第18話 ユミアとの時間
あれから勇者パーティは鬼ハードモード稽古を続行している。
まあまだまだ基礎訓練だけどね、毎日限界を超えてぶっ倒れている。
そして僕とアムそしてユミアの3人での魔の森、実践稽古と探索の許可がアイちゃんとタムおじいから出た。
アムは勿論ユミアも魔術やツウジン(神樹の力)を使い魔の森での上位の魔物を倒せる程に至っていた。
アム:『ウルク、今日はあの洞窟の湖行こう!』
ウルク:「そうだね!メチャクチャ綺麗からね」
ユミア:「そんな綺麗な所が、この魔の森にあるの?」
ウルク:「ふっふ~ん、こんな危ない森でもあるんだよね~」
アム:『勿論やで、けど魔物は出てくるけどな』
ユミア:「大丈夫?・・けどウルクもアムちゃんもいるからね」
ウルク:「そうだよ!大丈夫!行こう!」
ユミア:「うん!!」
僕達は魔の森、旧魔竜王支配区域の中腹にある大きな洞窟に着いた。
勿論、いろんな魔物が襲ってくるが今の僕達の敵ではなかった。
アム:『この洞窟やで』
ユミア:「なんか不穏な雰囲気がするけど」
ウルク:「うん、ゴブリンやリザードマンやリッチは居るけど大丈夫」
ユミア:「・・・・・うん?」
アム:『さぁ行くで~』
この洞窟はアムと一緒に何度か来ている、その度に各魔物が出ては来るが、やはり倒せる。
そりゃ~極鬼ハードモードを越えて来たんだ!当たり前だぜ―――!!
不思議なのは前回壊滅させた魔物が又、この洞窟に居ることだ。
他から住み着くのか、この洞窟が特別なのかは、分からなかったがタムおじいとアイちゃんが調べてくれた結果、此処はダンジョン化していることが分かった。
ダンジョンと聞いて僕は少し興奮した。
この世界では珍しくはないらしいけど、前世ではファンタジー世界でしか無かったからだ。
魔物を倒しながら僕達は洞窟型ダンジョンを進む。
そして最奥に到着し、眼下にある大きな湖を眺めていた。
ユミア:「うぁ~、きっ 綺麗~~」
ウルク:「そうだろ!ふっふ~ん」
アム:『なかなかやろ』
ユミア:「でも何故洞窟内なのに此処は光があるのかしら」
ウルク・アム:「『それはね~』」
ドパ~ン!!!
目の前にナマズに手足があり三又の槍を持つ巨大な魔物が頭に着いた触手から光を出しながら現れた。
ユミア:「きゃー!何?魔物!?」
ウルク:「そう!此処のボス見たい!」
アム:『じゃ、まずユミアが戦ってみる?』
ユミア:「・・うん!私が倒すよ」
そう言うとユミアはナマズの魔物に向けて走り出す。
ナマズ魔物はユミアに三又の槍で物理攻撃を行うかと思わせ槍の先端から高速で圧縮した水レーザーで攻撃を仕掛けてきた。
ユミアはそれを体捌で回避しそのまま浮遊し風魔術で推進力を得て空中を飛びナマズ魔物に接近しツウジン(神樹の力)で創造した大剣を浮遊しナマズ魔物の腕を切り裂く。
これは魔術師でも困難な2つ以上の魔術の発動とユミアの特別な力を同時に使った神業の領域だった。
ギャ――オ――!!!
ユミアに腕を切られ叫ぶナマズ魔物だがすぐに腕が再生した。
ユミア:「再生か・・でも私の力は、こんなものじゃないわよ!」
更に高速で飛翔するユミアは更に2本の大剣を創造し合計3本の大剣を自身の周りに浮遊させ大剣にツウジン(神樹の力)を込める。
3本の大剣は光だしナマズ魔物の水レーザーを切り裂きそのままナマズ魔物を3本同時に頭から地まで切り裂いた。
ナマズ魔物は再生することが出来ず傷口が光ながら塵と化して消えていった。
ウルク:「スゲー!」
アム:『こりゃ!すごいわ!』
僕もアムも今のユミアの力に凄く驚いた。
まさか、ここまで凄いなんて思わなかった。
ユミア:「ハァ・・ハァ・・やったよウルク、アムちゃん」
ウルク・アム:「『すげ~~!!!やったーユミア!!』」
ユミア:「魔物倒したけど光は消えないのね」
ウルク:「そう、もうちょっとしたら良いものみれるから」
アム:『ふっふっビックリするぜ』
しばらくして洞窟内の湖が七色に光だし、とても幻想的な景色が目の前で繰り広げられ始めた。
ユミア:「うぁ~すごい綺麗!」
ウルク:「だろ~」
アム:『そやろ、そやろ』
今日の僕らの冒険はここまでで家に帰り今日の楽しい話を皆でしたが勇者パーティは食事後、早々に寝てしまい僕達と話は出来なかった、まぁ~そりゃそうか。
翌日からも僕とアムが見つけた絶景の場所をユミアに案内しながら実践稽古と探索をした。
小高い山に聳え立つ巨大な大木の頂上から見る魔の森の絶景や、1キロほどになる断崖からの滝や、青や紫、黄色なカラフルな花が咲く秘密の平原やおいしい桃やイチゴの様な果物が成る秘密の森など数々の楽しく綺麗でおいしい場所を楽しく冒険した。
ユミア:「私、こんな楽しいこと初めて」
ウルク:「僕も楽しい!この魔の森にも良い所が、まだまだあるからね」
アム:『そやな、今日はどこ行こかウルク』
ウルク:「そうだな~空が一番綺麗なあの場所かな」
アム:『え~な、行こか!』
ウルク:「じゃ、ユミア行くよ」
ユミア:「うん!行こう・・ふっふっ」
僕達は今この楽しさを永遠のように思えていた。
しかし現実はジリジリと迫りつつあった。
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