ヘレナの秘密 エジプト番外編


 1903年のある日、18歳のヘレナはポート・サイドからナイルの大三角州の反対側に位置するアレキサンドリアへと買い物に出かけていた。南少佐はマダガスカルに出張中で、「今頃、アビツェやマリアムと何かしているのでしょうね。ふん」とヘレナは内心で小さく鼻を鳴らした。一方、叔母のクララはポート・サイドの役所に会計処理のために出かけており、ヘレナは一人で街を歩いていた。彼女の碧眼は市場の色とりどりの品々に優雅に輝き、ボーア人の没落した富農の娘らしい洗練された仕草で、薄いコットンのドレスが地中海の風にそっと揺れていた。アレキサンドリアの古い石畳と海の香りが、彼女の好奇心と冒険心を静かにかきたてていた。


 市場で絹のショールや香水瓶を手に取っては眺めていると、ヘレナの視線がある男に引き寄せられた。背が高く、浅黒い肌に端正な顔立ちを持つ彼は、黒髪が額に軽くかかり、鋭い目つきと穏やかな笑みが印象的だった。アフマドと名乗るその男は、エジプトの旧王族の末裔を自称する商人だった。アフマドはヘレナの異国の美貌と気高さに目を奪われ、流暢なフランス語で「美しいお嬢さん、この街は初めてかい?」と声をかけた。ヘレナは彼の洗練された態度に心が動き、「初めてではないわ。でも、一人で歩くのは珍しいの」と柔らかく微笑んだ。


 二人は市場を抜け、アフマドの誘いで彼の邸宅へと向かった。アレキサンドリアの海辺に佇むその家は、白い大理石とモザイクで飾られ、豪華さにヘレナの瞳が静かに輝いた。アフマドは彼女に葡萄酒を勧め、テラスで夕陽を見ながら話を続けた。


「僕の先祖はプトレマイオス朝の時代にこの地を治めたんだ。血筋は薄れたけど、その情熱は生きてるよ」と彼が誇らしげに言うと、ヘレナは優雅に首をかしげ、「プトレマイオス朝…クレオパトラの時代ね。歴史に彩られた土地だわ」と穏やかに答えた。葡萄酒を手に持つ彼女の手がわずかに揺れ、アフマドが「この葡萄酒はどうだい?」と尋ねると、ヘレナは静かに目を伏せ、「素敵な味ね。私、旦那様の南少佐とよく飲むけれど、今は遠くにいるの。叔母のクララと暮らしているわ」と明かした。アフマドの視線が彼女の首筋に落ち、ヘレナの頬がほのかに熱くなった。


「部屋で涼むかい?」とアフマドが誘うと、ヘレナは一瞬考え、「ええ、いいわ」と柔らかく答えた。寝室に入ると、アフマドが彼女の肩にそっと手を置き、顔を近づけてきた。ヘレナは「新しい出会いも悪くないわね」と内心で微笑み、彼の唇が近づくのを待った。アフマドのキスは優しく、葡萄酒の香りが混じった熱い息に、彼女は目を閉じた。「旦那様がいるのに、新しい遊びもいいかしら」と呟き、彼の首に優雅に腕を回した。キスが深まり、アフマドの舌が彼女の口内を探ると、ヘレナは慣れた仕草でそっと応じた。


 アフマドの手がヘレナのドレスをたくし上げ、白い太ももを撫でると、彼女が「もっと優しくしてちょうだい」と穏やかに囁いた。彼の指がドレスの下に滑り込み、下着越しに密かな部分を撫でると、ヘレナの体が軽く反応した。「ふぅん、素敵な触り方ね」と微笑み、好奇心から彼の手をそっと導いた。アフマドは跪き、彼女の下着を下ろし、密かな部分に顔を近づけた。熱い息が当たると、ヘレナが「どうぞ、続けて」と静かに促し、彼の舌があそこの裂け目をそっと触れると、「あぁ…心地よいわ」と小さく喘いだ。旦那様との経験で鍛えられた彼女の体は敏感に反応しつつも、アフマドの技に優雅に身を委ねた。


「もう少し強くして」とヘレナが穏やかにせがむと、アフマドの舌が彼女を激しく責め、彼女の腰が自然に揺れた。「あぁ…素敵ね」と微笑みながら絶頂に達し、愛液が彼の唇を濡らした。アフマドは立ち上がり、ズボンを脱ぎ、硬くなった男のあそこを見せると、ヘレナが「ふぅん、優美な姿ね」と静かに微笑んだ。彼女はベッドに腰掛け、「私を愛してみて」と優しく囁いた。アフマドが彼女の上に覆いかぶさり、密かな部分にそっと触れながら指で愛撫を始めると、ヘレナが「あぁ…その調子よ」と微笑んだ。彼の指が彼女を優しく解し、濡れたところで男のあそこを押し当て、ゆっくりと突き入れると、「あぁ…素敵だわ」と喘ぎ、慣れた動きで腰を合わせた。


