トラック使って逆転移! 人を撥ねそうになった俺は異世界でドラゴンを撥ねる
塀流 通留
プロローグ 人生詰む前に女神に呼ばれた
そこは
深い
「ここは……?」
「ここは
ゆっくりと声の
声の主は女だった。
それも見たこともないくらい美人な。
「だ、誰だあんた!?」
「私は女神※♥♪☔☆」
「え? なんだって? なんて言っているか聞き取れないんだが」
「※♥♪☔☆……
「……? まあいいや。その女神様がなんでここに? 神界って言ったっけ? どうして俺がそんな場所に居るんだ?」
「その前に私の質問に答えてくれませんか?」
「は? まあいいけど……」
「ありがとうございます。では質問です。あなたはこの場で自分が誰であるかを名乗ることができますか?」
「当たり前だろ? 俺は――」
………………
…………
……
俺の名前は
この春から私立
中学の
そしてその
さらにできれば人生初の彼女は
(神様お
普通なら5円のところを、
ここ、星ヶ丘神社は特に
通常の百倍の金額を入れたからきっと願いを
明日からの高校生活が楽しみだぜ。
「さーて、お
俺は
もちろん
参道の中央は神様専用の道だからな。
願いを叶えてもらう
「桜、キレイだなー。俺の青春も桜色になってくれるといいなー」
そんな事をつぶやきながら道を歩いていると元気な小学生の集団を発見。
俺もあんなころがあったっけ。
でも
車道にボールが飛び出たら
「い!?」
俺は一瞬自分の目を疑った。
小学生がボールを取るために
すでに信号は赤。
最悪なことに2tトラックが
――プァァァァァァァァン!
「え!? わぁぁぁぁぁぁっ!?」
「チクショウ! 間に合え!」
トラックのクラクションが鳴る中、俺は小学生を助けるべく車道に飛び出した。
……
…………
………………
「自分が何者であるか思い出しましたか?」
「ああ、俺の名前は
「
女神と名乗った女はそう言うと手を光らせ、運転席横のナビに手を伸ばした。
ナビゲート画面を軽く
何とも言えない
「い、いきなり何を!?」
「あなたがたにスキルを与えました。あなたがたはこれから地球とは異なる世界で
「英雄? 何を言ってるんだ?」
「おや? わかりませんか? あなたの国では私たちの行うこの
「いや、そりゃ認知はしてるさ。この
自分はもう20歳――社会で働いているいい大人だ。
異世界だの英雄だの、そんな非現実的なことに憧れる年齢はとうの昔に過ぎている。
異世界?
英雄?
勝手をぬかすな。
こっちは
日々の
こんなところに自身を呼び出したくらいだから神様なのは本当なのだろうが、こっちの都合も考えず好き勝手なことを言わないで欲しい。
「女神様よ、あんたに都合があるように俺にも都合があるんだ。日々の食い
「そうですか……残念ですがそう言うのならば仕方ありません。あなたを元の世界のあの瞬間あの場所に戻します」
「おう、そうしてくれ……………………あ、やっぱりちょっと待って?」
「?」
「あんた今、あの瞬間のあの場所に戻しますって言ったよな?」
「はい、言いましたが?」
「そうした場合俺どうなるの?」
「
「
「はい、人生詰みです。元の世界に戻した場合、ここでの
「何だよそれ……
「その通りです。『人生の選択肢がない』――そんな者が呼ばれるのです。神の力で最後の選択を与えるために。で、どうしますか? 戻りますか?」
「戻れるわけねーだろ……いいよ、選択肢がそれしかないなら英雄にでもなってやらあ」
「結構。では、新たな世界へ送らせていただきます」
女神はそう言うと全身を
太陽のような光が助手席から生まれ、大和が乗っているトラックを
「さようなら大和――あなたがたのご
「あ、おい!? あんた俺にスキルをくれたって言ったよな? いったいどんな――」
「すぐにわかります。では、頑張ってください」
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