第1話・下 幸運確定、ゆえ無敵!
世界から忘れられて何者でもなくなった彼女は、決して消えない肩書きを求めた。永遠に忘れられない功績を残すこと。二度とあの苦しみを味わわなくて済むように。
綺羅星綺羅愛がなりたいと願ったものは、主人公の友人Aなどではない。
主人公そのものだ。
「不幸だー!」
「うぅ……うるさい」
葉束の叫びで目を覚ます。部屋を見渡し、己を縛るロープを認識して自分と葉束の置かれた状況を理解した。
「透波さん!」
「んー?」
「怪我は……なさそうだね」
「幸運にもね。ねー、ここからどうやって抜け出す?」
「切り替えが早い……策はあるけど、あいつらのことを利用する必要がある。あそこの人が寝てるからなぁ……」
部屋の角に座るサングラスの見張りは、2人が目覚め会話を始めてもなお居眠りを続けている。
「あいつ……幸せそうにグースカ居眠りこきやがって……良いご身分だなぁ!おい!起きろ!」
葉束は苛立ちのままに怒鳴りつける。狭い室内で強烈に響く声だ。綺羅愛は呆れた目でそれを見る。
「透波さん、怖いものとかないの?」
「ないね。……あいつこれでも起きない」
見張りは葉束の怒りを意にも介さず大きないびきをかく。
「くっそー、この縄さえなければいびきをかく間に寝首をかくのに」
そう不満を漏らした時、壁の向こうからどすどすと足音が聞こえてくる。複数のものだ。外に漏れた音に気がついてやってきたのだろう。
「お、ラッキー」
ドアが乱暴な音を立てて開き、昨夜路地裏で葉束達の気を失わせた男達がやってきた。5名ほどいて、みな体格がよく威圧感がある。
「うるせぇぞ!おい吉岡……寝てんじゃねえ!」
リーダー格らしき先頭に立つ額に傷のある男が吉岡と呼ばれた見張りの頭を殴る。彼はようやく目が覚めて、ばっと立ち上がりすぐに「すんません藤村さん!」と頭を下げる。
「久しぶりだね、サイテーな誘拐犯さん」
綺羅愛は軽く挑発してみせる。藤村は特に怒る様子は見せない。冷静に、丁寧に説明を始めた。
「お前らを誘拐したのは、俺たちがこれからゾンビ星に行くからだ」
「ゾンビ星?」葉束は聞き慣れぬ単語に戸惑う。
「殺人ウイルスの蔓延る渡航禁止の惑星だよね」
藤村の代わりに綺羅愛が解説をすると藤村は「ほう」と感心する。
「よく知ってんな嬢ちゃん、じゃあこんな話は聞いたことあるか?ゾンビ星にはレアメタルを始めとする数々の希少な資源が眠ってるって話」
「宇宙船の燃料に使う地球には存在しない液体もあるんでしょ?おじさんが知ってる事くらい当たり前に知ってるよー」
綺羅愛は嘲笑して、水を得た魚のように煽りだす。
「てか、それって義務教育で習う知識だよね?『聞いたことはあるか?』もなにも、知ってて当たり前。ダサかったなーかっこつけた言い方しちゃって」
「嬢ちゃん、言ってくれるじゃねえか」
「う」綺羅愛の煽りを受け流す藤村に対して、「義務教育で習った」ことが全く身に覚えが無いことで居眠りばかりで成績不振の中学時代を思い出しダメージを受けた少女がいた。
「こ、怖いもの知らずはあんたも大概らしいね!」
悔しさを誤魔化すように言う。「まあね」と適当に流された。
「それでだ」
藤村は低いトーンで仕切り直す。
「俺たちはその利益を独占するために裏ルートで宇宙船を入手して今ゾンビ星に向かってるわけだが、まあ何も警戒せずノコノコ上陸したら死ぬに決まってるよな。そこでお前らの出番ってわけだ」
「僕たちを
「勘がいい。星に着いたらまず初めにお前らを行かせる。ウイルスの感染条件や症状、ついでにゾンビ星の環境を調べさせ、あわよくばウイルスに感染したお前らを使ってワクチンを作り出す」
「さいってー、てめぇが命かけろよ根性なし」
葉束の抗議は無視され、代わりに綺羅愛が疑問を投げかける。
「なぜ僕たち?僕たちはただの女子高生二人組だ。見知らぬ星で期待通りの仕事ができる保証はない、ウイルス感染すらせず現地の野生動物に殺される可能性すらあるけど」
「そうだなあ。合理的に考えるなら大人の男をなるべくたくさんがベストだ」
藤村は反論せず綺羅愛の意見を肯定した。その様子に綺羅愛はますます困惑する。
「じゃあ、なんで僕たちなの」
「成人男性と戦うのは怖いじゃねえかあ!てめえ、俺たちが無傷で大の男をかっぱらえるとでも!?」
