マスターが純愛過ぎて手をだしてくれません!

夜海かもめ

第1話『エピローグ』

時は20XX年。世界は以前より指摘されていたエネルギー資源の枯渇を予測し、大きなエネルギー問題に直面すると、新たに主力となる新たなエネルギーを探求した。

 そして遂に、人類は空気中に漂う、非視認的で、未解明の力を発見し、UP(unkown power)と名付け、世界の至る所で、エネルギー資源からの取り替えが行われた。

 未だ、解明されていない無尽蔵なUPを用いて、人類は電気を発電し、新たな科学の領域へ踏み出したと思われた。

 しかし、UPの使用は同時に思わぬ副作用を生み出した。世界中で、未確認生命体(UMA)が発見されるようになり、それらがUPの普及と共に目撃頻度は増え、人や家畜への被害報告が上がるようになった。

 UMAは幸い、夜のみ発見されるようになり、各行政は夜7時移行の外出を禁止する緊急事態宣言を発令した。

 各先進国で、UP活用の見直しが見当される中、幾つかの国ではUPの使用を続行し、開発を進めた国々がある。 その最たる例としてあげられるのが、目本だった。

 目本は、エネルギー資源の高騰によって苦しめられてきた。そんな中のUP使用の続行は概ね受け入れられた。

 けれども、エネルギー問題の解決と反比例するように、UMAの被害件数は増える一方。

 何とかしてUMAの被害を減らさなければならない。そう決意を固め、UPの技術開発に力を注いだ者達がいた。

 その物達は、フォースマンと呼ばれ、人知を超えた第六感を用いて、UPを用いたスーツ、武器を作成し、自ら駆動することでUMAを排除することに成功した。

 それともに、対UMA戦闘用ロボットの開発が進められたが、ほとんどブラックボックスに等しいUPの技術と、UMA。これらを機械的に判断し、戦闘することは不可能に近いと技術者達は考えた。

 そこで開発されたのが、学習型AI戦闘ヒューマノイド――すなわち、ハンドセクトだった。

 第六感を駆使して作られたそれは、完全に未知に包まれた生命体としてフォースマンの戦闘から、日常までをサポートするパートナーとなったのだ。

 これは一匹のハンドセクトがフォースマンの真のパートナーになろうと、戦闘をそこそこに、奮励努力、粉骨粉身、阿鼻叫喚する物語である。

 

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