イメージや認識のズレとそこから実際に起きる不思議な現象。そしてそれを修正する魔法使いたちの矜持。表現するには難しいテーマかと思いますが、スッと理解できるあくまでも自然な文章力、とても良かったです。
　現象の成立を知れば、ある意味では世界中にある妖怪や怪物の”正体”とかそういったものと同じで、理解しやすかったのもそのせいもあるのでしょうけれど、
　妖怪というキャラクターや起きうるただの自然現象よりも、理から外れた不思議な”現象”として落とし込んだところが新鮮でした。