修行



 修行をつけてもらうため本殿にいる九条さんの元へと向かうと九条さんと一緒に亮太がいた。

「よっ剣崎!お前も剣崎さんに修行つけてもらいに来たんだろ。けど残念だったな!先に修行をつけてもらうのは俺だ!」


「九条さん!亮太の後でもいいから俺にも修行つけてください!選ばれないとは思うけど五本勝負の一人に選ばれるくらいに強くなりたいんです!」


 勝ち誇った顔の亮太に苛立ちながらも俺は九条さんに頼み込んだ。

「まぁまぁ二人とも落ち着いて。そもそも僕は二人に修行をつけるつもりはないよ。」


「どうして!」


「修行をつけてあげるほど僕は強くないし。それに人から教わった戦い方じゃ限界があるからね。」


「限界ですか?」


「そう限界。これは持論だけど人によって筋肉付き方や手首の柔らかさとかの才能が違うから人に教わったところでその人を超えることはないと思うんだよね。」


 俺と亮太の二人は口を噤み九条さんの言葉に耳を傾けていた。

「もちろん剣術や槍術なんかの武術もいいとは思うけど、あれは戦うためのマニュアルで、そこからどう自分で発展させるかが重要だと思うんだ。」


「じゃあ俺達はどうすれば強くなれますか!」


「う〜ん、そうだな〜……うちの訓練場に行ってみたらどうかな?あそこでならNPC相手に永遠に戦えるし、色んなプレイヤーが使うから強くなるヒントが見つかるかも。」


 九条さんからアドバイスをもらい感謝を伝え。俺と亮太は訓練場へと向かった。

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