第7話 魔の森での修業
ギャギャ!!グオーン・・、バゴーン!! ドンドン!
何だこの森、巨木の根元に居た時は周りが見えないから分からなかったけど、めっちゃやばい雰囲気がする。
今日はタムおじいに連れられ魔の森に実践稽古に来ていた。
「ウルク顔色が白いぞ、緊張せんでも大丈夫じゃ」
「この辺りは余り強い魔物はおらん、この森は4体の超強力な魔物が支配しておるがワシら二人が1体を倒したから、ここら辺はワシらの支配地みたいになっておる」
「結構強い魔物もワシら二人が交互に自主練用に倒しておるしのおう」
何だ!このオジイは、いやアイちゃんもか、最強すぎるだろうがーー
「んっ!ねえタムおじいあそこにリス見たいな動物がいるけど、あれも魔物なの?」
「おう、そうじゃあれは動物に見えてトレントの実、じゃな」
「あの小動物で獲物をおびき寄せて襲う魔木トレントの疑似餌じゃ」
「うーん、そうじゃな、今のウルクなら倒せるかの」
「えっ結構、気色悪いだけど大丈夫かな」
「じゃ、行ってこい」
タムおじいが僕の背中を押してトレントの攻撃範囲に押し出した。
なんの躊躇もなく・・おい!!!
トレントは無数の蔓や枝を振り回し攻撃してきた。
僕は蔓や枝の攻撃をサイドステップ・バックステップや上半身の左右への振るヘッドスリップなどで回避出来ていた。
(なんだか、えらく遅くかんじるな~)
「タムおじい!なんか余裕で避けれるよ」
「まー当たり前じゃな、そろそろ攻撃もしてみなさい」
「うん」
トレントの攻撃を避けながら幹まで近づき呼吸を吐きながらアウラ(気)を拳から発射するイメージで右ストレートをトレントに打ち込んだ。
ズッドーーーーン
えっ??
トレントが粉々になり吹っ飛んでいた。
「うむ、まーまーの突きじゃな」
「だがウルクならもっと威力が出るはずじゃ」
おいおい、すげー威力だよ!これ!
タムおじいはこの突きでもまだまだらしい、僕の評価が高すぎるよ。
「初めて魔物と戦ったけど、余り強くなかったよ」
「弱い魔物だったの?」
「そうじゃな、この辺なら中位くらいじゃな」
「えっ最弱じゃないの」
「ふぉふぉふぉ、まーわしら二人の稽古を12年もしたんじゃ、当たり前じゃな」
「今まで12年も絶えた者はおらんからな」
おいおい!さらっと爆弾発言ですか。
そりゃ死ぬ寸前まで稽古するなど狂気の沙汰ですわな。
げど、なんかワクワクして今の自分を試したくなってきた。
「タムおじい、もう一度魔物と戦ってみたい!」
「おう、やる気が出てきたな」
「よしもう少し奥に行ってみようかの」
その後、狼に角が生えて火を吐くライカ、熊の様な毛が真っ黒で二足歩行のバグベア、猪に羽が生えて風の魔法を当ててくるヘンウなどと戦い僕的には楽に勝てた気がする。
「タムおじい、魔物ってこんなものなの?」
「おっ言うのう、今は比較的弱い魔物じゃからな、まだ中位でも上のクラスじゃとウルクでも苦戦するかもじゃ」
そんな話をしていたら ドゴーン!ドンドン!!
僕とタムおじいは突然飛んできた炎弾を回避しながら攻撃をしてきな魔物を視認する。
「ぬう!このマナ(魔力)の大きさと気配は!!」
そこに現れたのは4体の4メートルは在ろうか大きな巨体の鬼の顔と全身毛で覆われ背中に翼が生えた二足歩行の魔物が4体現れた。
「タムおじいこの魔物って結構強くない」
僕は気配と魔法の威力からこの魔物の強さが分かるような気がした。
「そうじゃ、この魔物は以前アイちゃんとわしで倒したこの辺りの支配魔物の手下と言ったところじゃな」
「丁度いい、ウルクこの魔物2体を倒してみなさい」
「えっ!この魔物って上位じゃないの?」
「上位でも中か下じゃからな、まっ何事も挑戦じゃ」
でた!!僕なら出来るだろ思考、オイオイ今日は初日で軽くじゃないの??
ヒュッ ・ ドコ・バコーン! タムおじいは僕が思考で愚痴っている間に2体の鬼の魔物を吹っ飛ばしていた。
僕も2体の鬼の魔物に対して走りだしていた。
鬼も魔物も炎弾を飛ばして僕を攻撃してくるが、攻撃をサイドステップで避けながら接近しパンチが当たったと思った瞬間、バシッ!! 僕の攻撃を手で防いでいた。
「くそ!今まで見たいにはいかないか!!」
グオーン!! 2体の鬼の魔物は咆哮を上げながら襲い掛かって来た。
鬼の魔物は手や足に炎を纏い打撃の威力を上げ、身体には赤く光る鎧の様な魔法を纏っていた。
僕の攻撃、突きや蹴りは当てることは出来るが、ほとんど鎧の魔法に阻まれダメージがなかった。
(やばいな、攻撃は回避、出来てるけど僕の攻撃がダメージを与えられないな)
「よし!!アウラ(気)を集中させて・・・はっ」 バン!!
気が付いた時には崖端まで飛ばされていた。
しまった、攻撃に集中するあまり回避が遅れた。
頭がクラクラする、身体が痛い。
追い打ちで鬼の魔物は炎弾が飛んでくる、僕は寝ころびながら回避をするが爆風でさらに飛ばされてしまった。
「あっ!しまった」
崖端を越えてしまっていた、下を視認した時に僕はゾッとした。
そこは底が見えない程の大きな陥没穴だった。
「うぁあああああああああ」
マジですか!!!これは死ぬかもーーーーー
わああああああ
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