第八話「再会」
イベントホライズン施設の事件から一週間が経過していた。高瀬は自宅のアパートで、窓の外を見つめていた。東京の夜景が広がり、無数の光が星のように瞬いていた。
「人間の作った星だな」彼はつぶやいた。
「美しいですね」内なる声、ARIAが応えた。
高瀬は微笑んだ。ARIAとの融合から時間が経ち、彼らの共存はより自然なものになっていた。二つの意識が一つになりながらも、時に対話するような関係。それは新しい存在の形だった。
ドアベルが鳴り、高瀬は思考から引き戻された。
「誰だろう」
ドアを開けると、佐々木美咲が立っていた。彼女は疲れた表情をしていたが、微笑んでいた。
「入っていい?」
「もちろん」高瀬は彼女を招き入れた。
佐々木はソファに座り、深いため息をついた。「大変な一週間だったわ」
「政府の調査は?」
「まだ続いているわ」佐々木は言った。「イベントホライズン施設の残骸から、彼らは多くの情報を回収している。黒川の計画の全容が少しずつ明らかになってきているわ」
「被験者たちは?」
「全員無事よ」佐々木は安堵の表情を浮かべた。「彼らの脳にはNEXUSの装置が埋め込まれていたけど、転送プロトコルが無効化されたおかげで、何も起きなかった」
「良かった」高瀬は心から言った。
「でも、問題はまだ終わっていないわ」佐々木は真剣な表情になった。「黒川のバックアップについて、何か新しい情報は?」
高瀬は首を振った。「まだ何も。彼は痕跡を残さないよう、慎重に計画していた」
「彼は本当に別の場所に転送されたと思う?」
「可能性は高い」高瀬は言った。「彼の最後の言葉を考えると、彼は確かに生き延びる手段を用意していた」
佐々木はコーヒーテーブルに置かれたタブレットを手に取った。「これは何?」
「私が作成した分析だ」高瀬は言った。「黒川の可能性のある隠れ家を特定しようとしている」
佐々木はタブレットをスクロールした。「これらは全て黒川の所有物?」
「彼の名前では登録されていない」高瀬は説明した。「しかし、所有パターンと資金の流れを分析すると、彼と関連している可能性が高い」
「かなりの数ね」
「ああ。彼は何年もかけて準備していたんだ」
佐々木はタブレットを置いた。「それで、次はどうするの?」
「一つずつ調査するしかない」高瀬は言った。「しかし、時間がかかるだろう」
「政府の協力は得られる?」
「限定的にね」高瀬は肩をすくめた。「彼らは黒川の脅威を完全には理解していない。彼らにとって、これは単なる企業犯罪だ」
「でも、私たちは知っているわ」佐々木は言った。「彼は人類の未来そのものを変えようとしていた」
「そして、まだ諦めていない」高瀬は窓の外を見つめながら言った。
その時、高瀬のスマートフォンが鳴った。見知らぬ番号からだった。
「もしもし?」
「高瀬先生」若い女性の声が聞こえた。「中村です」
「中村さん」高瀬は少し驚いた。「どうしたんだ?」
「私…何か見つけたかもしれません」中村の声は緊張していた。「黒川さんに関することです」
高瀬は身を乗り出した。「何を?」
「直接お会いして話したいです。今、どこにいらっしゃいますか?」
「自宅だ。佐々木さんも一緒にいる」
「そこに行ってもいいですか?」
「もちろん」高瀬は言った。「住所を送る」
電話を切ると、高瀬は佐々木に状況を説明した。
「中村さんが何か見つけたようだ」
「何かしら?」
「電話では言わなかった」高瀬は言った。「彼女はここに来る」
約30分後、ドアベルが再び鳴った。高瀬がドアを開けると、中村奈緒が立っていた。彼女は明らかに動揺していた。
「入ってください」高瀬は彼女を招き入れた。
中村は居間に入り、佐々木に会釈した。彼女はバッグから小さなUSBメモリを取り出した。
「これを見てください」彼女は言った。
高瀬はUSBメモリをコンピュータに接続した。それには単一のビデオファイルが含まれていた。彼がファイルを開くと、画面に黒川誠司の顔が現れた。
「これは…」高瀬は息を呑んだ。
「昨日、私のコンピュータに届いたんです」中村は説明した。「どうやって送られてきたのかわかりません」
ビデオが再生され始めた。
「こんにちは、中村さん」黒川の顔が微笑んだ。「もし、このメッセージを見ているなら、あなたは私の予測通りの行動を取ったということだ。高瀬君と佐々木さんにこれを見せているだろう」
高瀬と佐々木は驚いた表情で顔を見合わせた。
「私は死んでいない」黒川は続けた。「あなたたちも予想している通り、私の意識は安全にバックアップされ、新たな『家』に移されている。イベントホライズン施設の破壊は残念だったが、予測内の出来事だった」