「は?」
「そりゃあよお……俺たち家族が勝てない相手なんていないさ。でもよお、無傷ってわけにゃあ行かねえ……うう……あいつらが少しでも痛い思いするなんて、考えただけで涙が止まらないんだ……だから俺は絶対に無傷で勝てる弱っちい女子高生を狙ったんだよ……」
「吉岡とか言うのは殴ったくせに?」
その指摘を無視して藤村は堰を切ったように泣き出す。冷静で威圧感のあった彼が鼻水を垂らすほど泣き出す奇妙な様子に綺羅愛はそれ以上言葉を返せなかった。
「根性なしが舐めやがって」葉束はまたしても悪態をつく。
「本当はゾンビ星も怖くてたまらないんだ……それでも!俺たち家族の幸せの為に命かけるってみんなで決めて、怪しい女と契約してまでここにいるんだ!誰1人死なせない!頼む!お前達も協力して欲しい!」
強面の誘拐犯が、額が地面に擦りつくほどの土下座をし、後ろの部下達も涙を抑えきれずに「カシラァ……!」と泣き出す。異様な光景であった。
「キッショ死ねや」葉束のストレスは限界のようだ。
困惑して眺めていた綺羅愛だったが、突如はっとして何かを閃いたようで、「ねえ」と藤村に呼びかける。
「ああ?」
「怖いならさあ、僕が元気出してあげようか?もちろん、そういう方法でさ」
「ガキが何言ってやがる」
「僕処女のまま死にたくないんだよ〜人助けと思ってシてみない?」
「俺はお前みたいなガキは好みじゃねえんだよ」
「カシラは熟女好きでしたよね!大丈夫っす!ジブンロリコンなんでジブンがヤりますっす!」
部下の1人が名乗りをあげる。細身で刺青も見えない、発現に目を瞑れば一見快活な青年だ。
「よろしく頼む、西島」
「うっひょーい!」西島は許可が降りると同時に一瞬にして服を脱ぎ素っ裸になった。
「やったー♪ねー、この縄邪魔だから解いてくんない?どうせ抵抗する力ないんだからさ」
「いいっすよね!」
藤村は一瞬綺羅愛を訝しむように睨むがすぐに「いいぞ」と許可を出した。
西島によって綺羅愛を縛る縄が解かれてゆく。
「汚ねーぞ自分だけ!クソビッチ!」
未だ床に這いつくばる葉束は完全に自由になった綺羅愛にやじを飛ばす。綺羅愛は葉束をきっと睨んで、小声で弁明する
(わかるでしょ?作戦の一部だから!)
「声が小さくて聞こえねーよ!」
後でぶん殴る、と悪態を吐きながら西島の相手に戻る。
「よーし、早速パンツ脱ぐっすよぉ!」
「いやいや、いきなりすぎるよお兄さん。まずは上からじっくりだよ。お兄さんが脱がせて欲しいな?」
西島は息を荒げ、言う通りに綺羅愛の上着を脱がせ始める。
「はーやーく♡」
「うっひょひょひょひょひょぉ!」
シャツの最後のボタンが外れる。するりと肩から抜けていって、彼女の一糸纏わない上半身が顕になった。西島が涎を垂らしてその薄い胸元にかぶりつこうとしたその刹那————
「死ね童貞」
「おぶっ!?」
西島の体が超高速の何かに吹き飛ばされる。しゅるりしゅるりと音を立ててその主、綺羅星綺羅愛の元へ戻るそれは細長い無知のような触手群であった。
「お前!騙しやがったな!」
藤村は即座に銃を構え発砲を試みる。しかし引き金を引くよりも早く頭を打ちのめされて、後に続いた部下達も同じ末路を辿る。
「綺羅愛すげー!」葉束は先程の悪態なんてなかったように手のひらを返す。
「言ったでしょ、僕のお母さんエイリアンだって。……この触手、使うと服破れるからさ、わざわざあんな真似しなきゃならなかったんだ」
綺羅愛は裂けた背中を見せつける。そこでは何本もの触手が蠢いていた。触手をしまって背中を閉じると、くるりと葉束の方を向き縄を解こうと歩きだす。
「ふーん」すると葉束は綺羅愛の胸元をじっと見た。「な、何」綺羅愛は恥ずかしくなり慌てて手で隠す。
「いや……うっすいなあって思って」
「失礼だなあ!?僕は女の子でも男の子でもない体だから薄くて当然なの。それに透波さんだって似たようなものじゃないか」
「あたしは着痩せするタイプだから(嘘)脱いだらすごいんだよね(嘘)」
「嘘ってセリフに書いてあるよ」
「それを言うなら顔に書いてあるでしょ」
「本当に書いてありました。じゃあそんなこと言うなら確認してみよっかなー、都合よく動けない事だし」
「きゃーえっちへんたーい」