 アフマドの動きは力強く、ヘレナの体を揺らし、彼女の手がシーツを軽く握った。「もう少し速くしてちょうだい」とせがむと、彼がリズムを上げ、二人の肌がぶつかり合う音が響いた。ヘレナは二度目の絶頂に達し、「あぁ…素晴らしいわ」と叫び、アフマドも彼女の中で果てた。二人は息を整え、ヘレナが「旦那様以外でこんなのも素敵ね」と微笑むと、アフマドが彼女の髪を撫でた。


 夜が明ける前に、ヘレナはドレスを整え、「楽しかったわ。でも、これっきりにしましょう」と穏やかに言った。アフマドが「また会いたい」と言うのを、「もし縁があればね」と優雅に笑ってかわし、朝焼けの中を気品ある足取りで歩いた。「旦那様にも叔母のクララにも内緒ね」と呟き、18歳のヘレナにとって、この夜は新しい遊びの記憶として刻まれた。



 アレキサンドリアでの一夜から数週間後、アフマドはヘレナの気品ある笑顔と若々しい体を忘れられなかった。彼女の碧眼と優雅な喘ぎが頭から離れず、彼はポート・サイドへと彼女を探しに出かけた。ヘレナがテラスで何気なく漏らした「南少佐」と「クララ」の名前を頼りに、市場で聞き込みを重ね、ついにその日、運命が再び交錯した。


 その時、ヘレナと叔母のクララはポート・サイドの市場で買い物をしていた。クララは果物を手に吟味し、ヘレナは新しい髪飾りを眺めていた。すると、群衆の中からアフマドの浅黒い顔が現れ、彼女に近づいてくるのが目に入った。「え、アフマド!?まずい、叔母のクララに知られたら厄介だわ」と内心で焦り、クララに目を向けた。「ねえ、クララ、あっちで素敵な布を見つけたから見てくるわ。すぐ戻るね」と優雅に言い、クララが「ええ、気をつけてね」と頷くのを確認すると、アフマドに近づき、「後で会いましょう。夕方に港近くのホテルで」と小声で囁いてその場を離れた。


 クララと買い物を終え、一旦家に戻ったヘレナは、夕方に向けて準備を整えた。「クララ、友達とお茶をいただいてくるわ。少し遅くなるかもしれない」と気軽に言い、クララが「楽しんできてね」と笑うのを見送って家を出た。彼女は港近くの小さなホテルに向かい、アフマドが待つ部屋に足を踏み入れた。薄暗い部屋で向かい合って座ると、アフマドが「君に会いたくて来た。あの夜が忘れられないよ」と熱っぽく言った。ヘレナは「嬉しい言葉ね。でも、あれは一夜の遊びだったわ」と穏やかに微笑んだ。でも、アフマドが彼女の手を握り、「もう一度だけ…君を抱きたい」と迫ると、ヘレナの心が揺れた。「旦那様がいるのに…でも、少しの気晴らしも悪くないかしら」と好奇心が疼き、「それなら、どうぞお始めになって」と優しく微笑んだ。


 アフマドがヘレナのドレスをたくし上げ、下着を下ろすと、彼女が「もっと優しくしてね」と穏やかに言った。彼の手が彼女の密かな部分に触れ、指でそっと愛撫を始めると、ヘレナが「あぁ…素敵ね」と微笑んだ。アフマドの指が彼女を丁寧に解し、濡れたところで男のあそこを押し当て、ゆっくりと突き入れると、「あぁ…心地よいわ」とヘレナが喘ぎ、ベッドに手をついた。アフマドの動きは力強く、彼女の体が揺れ、「もう少し強くして」とせがんだ。二人はホテルの狭い部屋で汗をかきながら絡み合い、ヘレナが「素敵だわ…」と微笑んで絶頂に達すると、アフマドも彼女の中で果てた。事後、ヘレナが「これで満足でしょう?」と息を整えて言うと、アフマドの目が暗くなった。