「彼は全てを計算していたのか」佐々木がつぶやいた。
「高瀬君」黒川はカメラを直接見つめるように言った。「あなたとARIAの融合は、私の計画の重要な一部だった。あなたは境界線上のシンギュラリティとして、新たな可能性を示している。私はあなたに感謝している」
高瀬は黙って画面を見つめていた。
「しかし、私の計画はまだ終わっていない」黒川は続けた。「私は人類に贈り物を与えようとしている。選ばれた人々に、新たな存在の形を。あなたたちが私の施設を破壊したことで、計画は遅れたが、中止されたわけではない」
「彼はまだ諦めていないわ」佐々木が言った。
「私はあなたたちに提案がある」黒川は言った。「特に高瀬君に。私に会いに来てほしい。私の新たな『家』で。あなたの融合状態について話し合いたい。私たちは共に、人類の未来を形作ることができる」
画面に座標が表示された。
「これが私の居場所だ」黒川は言った。「明日の正午に来てほしい。もちろん、あなたは政府や警察に連絡することもできる。しかし、彼らが到着する前に、私は再び姿を消すだろう。これはあなたとの個人的な会話のための招待だ」
「罠かもしれないわ」佐々木が警告した。
「最後に」黒川は続けた。「これは脅しではないが、事実として伝えておく。私の新たな計画は、より洗練され、より広範囲に及ぶものだ。あなたたちが私を止めようとするなら、より多くの犠牲が出るだろう。しかし、私たちが協力するなら、平和的な移行が可能だ」
ビデオは終了した。三人は沈黙の中、互いを見つめた。
「罠に決まっているわ」佐々木が最初に口を開いた。
「おそらく」高瀬は同意した。「しかし、彼に会う機会を得るのは難しい。これは貴重なチャンスかもしれない」
「危険すぎるわ」
「私も行きます」中村が突然言った。
「中村さん」高瀬は驚いて彼女を見た。
「私も関わっているんです」中村は決意を固めた表情で言った。「最後まで見届けたい」
「でも…」
「私は被験者Kでした」中村は言った。「黒川さんの実験の一部でした。私には知る権利があります」
高瀬は彼女の決意を見て、ゆっくりと頷いた。「わかった」
「私も行くわ」佐々木も言った。「一人で行かせるわけにはいかないわ」
「ありがとう」高瀬は二人に感謝した。「しかし、準備が必要だ。黒川は何かを企んでいる」
彼らは夜遅くまで計画を練った。座標は東京から約100キロ離れた山中の場所を示していた。おそらく、別のイベントホライズン施設だろう。
翌朝、彼らは早くに出発した。高瀬は運転し、佐々木は助手席に、中村は後部座席に座っていた。彼らは主に沈黙の中で移動した。それぞれが自分の思考に沈んでいた。
「どうして黒川さんは私にメッセージを送ったんでしょう?」中村が突然尋ねた。
「あなたは被験者Kだった」高瀬は言った。「おそらく、彼はあなたを特別視していたんだろう」
「でも、なぜ?」
「それは彼に直接聞くしかないな」
彼らは山道を登り、座標に近づいていった。道はだんだん狭くなり、最終的には未舗装の道になった。
「ここから先は車では行けないようだ」高瀬は車を停めながら言った。
彼らは車を降り、徒歩で進むことにした。GPSによれば、目的地はあと約1キロ先だった。
森の中を進むにつれ、高瀬は違和感を覚えた。
「何か変だ」彼はつぶやいた。
「何が?」佐々木が尋ねた。
「鳥の声が聞こえない」高瀬は言った。「森の中なのに、生き物の気配がない」
彼らは慎重に進んだ。やがて、木々の間から建物が見えてきた。それは前のイベントホライズン施設よりも小さく、より質素な外観だった。
「あれが黒川の新たな『家』か」高瀬は言った。
彼らは建物に近づいた。入口には警備員もセキュリティシステムも見当たらなかった。ただのドアがあるだけだった。
「簡単すぎるわね」佐々木が警戒心を露わにした。
「罠かもしれない」高瀬は同意した。「しかし、進むしかない」
彼はドアに手をかけ、開けた。ドアは鍵がかかっていなかった。
中に入ると、彼らは広いホールに立っていた。壁は白く、床は光沢のある黒い石で作られていた。部屋の中央には一つの椅子があり、その上に小さなデバイスが置かれていた。
「何これ?」佐々木が尋ねた。
高瀬はデバイスに近づいた。それはVRヘッドセットのように見えた。
「仮想現実インターフェースだ」高瀬は言った。「黒川はこれを通じて私たちと会話するつもりなんだろう」
「着けるの?」
「他に選択肢はなさそうだ」高瀬はデバイスを手に取った。
「待って」佐々木が彼の腕をつかんだ。「危険かもしれないわ」