軽口を叩きながら葉束の縄が解かれる。
「うっし自由の身」立ち上がり大きく伸びをする葉束の頬に平手が打ち込まれる。
「いった!?」
「さっきビッチとか言ったお返し」
「しらねぇよお前覚えておけよな」
「憎しみって連鎖するんだなぁ……」遠い目をする
「てかさ綺羅愛、これからどうする?」
「どうしようか……宇宙船の操作はできないからなあ、ゾンビ星に行くしかないのかも」
「勘でやればなんとかなるでしょ」
「なるわけないって。透波さんのその変な自信、どこからくるの?」
「人生経験」
「同い年でしょ」
「濃さが違う」
「あっそう」綺羅愛がシャツを着終わって、ブレザーに手をかけた瞬間だった。
バン!銃声が鳴り響く。綺羅愛は腹に走る熱い痛みが理解できないままに背後から取り押さえられてしまう。
「綺羅愛!」
「透波さん逃げて!」綺羅愛は叫ぶ。
「この狭い船の中でどこに逃げようってんだぁ?カシラ達の仇は必ず取る。楽に死なせねえぞおめえら」
先程部屋にいなかった別の部下達が異変を察知してやってきたのだ。その数は部屋の人間よりも多く、十人近くもいる。葉束は無言で舌打ちをした。
「おいおい、勝手に殺さないでくれよなあ」
「殺すまえにヤらせてくださいっす〜」
藤村や西島も起き上がり、葉束を取り囲む。
「わーお、絶体絶命」
その文字通りの状況だと言うのに、葉束の口元にはうっすら笑みが浮かんでいた。それを見た藤村は怪訝そうに問いかける。
「何がおかしい」
「ねえ、あんたらってどんな悪事してんの?」
「……あ?なんだいきなり」
藤村は困惑した。死にゆく葉束にとって関係のないことだからだ。
「教えてよ」
しばし沈黙する。発言の意図を掴もうとした。
「何がしたいのかは知らないが、教えてやるよ。俺たち藤村組は殺人だろうが密輸だろうがなんでもやる最強の『悪』だ。おめえは今からその恐怖を徹底的に味わされながら死ぬんだ」
葉束は、その答えを聞いてくくっと笑った。高揚し、拍手まで始める。
「なにがおかしい!」
「その答えが聞きたかった!はっはは!」
高笑いを続ける。その狂気を見る綺羅愛の脳内には、『人生経験』の言葉が反芻された。
「怖いねえ……不幸慣れって」
葉束はまるでハイになっているかのように今までの鬱憤を解放する。
「お前らは悪、殺されて当然の悪!だったらあたしが今ここでてめえらを殺しても何の罪にはならねえよなあ!ストレス溜まってんだよ、ただでさえ不幸続きの日だってのに最後の最後に弩級の不幸が降ってきて!今から!てめえらを!ストレス発散でぶっ殺す!」
葉束の狂気的な叫びを前に藤村は気圧されながらも、場の支配権を維持する為声を張り上げて銃を構える。
「お、おい!あんまふざけたこと言ってると今すぐぶっ殺すぞ!」
「撃ってみろよ」と不気味に笑った。
「あたしは超不幸体質ゆえに今不幸のどん底にいる。ということはつまりこれからとんでもない幸運が降ってくるのが確定してるってことだ。なぜなら超不幸体質を打ち消す超幸運体質があるからだ。わかるだろ?綺羅愛」
「……君がどうやって生きてきたか大体わかったよ」
綺羅愛はもはや笑うしかなかった。諦めたのではなく、呆れた。
「ほら、撃ってみろよ」
葉束はゆっくりと近づいていき藤村の銃を額に押し当てる。
「こいつぅ……!」
藤村は耐えきれずに、銃の引き金を引いた。
「なんだと……!?」吉岡が驚愕の声を上げる。
「言ったろ?」
引き金を引いた銃は暴発した。葉束は全くの無傷で立っていて、反対に藤村は銃を握る手が吹き飛んでいる。
「ぐ、ぐおお……」
呻く藤村の足元を葉束は軽く蹴る。本来であれば藤村の巨体はその程度でびくともしないはずだが、幸運にもバランスを崩し後頭部を強打する。藤村はそこからぴくりとも動かなくなった。
「おかしい!」西島が絶叫する。
「じゅ、銃がその距離で暴発すればお前だってタダじゃ済まないっす!」
「そういう銃なんじゃねーの!知らんけど!」
乱暴な返答をしながら西島を殴りかかる。すると西島は「ひっ」と怯えて足を滑らせてしまう。それにより、拳が彼の股間にジャストミートする位置にズレた。幸運にも、透波葉束に勝てる位置に。
「ぶほへhvtぶkhぶjhっぐおわあs!!!』
「悪党殴るのは気持ちがいいなぁ〜!」
