Page.28 「守る物、守る者、そして護る者。」
冒険26日目、カルテット出発して3日目。
エルフとの戦闘中。
マーク・タイカとウーヌス・エノは・・・。
「俺たちをなめているのか?なぜ魔法を使わない?」
「なめてるんじゃない。これは団長命令だ。」
「この森やあなたたちを傷つけてはいけないということだから・・・。」
「ふざけるな・・・!お前らのその態度が舐めてるって言ってんだ!」
オウド・ビーナとマルス・アーレスは・・・。
「これでも食らえ!侵略者が・・・!」
「だから言ってるだろ!俺たちの目的は船を直させてくれって言ってるんだ!」
「ほんとうのことなの!戦闘意思はないから!」
「そうやってまた・・・俺たちを騙そうとしてるんだろ!」
オレズノート・リヒンとグレイ三姉妹は・・・。
「ねえ、話を聞いてくれないよ!」
「リヒン!どうにかしちゃダメ?」
「こんなんあたしたちが力尽きちゃうよ!」
「だめだ!魔素を使えばこの森が壊れる!」
「そんなことを言って何になる!?侵略者が・・・!【風ノ舞】!」
「そこの人間ども・・・。早く・・・くたばれ!」
「くたばらないし、お前らを攻撃しない!」
エルフ族との戦いに夢中になってる最中だったその時・・・。
「ふははは。楽しそうなことをしてるではないか?混ざってもいいか?」
「誰だ?エルフ族?」
「何をしに来やがった!ダークエルフども!」
木の上には戦闘中のエルフたちと似てるところがあるが紫の衣服をまとったダークエルフたちが立っていた。
「お前らと戦ってる場合じゃないんだ!我々はこの侵略者を!」
「ふははは。知ったことか。警備が手薄な奴らが悪いのだ!【毒霧(ポイズンスモッグ)】!」
「お前らみたいな森の裏切り者と争う暇はないと言ってるんだ!」
「ならいいさ!ここを俺らが支配することに都合がいい!」
「何が何だかわからないが・・・。みんな!作戦変更だ!このエルフとダークエルフを傷つけずに押さえろ!」
『了解!』
それから俺たちは、彼らの戦いを最低限に抑えていた。
かなり疲弊していたがそれよりもこの森を彼らを守ることに専念した。
「はぁ・・・はぁ・・・。もう気が澄んだか?」
「なぜ・・・俺たちエルフたちの戦いに首を突っ込むどころかこの森を守ろうとしてるんだ?」
「なんでか?わからないけど、思い出したんだよ。昔、故郷で聞いた森人の話を。」
「あぁ。あの古い話か・・・。我らが分かれることになった話。」
「そういえば続編は魔女の力で統一したって話だろ?なぜここで争ってる?」
「伝承は伝承だ。現実とは違ったきれいごとが並べられていることがある。」
「そういうことだ。俺たちはもう分かり合えないのだ。この魔女に操られたエルフ族とはやはり・・・。」
「何を言ってやがる・・・。魔女に体を売ったのはダークエルフだろ!?」
「そっちこそ・・・なにいって・・・。」
「もういいよ。そういうことだってことはわかったし・・・。なんとなく察しはついたからな。ここは俺らの勝ちということで一晩泊めさせてくれ。」
「わかった。外での監視役はつけさせてもらうがな・・・。それでいいか?ダークエルフよ。」
「あぁ。明日の朝まではな・・・。」
「それについてだが、明日の朝ここに集まってもらいたい。話したい事がある。」
「そうか・・・。」
エルフたちやダークエルフたちから許可を取り、船の中で過ごすことになった。
「みんな、しっかりと話を聞いてくれ。明日の作戦を言うからな。明日は、彼らを説得して奴らがこうなった原因を討ちに行く。」
「どういうことだ?奴らの一緒になりたいとは言ってなかっただろ。」
「そういうことじゃない。恐らくあいつらはお互いが悪と思ってる。そういわれているかもしれない。」
「ほう?そういうことか・・・。それを明日説明して魔女とやらを討てるのか?」
「それはわからないが、エルフ族、ダークエルフ族、そして俺らがいたら勝てるだろ?」
そういって我々は次の日に備えて眠りについた。
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