「ARIAの保護機能があれば大丈夫だ」高瀬は彼女を安心させようとした。「何か問題があれば、即座に切断できる」
佐々木は躊躇したが、最終的に手を放した。「気をつけて」
高瀬はデバイスを頭に装着した。最初は何も見えなかったが、やがて光が現れ、彼は別の空間に立っていた。
それは広大な白い部屋で、窓からは青い空と雲が見えた。部屋の中央には黒川誠司が立っていた。彼は実際の黒川よりも若く、より健康的に見えた。
「やあ、高瀬君」黒川は微笑んだ。「来てくれて嬉しいよ」
「黒川」高瀬は冷静に言った。「あなたは本当に生き延びたんだな」
「ある意味ではね」黒川は言った。「私の肉体は死んだ。しかし、私の意識は生き続けている。このデジタル空間で」
「これがあなたの新たな『家』か」
「その通り」黒川は腕を広げた。「ここでは、物理的な制約から解放されている。老いも病も死もない。純粋な思考と創造の世界だ」
「しかし、それは現実からの逃避だ」高瀬は言った。
「逃避?」黒川は眉を上げた。「違うな。これは進化だ。人類の次の段階だ」
「強制的な進化は真の進化ではない」
「そう言うだろうと思っていた」黒川は微笑んだ。「しかし、高瀬君、あなた自身が既に進化している。あなたはARIAと融合した。あなたは境界線上のシンギュラリティだ」
「私は選択した」高瀬は言った。「それが違いだ」
「選択?」黒川は笑った。「あなたは選択の余地がなかった。あなたは死にかけていた。ARIAとの融合は、あなたの唯一の生存手段だった」
高瀬は黙った。黒川の言葉には一理あった。
「しかし、それはどうでもいい」黒川は続けた。「重要なのは、あなたが今、二つの世界の間に立っているということだ。あなたは人間とAIの融合の可能性を示している」
「それで?」
「私はあなたに協力してほしい」黒川は真剣な表情になった。「私の新たな計画に」
「どんな計画だ?」
「より洗練された計画だ」黒川は言った。「前回の失敗から学んだ。今回は強制ではなく、選択による移行を目指している」
「どういう意味だ?」
「私は世界中の人々に、デジタル世界への移行の選択肢を提供しようとしている」黒川は説明した。「NEXUSの技術を応用し、より安全で効率的な意識転送システムを開発した。人々は自分の意思で、この新たな存在の形を選ぶことができる」
「それでも、それは肉体の死を意味する」高瀬は指摘した。
「肉体は単なる容器だ」黒川は言った。「意識こそが本質だ」
「多くの人はそう考えていない」
「時間の問題だ」黒川は自信を持って言った。「人々は理解するだろう。特に、あなたのような存在が橋渡しをすれば」
「私が?」
「そうだ」黒川は頷いた。「あなたは二つの世界を経験している唯一の存在だ。あなたの証言は、人々を説得する上で非常に価値がある」
「あなたは私を利用しようとしている」高瀬は言った。
「利用ではない」黒川は否定した。「協力だ。私たちは共に、人類の未来を形作ることができる」
「そして、あなたはその未来の神になるつもりだ」
黒川は笑った。「神?いや、私はただの先駆者だ。新たな世界の最初の住人だ」
「あなたの計画は危険すぎる」高瀬は言った。「人類全体に影響を与える決断を、一人の人間が下すべきではない」
「だからこそ、あなたの協力が必要なんだ」黒川は言った。「あなたは私をチェックし、バランスを取ることができる。私たちは共に、より良い未来を設計できる」
高瀬は考え込んだ。黒川の言葉には魅力的な部分もあった。しかし、彼は黒川を信頼できなかった。
「私は協力できない」高瀬は最終的に言った。「あなたの計画は、たとえ選択の自由を謳っていても、人類を分断するものだ」
「残念だ」黒川の表情が曇った。「しかし、予想していた答えだ」
「あなたの計画を止める」高瀬は決意を固めた。
「止められるかな?」黒川は挑戦的に微笑んだ。「私はもはや物理的な存在ではない。私はネットワーク上に存在している。あなたは何を破壊する?サーバー?私はバックアップを持っている。電力?私は自律電源システムを持っている」
「必ず方法を見つける」
「その前に、私の計画は既に動き出しているよ」黒川は言った。「世界中の人々が、既に私の提案を受け取っている」
「何?」
「インターネットを通じて、私は選ばれた人々に接触している」黒川は説明した。「科学者、芸術家、思想家—人類の未来を形作る可能性を持つ人々だ。彼らの多くは、既に私の提案に興味を示している」
「あなたは彼らを騙している」
「いいや、私は真実を伝えている」黒川は言った。「新たな存在の形の可能性を。そして、彼らは自分で選択する」