人間のものとは思えない絶叫をあげる西島を面白がっていると一瞬にして大量の銃声が鳴り響く。しかしそのどれも当たらず、流れ弾が敵の数を三人にまで減らした。
「ヘッタクソ!ママに銃の撃ち方習わなかったのかあ!?」
勢いのままに残り三人も薙ぎ倒す。それぞれの金玉に全力パンチをぶち込んでいく葉束の表情は、とても明るく輝いていた。
「スッキリ!」
「……凄いね、透波さん」
「ラッキーラッキー超ラッキー♪」
そう言って、落ちていた綺羅愛のブレザーを拾って放り投げてやる。
「ありがと」
「腹の傷は?」
「このくらいならすぐ治るよ」
綺羅愛は笑って腹をさすってみせる。シャツは赤く染まっていたが、既に失血は収まっていた。
「お前結構バケモンだよな」
「透波さんに言われたくないなぁ」
「なんだとこいつ」綺羅愛の頭をぽかっと殴る
「いてて」
「生きてる証拠。運が良かったね」
「透波さんのね」
「まあね」
ふと、葉束達は部屋を満たす血の匂いに気づいた。
「くっさ……別の部屋行こ」
綺羅愛の手をとって立ち上がり、部屋から出る。
「鍵閉めておきなよ。死亡確認してないんだから、また実は生きてましたで不意打ちされかねない」
「おっけー」部屋の鍵を閉めようとした。
「ま、待ってくれ……!」藤村の声が引き止める。
「あれ、生きてたんだ」
「俺の……家族だけでも助けてくれ……!」
「やだけど」ドアを閉め直そうとする
「お前正気かよ!何も殺すこたぁねぇだろぅが!、俺たちだって守りたい大切なものがあるんだ、明日があるんだ!それを奪うってんだぞ!平気で!お前に人の心はあるのかァ!」
葉束は藤村の叫びを聞くと、思わず吹き出してしまった。
「っはははこいつJKに倫理観説いてやがる!アホくせぇ〜!」
ガチャン!と、大きな音を立てて扉が閉まる。もう二度と、開くことは無いだろう。
「透波さん、いい性格してる」
「それほどでも〜。これ、生きてた方が地獄じゃね?何も無い場所から死ぬまで出られない」
「透波さんが言ったんだよ?あいつらには何してもいいって」
「あんたもいい性格してるねぇー」
2人は歩いて、ブリッジに出た。天井が1面ガラス張りで、星々がよく見える。
「さっきの続きだけど、これからどうする?」
「勘でやるんじゃないの?」
「それもありだけどさ……勿体ないなって思っちゃって」
「……そうだね」
「せっかく憧れの宇宙に来たんだ。このままUターンなんて勿体ない」
「ああ。どうせ死刑ならエンジョイしたいよね」
「このままいこうぜ、ゾンビ星!」
「もちろん!」
『警告・これより異空間ゲートへ突入します。衝撃に備えてしっかりとお捕まり下さい』自動音声が鳴り響く。
「だってさ」わざとらしく葉束を見る
「あたし運がいいから大丈夫だよ。スリルを求めて私は立つね」
「じゃあ僕も立っとく。一応手でも繋がない?」
「童貞のチンコぶん殴った手だけど」
「遠慮しとこ」差し出した手を引っこめた。
「ねぇ透波さん」
「今度は何」
「地球に帰った時に死刑にならない方法を思いついた」
「おっいってみ」
「神様を見つけてノーベル賞を取る」
「あたし無神論者なんだけど」
『異空間ゲート突入まで……10、9……』
「神様はいるよ。僕たちの能力は神様が与えたものだと確信してる。宇宙を旅してそれを見つけるんだ。そうしてノーベル賞を取れば、多少の法律違反はチャラになるよ」
「アホみたいな作戦だね」
『8……7……6……』
「旅の目標はないよりあった方がいいでしょ?それに透波さんと一緒だと何とかなりそうな気がする」
「そう?まぁ確かにね。あたし運いいもん」
「不幸でもあるけどね」
『5……4……3……』
「ま、最悪ダーウィン賞位は貰えるよ」
「それ死ぬじゃん」
「嫌?宇宙に行けたら死んでもいいって言ってたじゃん」
「……延期だよ」
『2……1……』
「大丈夫、何とかなるよ。ふたりなんだし」
「2人分の不幸は打ち消せるかな」
「2人分の幸運なら」
『異空間ゲート、突入します』
「……やっぱり手、握ってもいいかな」
「ん」
虹色の光がブリッジを包む中、静かに手を差し出した。
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