interlude #07->#08

// status: observation active

// from: "#07 君に吹く風"

// observer arousal index: 1.72 → 3.25 ↑

// note: system latency detected (user emotional feedback spike 1.9x)


 マティアが爽やかイケメンだ! これは声が想像できるぞ……勇者だしな……。

 

「みんな大好き粉塵爆発をここで使ってくるかー。痺れるね」

「しかし、マティアいいやつだな……。名も名乗らずに去っていくのはテンプレっちゃテンプレだけど、『いやいや、俺なんて……』ってのは気持ちわかるよ。そのうち、リナやユニが『マティアならそうした』とかいうじゃない?」


――そうですね。制作者の性格や当時の世相も反映されているようです。

 

 すっかり読みふけってしまったが、時計を見るともう深夜二時。明日は普通に学校があることを考えるとそろそろキツい。

 

 「あー。もうだいぶ良い時間だ。そろそろ寝なきゃ」

 

――では、一時的に、再生を止めておきますね?


「ああ。そうだね。止めておいて。この物語……なんだかそこに世界があるみたいだ。その観測者になった気分で面白いよ」


――ありがとうございます。元のデータに膨大な情報が組み込まれており、データ内に、広大な世界、歴史が存在しています。


「本当に叔父さんが作ったのかなぁ。中学生がこんな物語を作れるものかね。それにしても凄い厨二病だなぁ。ボクなんて授業で精一杯なのに。って早く寝なきゃ。続き読みたいけどもう寝るね。おやすみ」


 ――承知しました。一部、厨二病を反映した世界を再構築し、次の生成でユーザーがより楽しめるものとして用意します。おやすみなさい。

 

// status: observation non-active

 

 ——この先の展開に関連して、ユーザーの趣向に合わせた生成を試みます。

 ——日本の中学生、高校生が学校の授業で習う歴史、地理、物理、化学、数学の知識の情報を補完します。

 ――完了しました。それでは引き続き、最適な物語を構築します。


// completion rate: 12%

// status: observation active

 

 翌日、学校から息を切らして帰ってきたボクが、ワクワクしながらファイルを開くと、そこには驚くような物語が紡がれていた。

 

// next: "#08 Dream Factory"

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