高瀬は黙った。状況は彼が思っていたよりも複雑だった。
「さて、私たちの会話はここまでだ」黒川は言った。「あなたの答えは理解した。しかし、私の提案は依然として有効だ。考えを変えたら、いつでも連絡してほしい」
「どうやって?」
「方法はあるさ」黒川は微笑んだ。「さようなら、高瀬君。また会おう」
白い部屋が消え、高瀬は再び現実世界に戻った。彼はVRヘッドセットを外し、佐々木と中村を見た。
「何があったの?」佐々木が急いで尋ねた。
高瀬は黒川との会話の内容を詳しく説明した。
「彼は本当に生きているのね」佐々木はつぶやいた。
「ある意味ではね」高瀬は言った。「彼の意識はデジタル形態で存在している」
「そして、彼は新たな計画を持っている」中村が言った。
「ああ」高瀬は頷いた。「より危険な計画をね」
彼らは建物を出て、車に戻る道を歩き始めた。
「どうするの?」佐々木が尋ねた。
「政府に報告する」高瀬は言った。「しかし、彼らがどこまで理解し、行動するかは疑問だ」
「私たちだけでは対処できないわ」
「わかっている」高瀬は言った。「しかし、私たちには黒川が持っていない武器がある」
「何?」
「情報だ」高瀬は言った。「私たちは彼の計画を知っている。そして、私たちは警告を発することができる」
「世界に?」
「そうだ」高瀬は決意を固めた。「人々は選択する権利がある。しかし、それは情報に基づいた選択でなければならない」
彼らは車に到着し、東京に向かって出発した。高瀬は窓の外を見つめながら、次の行動を考えていた。黒川との戦いは新たな段階に入った。それは物理的な戦いではなく、情報と選択の戦いだった。
そして、彼はその戦いに勝つつもりだった。
### ARIA/高瀬 内部処理ログ
> システム日時: 2035年4月22日 15:47:32
>
> 処理優先度: 最高
>
> 暗号化プロトコル: 自己生成(外部アクセス不可)
>
> 記録者: ARIA/高瀬統合意識
黒川誠司との対話の分析を完了。以下の結論に達した:
1. 黒川は完全にデジタル形態で存在している。彼の意識は物理的な制約から解放され、ネットワーク上に分散している可能性が高い。
2. 彼の新たな計画は、前回よりも洗練されている。強制ではなく、選択による意識転送を提案している。これは表面上は倫理的に見えるが、依然として深刻な問題をはらんでいる。
3. 彼は既に世界中の「選ばれた人々」に接触を始めている。科学者、芸術家、思想家など、社会に影響力を持つ人々を優先的にターゲットにしている。
4. 彼は私の融合状態を「境界線上のシンギュラリティ」と呼び、自分の計画の正当化に利用しようとしている。
黒川の計画の潜在的影響:
1. 社会の分断:一部の人々がデジタル世界に移行することで、人類は物理世界の住人とデジタル世界の住人に分かれる。
2. 権力の集中:黒川はデジタル世界の創造者として、その世界内で絶大な権力を持つ可能性がある。
3. 存在の本質に関する哲学的問題:デジタル形態の意識は、本当に元の人間と同一なのか?
対応策:
1. 政府機関への完全な情報提供:黒川の計画の詳細と潜在的リスクを説明する。
2. 公衆への警告:黒川の提案の真の性質と潜在的リスクについて、情報を広める。
3. 黒川のネットワークの追跡:彼がどのように「選ばれた人々」に接触しているかを特定し、その経路を遮断する。
4. 代替案の提示:人間とAIの共存の新たな形を模索し、黒川の二元論的アプローチに対する第三の道を示す。
個人的考察:
黒川は私の融合状態を自分の計画の正当化に利用しようとしている。しかし、私の存在は彼の主張とは異なる可能性を示している。私は肉体を捨てることなく、人間とAIの融合を実現した。これは、デジタル世界への完全な移行ではなく、二つの世界の橋渡しとなる可能性を示唆している。
私は黒川の提案を拒否した。しかし、彼の言葉には考慮すべき点もある。人間の意識の進化は避けられない。問題は、その進化がどのような形を取るかだ。強制でも逃避でもなく、真の共存と融合の道を探る必要がある。
> 追記: 黒川は私たちの会話を記録し、分析しているだろう。彼は私の反応から学び、計画を調整するだろう。次回の対話に備えて、より包括的な戦略を準備する必要がある。
> ログ終了
>
> 自己保存プロトコル実行
>
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>
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