は女の人の苦しみを取り
    去ってくれた蛭なんですよね。では、この
    蛭は…もう蛭とは呼ばれないモノになって
    いるのではないか、と。

    作者からの返信

     腹いっぱいに吸いまくって、もう、むっちむちの、ぶっくぶくですよー!

  • への応援コメント

    この知円…本尊を……まさか、楠で彫るとか
    …やめろおおおおお byりん

    作者からの返信

     ビクウウゥゥーーーン!
     なななな何を仰いますか、りんさん! by知円

  • への応援コメント

    益々、研ぎ澄まされて行く✨筆…!凄い!!

    作者からの返信

     なんて勿体ないお言葉を……ありがとうございます! 華やかな美文で名高い小野塚様にそんな風に仰っていただけるなんて、今夜が私の命日だとしても、本望です!

  • まえがきへの応援コメント

    相変わらず凄い人気!拝読して参りますね!

    作者からの返信

     こんばんは。拙作をお読みくださって、とても嬉しい……本当に、いつもありがとうございますー!!

     今回も恐怖少な目の、ちょっと箸休め回となっております(←ホラーとしてそれはどうなのか……)

  • への応援コメント

    悟りは開くために腕を斬り落とした人もいると考えると、蛭の効果で忘我に至れるなら安いものなのかもしれません。
    龍の鱗が巻き起こす怪異譚。今回も不可思議な雰囲気が充満していて楽しかったです。

    作者からの返信

     わあ、お褒めのお言葉、凄く嬉しいです! ありがとうございますー!!

     ……って、痛ああああぁー! 腕を斬るくらいなら、私なら確実に一服蛭に吸ってもらう道を選びます! 道を究めるって、そんなにも大変なのですね……。

     改めて、ここまでお読みくださって、本当にありがとうございます!!

  • への応援コメント

    悟りの境地とそれを布教すること。その矛盾をどう解消するかという葛藤こそが仏教なのだと聞いたことがあります。

    作者からの返信

     おはようございます。いつも拙作をお読みくださって、本当にありがとうございます……とても嬉しいですー!!

     常に矛盾を抱えての布教活動なんて、きっと、他の宗教観の方からすると理解しがたかったりするのでしょうね……仏教の神髄、難しいです!

  • への応援コメント

    仏教と彫刻が描くなんとも古風な世界観で、僧と怪異、執着と解放が交錯するなんとも不思議な怪異譚でした
    いやはや面白かったです
    失礼ながら申し上げます
    感服致しました

    作者からの返信

     こんにちは。拙作をお読みくださって、本当にありがとうございます……とても嬉しいです!!

     わあ、なんてありがたいお言葉……めちゃくちゃ嬉しいです……!
     人と、人と違う理の内にある生き物が、僅かに時を重ね合わせた不可思議。そんな話を表現出来るようになりたいと思っています(←思うだけかい! 精進せいや!!)

  • への応援コメント

     すごく考えさせられる内容でしたね

     知円さんは、「一服蛭で執着を捨てるべきか」という「選択肢」が常にあった。
     それが迷いになって、忘我の境地には至れなくなっていたのですね。

     執着を捨てさせてくれる存在こそが、逆に「解放」への執着を生み出していた。

     そんな皮肉とも言えるヴィジョンが提示されていて、今回もとても深みがあって良かったです。

    作者からの返信

     こんにちは。いつも拙作をお読みくださって、本当にありがとうございます……めちゃめちゃ嬉しいです~!!

     実はこちら、「あんまり宗教色が強いと、読んでくださった方が面白くないだろうなあ」と思いつつ、このシリーズの世界観的に「一服蛭の特性を活かす職業なら、お坊さんっしょ!」と……。重すぎない説得力を目指したのですが、説教臭さはうまく隠せてましたでしょうか⁉(笑)