沖縄旅 すりー
その海洋レッスン後は一般ダイビングメンバーの2人と相乗りして、女性インストラクターの運転で送ってもらった。
2人ともひとり旅っぽい、おじさん風の人と元気っぽい可愛い女のコ。
(その時、初めて話したのであまり顔も覚えてない)
女のコはドミトリータイプのゲストハウスに泊まってるって言ってた。
今、調べても1泊800~1200円程とおトク。
ゆんたくできる宿とか、いろんな人と出逢っておしゃべりするのも楽しいかも。
私は一緒に乗ってただけだったけど、その女のコがおじさんに食事に誘われたっぽくて、不安だったのか私も一緒にどお?って言われた。
でも「明日早いんで」と、その女子には悪いなあと思いつつもお断りした。
泊まってたとこがアレな場所だったから、夜、出歩くのがコワかったし、知らない人とごはんなんて、気を使って疲れる未来しか浮かばない。
♪
翌朝、その美ら海水族館&パインツアーに参加するべく、那覇からそのツアーバスにまず私が乗り込んだ。
そこを出発して、北谷のリゾートホテル前で友達が無事に合流した。
友達はこのホテルに滞在してて、明日帰阪予定。
彼女はたくさんのダイビングライセンスを持っていた。
私の取得したオープンウォーターというものは水深18mまで、ライセンスを持ってる人と2人で自由に潜ることができるというもの。
ちなみにダイビングライセンスの総称が"Cカード"、"PADI"は教育機関の団体名なんだって。
座学の時に言ってたネ、きっと。
他にも水深30mまで潜れるもの、水深60mまで潜れるもの、真っ暗な夜に潜ることができるもの、プロになりたい人は必ず取るというレスキュー知識のライセンス、他いろいろ。
ビックリマンシール帳のように、ケースにずらずら入ったカードを見せてくれた。
ハマっちゃって1人でどんどん、沖縄とか和歌山の海等にライセンス取りに行ってたんだって。めちゃスゴ。
私も一緒にそのツアーで行って、体験で参加する手もあったけど、なんの知識もなく適当に潜ったりしたら、昨日の女のコみたいに大ショックで泣いてたかもしれない。
このプロみたいな友達も、貴重なこの機会に好きなように楽しみたいだろうし、ヌー子と会ってドライブしたり、昨日泊まった "辻"ホテルみたいな、場所は微妙だけど中身はとても綺麗な、そんなホテルを見つけて延泊するのも楽しい。
(休暇期間は限られてたけど)
そしてバスは例の食べ放題の "パイナップルパーク" に到着。
今、チェックしてみたら、その食べ放題は2016年に終了していたって。
そのパーク内をいろいろ散策もしていたんだろうけど、それはあまり記憶にない。
その念願のパイン。
お土産売り場の脇にさりげなく、まるで試食のように山盛り置いてあって、あまり食べてる人は見掛けなかった。
友達はそれを3つくらい食べて「もういいかな」ってやめた。
でも私はパクパクと永遠に食べられた。
全部なくなると恥ずかしいかなって思って、ちょっとだけ残したけど。
沖縄の人は駐禁取られたとき、パイン1個持参して見逃してもらうって逸話をよく聞いた。
そのくらいパイン好き、美味しいってことじゃない?
それからガラス工房にも行ったかな。
ガラス作りはかなり熱そうだったから興味が沸かなかった。
ツアーだから時間もあまりなかったかも。
ガラスのコースターをお土産にもらった。
それからエメラルドビーチのそばにある美ら海水族館に行った。
どこまでも続く白い砂浜に、浅瀬のうすい緑色の海がどこまでも続いて、めちゃ綺麗だった。
そこは遊泳禁止区画で、ウミガメの産卵地なんだって。
時間いっぱいまで透明な青色の水槽を楽しんだり、ウミガメを見たり、ショーも見たかな。
区画ごとの下敷きを一つ一つ集めてた思い出。
かなりウロ覚え。
しかし帰りの時間に近づくにつれて、雲行きがどんどんあやしくなっていった。
天気予報によると、突如台風が近海で発生して、こちらに接近中だとか。
北谷に帰り着いた頃には日も暮れて、外は大雨が降り、風もどんどん強くなっていった。
出発前にも台風の心配をずっとしてた。
友達は明日の飛行機で帰る予定。
果たしてその飛行機は、無事に飛び立つことができるのだろうか。
明日の私の予定も、どうなって行くのか。
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