エリートTS騎士団長、全力で勇者たちのサポートをする

少女、騎士を目指す

このは主に人物紹介です














最近は寒くなったり暖かくなったりでたまらないこういうのを三寒四温と言うのだろうか?まぁ、そんなことは今はどうだっていい


なぜかって?そりゃ眼の前にお布団があるからさ

誰もお布団の誘惑には抗えないのだよ


そうだ!いいことを思いついた

今日は寒いから熱湯を入れた湯たんぽを布団の中にたくさん詰め込もう!俺ってば天才なのでは?

いい感じだ、まるでサウナに入っているようだ

こうしているとなんだか眠く…もういいや今日はもう寝よう



こうして男は熱中症で今世を終えた



困った…目が覚めたのはいいがなんか閉じ込められている

狭いし真っ暗だし最悪だよ


誰か俺をここから出しくれ〜!


一応叫んではみたがやはり無駄のようだ、こうなれば仕方がない全力で暴れてやる


しばらくジタバタしていたら急に光が差し込んで来た


「ローゼ!産まれたぞ!元気な女の子だ!」


なんかガタイの良いイケメンが叫んでる

生まれた?女の子?まさか俺のことじゃないだろうな


「良かった、陣痛が酷くて不安だったけれどしっかりと産むことができたのね」


美人な人が安心したように息を吐いている

陣痛が酷いって俺じゃねえか!tsってやつか?これは?





この世で神に命を授かってからもう一年が経過した

流石に一年も経つとある程度自分が今置かれている状況が分かってきた


この一年で得た情報をまとめると


この世界はいわゆる王道RPGのような世界だ魔法も存在していてさらには魔王までいるらしい


エルヘム王国

大国の一つ 人族では有数の大きさを誇る

俺がいる国



バージアス家

王家の血も流れている貴族の中の貴族

この国で知らないものはいない


お父様 レガシム・バージアス

この国の最高戦力【王国十二騎士団長】の一人でありバージアス家の現当主である

俺を溺愛している


お母様 ロゼリー・バージアス

この国の王妃とは学生時代からの親友である

俺を溺愛している


そして最後にこの俺 クリスティーナ・バージアス

お母様に似た顔立ちをしている



きっと将来は美人になるに違いないね

俺、もしかして勝ち組?やったぜ!そう思いながら気楽に過ごしているとあっと言う間に四年の月日が過ぎ俺は五歳になっていた


人生楽勝かと思ったけどすげぇつらい、何だよ一日の勉強時間が12時間って五歳にやらす量じゃねえだろ


「お嬢様お疲れ様でした!後はもう自由時間ですよ!」


俺が疲れてうなだれていると侍女のアンナがそう声をかけてきた


「相変わらず無視ですか反抗期ってやつですか?随分と早い反抗期ですね〜」


「うるさい、黙って」


まじで黙ってほしい疲れた頭に響くんだよ

お前は無駄に声高いから


「む〜!あっそういえばお嬢様?」


結局黙らないんですね…まぁいつものことだから慣れたけど


「旦那様がそろそろお嬢様の婚約者を決める!なんて言っておられましたよ」


なんだって!?

そうか忘れていた!俺は公爵令嬢だったなよくよく考えてみれば婚約者ができるのは当たり前だった…

絶っ対に嫌なんだが、何が悲しくて野郎と子供を作らなきゃいけないんだよ


「アンナ!一つ聞きたいことがある!」


「いやん♡お嬢様ったら積極的!」


「どうしてアンナは婚約をしていないんだ?」


仮にも公爵令嬢である俺の侍女をしているのだアンナも相当の身分のはず、なのにアンナは婚約をしていない

アンナが何をしているのかは分からないがその方法を使えば俺も婚約をしなくて済むのでは?


「それは私が騎士だからですよ!」


「騎士だから?」


「えぇ!騎士とは国に身を捧げた存在ですので婚約などは基本的には禁止されているんです」


よし!俺も騎士になろう!










次話から本編になります

誤字などがありましたら報告してくださると嬉しいです

















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