「満足?いや、君は僕のものだ。この浮気を南やクララにバラすよ。さもなければ、僕の妾になれ」と彼が脅してきた。ヘレナは目を丸くし、「何!?どうして旦那様とクララを知ってるの!?」と驚いた。アフマドが「君がアレキサンドリアで話してくれたじゃないか。南が旦那様で、クララと暮らしてるって」とニヤリと笑うと、ヘレナは「まさか…私、そんなこと…!」と言いかけて、テラスでの会話を思い出し、「しまったわ…!」と内心で悔やんだ。「脅すつもり?冗談じゃないわ!」と声を荒げたが、アフマドの真剣な顔に一瞬動揺した。彼女は気品を保ちつつホテルを後にし、クララに「友達と素敵な時間を過ごしたわ」と笑顔で戻った。心の中は焦りでいっぱいだった。


 数日後、ヘレナはアフマドの脅しに対抗すべく、アレキサンドリアへ向かった。彼の身辺を調べるためだ。市場で聞き込み、彼が第一夫人を持つ商人だと知った彼女は、勇気を出して邸宅を訪ね、レイラと対面した。レイラは落ち着いた美貌の女性で、ヘレナが「あなたの夫が私を脅してるわ。一夜限りの遊びだったのに、妾になれですって」と訴えると、レイラは「またか…浮気癖がね」と溜息をつき、彼女をハレムに招いた。


 二人はアフマドを呼び出し、説教を始めた。レイラが「アフマド、これ一回限りで終わりよ。もう彼女に手を出さないで」と言うと、ヘレナが「そうよ。私には旦那様がいるんだから」と畳み掛けた。アフマドは気まずそうに「分かったよ…」と呟いた。しかし、レイラはふと目を細め、内心で考えを巡らせていた。


 彼女はこれまでアフマドの浮気に苛立ちつつも、どこかでその情熱に惹かれていた。そして、若い女との絡みを目にすれば、自分の中に眠る欲望が再び燃え上がるのではないかと期待していた。彼女はこれまで三人で楽しんだ経験はなかったが、アフマドの執着とヘレナの気品ある美しさが交わる場面を想像し、衝動的に思いついた。「せっかく集まったんだから、最後に三人で楽しんで終わりましょう」と提案した。ヘレナは「え!?それはどういう意味かしら」と驚きつつ、「まあ、興味深い提案ね」と静かに微笑んだ。


 三人は寝室に移り、レイラがアフマドの服を脱がせ、ヘレナが彼の胸にそっと触れた。アフマドの体が反応し、ヘレナが「これで終わりよ」と彼の男のあそこを優雅に握った。アフマドがヘレナのドレスをたくし上げ、指で密かな部分を愛撫してからゆっくり突き入れると、彼女が「あぁ…素敵だわ」と喘いだ。レイラは二人の絡み合いをじっと見つめ、若いヘレナの白い肌がアフマドに犯される光景に息を荒くした。


 彼女は我慢できず、ヘレナの首筋に唇を這わせ、熟練した手つきで乳房を揉みしだいた。ヘレナが「あぁ…不思議な感覚ね」と小さく呟き、レイラの手が彼女の腰を滑り、密かな部分に触れると、「あぁ…!」と驚きの声を上げた。レイラはさらにヘレナの密かな部分を指で戯れ、彼女の反応を楽しむように微笑んだ。アフマドがヘレナを力強く貫き、三人の体が絡み合う中、ヘレナが「これ…素晴らしいわ!」と叫んで絶頂に達すると、レイラの興奮も高まり、アフマドも果てた。事後、レイラが「もう彼女に近づかないで」と冷たく釘を刺し、ヘレナが「これで終わりよ」と穏やかに微笑んだ。アフマドは黙って頷き、18歳のヘレナはアレキサンドリアを後にし、「これも秘密ね」と呟いた。


 翌日、ヘレナはポート・サイドに戻り、叔母のクララと穏やかな朝食を共にした。「昨日は楽しかったの?」とクララが尋ねると、ヘレナは「ええ、とても」と微笑み、心の中でアフマドとレイラとの出来事を封印した。彼女は窓の外を見やり、「旦那様が帰ってきたら、また穏やかな日々が戻るわ」と静かに呟いた。




南辰之助:大日本帝国陸軍少佐、アフリカ大陸諜報担当

アブドゥル・ハッサン:エチオピア、アジス・アベバの商人

アビツェ・ケベデ:12人兄弟姉妹の三女、南少佐のメイド

マリアム・ケベデ:12人兄弟姉妹の六女、南少佐のメイド

ヘレナ・ファン・デル・メルウェ:

英国とのボーア戦争で没落した農園領主の娘。南アフリカのボーア人(アフリカーナー)、南少佐のメイド。

クラーラ・ファン・デル・メルウェ:ヘレナの若い叔母。27歳の美女。


※この物語は法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。

※この物語は性描写や飲酒、喫煙シーンを含みます。

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