第5話 どこに住もうか

さて、次の問題だ。


家はどうしよう!

流石に住む場所は欲しいからね。


「というわけでどうしたらいい?」

『【創造・開発】に≪クリエイトレシピ≫というものがあります』


なるほど。どれどれ…

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簡易ハウス…魔核100P、石500個、魔力300

普通の家…魔核250P、石1000個、魔力500

豪邸…魔核1000P、石4000個、木材100個、魔力1000

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まあ、うん。一番下は論外として、この魔核〇〇Pってなんだ?


魔核コアを数値にしたものですね。例えばゴブリンの魔核コア一つで1Pです』


ゴブリンやっす!


『マスターは今、魔核コアポイントを500持っています』

「なるほど、じゃあ後は石を集めればいいのか。ここら辺の岩を壊せばいい?」

『はい。やっちゃってください』


よし、ここらでたまったストレスを解消しようじゃないか。


「いけ、≪衝撃波砲ショックカノン≫!」


放たれたビームは少し先にあった壁に命中。あたり一帯を吹っ飛ばした。


「うーわ」


普通に威力高いんだけど。

これ魔力の消費5ってマジ?強すぎでしょ。


『…石を回収しましょうか。次元収納を使えば楽ですよ』


石は合わせて165個だった。


「ねえ、9発同時に撃っていい?」

『…わかりました』


「よっしゃー!≪衝撃波砲ショックカノン≫!フルバースト‼」


ドッゴーーーン




「……やっちまったぜ☆」


今の攻撃で壁が完全に崩壊してしまった。

まあ、ここを家にすればいっか。


『許可した私が馬鹿でした』

「まあまあ。これで集まったでしょ」


回収したら合計1500個にもなった。やりすぎたね!


『では材料をそこにおいてください。魔核コアは≪次元収納≫の中に入ってます。

 1個あたり10Pなので25個取り出してください』


「えーと、≪次元収納≫魔核コア25個!」


ひし形のような形のした黒っぽい石がでてきた。

こんなのが私の中にも入ってるのか…


『マスターの魔核コアはもう少し違いますよ。では、≪スキルレシピ≫で作ってください』


よし、≪スキルレシピ≫、普通の家!


ボンッという音を立てて家が出現した。スゲェ!

早速中を探検しよう!


できた家は1階のみだった。

玄関に入って右側に洗面台と浴室。

そしてその先にやや広いリビング、そしてキッチンがあった。

そして廊下の先に3つの部屋が並んでいた。


「なかなかいいじゃん。一人じゃもてあますくらいの広さがあるね」

『その先にもう一つ部屋があります』


そういわれ、廊下を進むと、やたら頑丈そうな扉があった。


「これは…?」


開けるととても広い空間が広がっていた。体育館くらいあるだろうか。


「…ナニコレ」

『研究室です。ここで色々開発できるかと』

「どこがだ⁉普通研究室ないでしょ!」

『気にしちゃ負けです』

「…そっかあ」


まあ、ありがたいっちゃありがたい。

…今度ヤ〇トつくってみたいな。


『使いどころあります?』


まっっっったくないね!


あと、岩だらけの場所に家があるのもなかなか違和感。

いい感じにカモフラージュして、要塞化もしてみたいなぁ。


またやることリストが増えた!


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