第8話 幼馴染 女子3人の秘密

ファミレスの帰り道、土手沿いを歩きながら

「はぁ~あ、3年間これが続くのかよ」

「嬉しいだろ~スズ様と3年も一緒に帰れて」


「スズに彼氏が出来る訳ないから、

 オレに彼女が出来れば解放される!ツムちゃん~」

パコーン!

「あほ!地獄に落ちろ」


その時、遠くから

「スズ~!あおい~!」


驚く2人

「紬!」「ツムちゃん!?」


走って近寄って来る紬。その後を追ってくる集団がいるで~

どどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどど


「やっぱり~スズと葵だと思った~久しぶりだね。あおい♡」

「うん、久しぶりツムちゃん・・・」

【嬉しいけど、突然で何を話していいか分からない】


っとその時、紬のファンクラブに囲まれ

「紬さん!この者は何者ですか?

 ストーカーなら、拙者どもが成敗します!」

【なんだコイツら?晴輝が言ってた歴史研究会か?】


「違うの!違うの!中学の時の友達だから」

【友達・・・か】


「さようでございますか。しかしながら、

 ご友人とは言え油断は出来ませぬ!ご用心くだされ」

「ご自宅までは私共が警護つかまつりますので、ご安心ください。

 さあ、紬さん参りましょう」

「では、ご友人殿。紬さんは拙者どもが送り届ける故、

 ご安心くだされ」


強制的に葵から離される紬であった。


紬「え?」「えー」

  「あおい!またね!」


葵【なんだーあれ?

  あれじゃ、ツムちゃんに近寄れないじゃん!】

涼音【イケメン&マッチョ♡いいな紬】


さあ、ツムちゃんと復縁するには大きな障害やで~

どーする葵!


======


そして、練習試合が2週間後に迫った日曜日

紬と涼音、高田茜の幼馴染が紬の部屋で女子会なのだ


茜「ねえ、二人ともまだキャラ変したままなの?」


紬「茜は別のクラスだから気付いてねーかもしれないけど、

  わたしは4月から元に戻したよ

  葵とは別れたし、高校は昔の私を知らない人の方が多いし、

  あんな、おとめ系女子なんてやってらんねーよ、疲れるし」


涼音「わたしはまだ続けているかな~

   今は葵が近くにいるから、なんか戻しにくいし」


茜「でもさ~紬は体操で地元のテレビに出まくってる有名人だけど

  大丈夫?」


紬「あ!」

 【だから、みんな驚いてたんだ・・・】ピクピク


あれ?紬ちゃんと涼音ちゃん。キャラ、逆じゃね?


======

3人が小学校3年の時まで時間を戻そう!

同じく紬の部屋で女子会やってるで~3人はクラスメイトなのだ


茜「ねえ、今度転校してきた葵って男の子って、

  よくない!イケメンでスポーツ万能だよ!」

紬「そうだよな!わたしもいいと思った!スペック高いよな!」

涼音「そうね~わたしもタイプかもしれな~い」


紬「ねえ、茜!あんたあの子と席が隣なんだから、

  タイプの女子を聞いてきてよ。お願い!」

茜「えーなんでわたしなの?自分で聞けばいいじゃない」

紬・涼音「お願い!」

茜【涼音。あんたもか】


茜「しょうがないな~じゃあ、スズ

  今度“きゅんきゅん乙女”の第五巻を貸してくれる?」

涼音「いいよ。紬も読む?」

紬「いらねーよ。戦隊系ならいいけど」


翌日なのだ

「ねえ、葵君。友達から葵君のタイプの女子を聞いてって

 頼まれたんだけど、聞いてもいいかな~

 わたしって答えてくれてもいいよ♡」

「難しかったら、好きなアニメやマンガのキャラクターでもいいよ♡」


【げぇ!少女漫画雑誌“きゅんラブリー”に載ってる

 “きゅんきゅん乙女”のイブちゃんが好きなんて言えね~】

【そうだ!】


「オレ野球が好きだから野球漫画のM2Xに出て来る春音ちゃんかな(ウソ)」

【なんだ、可愛くて明るい女の子!私だ!】


その日の放課後の女子会なのだ

紬「ねえ、茜?葵君にちゃんと聞いた?」

茜「聞いたよ♪ただ、あまり人に言わないで。だって」


【葵君はわたしのものよ♪】

【確実にゲットするために、ちょっとイタズラしちゃお♪】


一人ずつ耳元で伝える茜なのだ

「紬、あのね。葵君はスズみたいなおとめ系女子が好きなんだって」

「スズ、あのね。葵君は紬みたいなボーイッシュな女子が好きなんだって」


二人「そーなんだ!」

三人「このことは3人の秘密ね♪」


茜【なんてね~葵君は私のもの♪】


翌日の学校なのだ

「おい!紬!教科書忘れたから、見せてくれよ」

「うん。もちろんいいわよ。涼音ちゃん」


茜【あれ?キャラが入れ替わってる!?】

  【真に受けちゃった!!(焦)】


先生・クラスメイト【なんだ?】


はい!めでたく葵君と紬さんのカップル誕生~♪おめでとう!

じゃ。ねーよ!茜。やったな。やりやがったな!


それ以来、

涼音は、葵への想いを隠して野球に打ち込み(隠せてないけど)

恋多き茜は、次の候補男子を探すのであった


このキャラ変の事実は三人の秘密となったのである

ただ、キャラが変わっても紬を思い続ける一途な男子1名。


======

時間を現在の女子会に戻すで~

「元はと言えば、キャラ変はオメーの責任だからな!」

「元はと言えば、キャラ変は茜の責任なんだから~」

どっちがどっち?


茜「あはは、だから謝ったじゃん。

  それで紬は付き合えたし、スズは今、一緒だからいいじゃん」

「お前なー!」「茜ぇー!」


てなことで、ややこしいキャラ変やで~

つまり!涼音が今、キャラを元に戻せば、

念願の葵と付き合えるチャンスかも!?


そーはいかんやろな~あの二人は


~つづく~

なかなか進展しない二人。周りが動き出すで~

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