第25話
私は、マルクスに影響を与えたものの1つである労働者の貧困問題の解決について私もマルクス同様に社会構造を変えなければ何も変わらないのだと感じた。
事実、労働者の貧困問題について、格差や貧困問題は歴史を紐解けばマルクス以前の時代の方がさらに、厳しかっただろうと言うことは想像出来ます。なぜなら、産業革命より以前の方がより、厳しい貧困や困窮があったと考えるからです。
しかし、これらが社会問題として位置づけられていたかと言うと微妙に感じます。
なぜなら、中世において奴隷制や身分制がありました。その社会において貧困問題や格差問題が社会全体として取り組む課題や克服すべき課題として位置づけられていたかと言われれば極めて限定的であったと思うからです。
一方で徐々に奴隷制や身分制が変化を見せ、ルネサンスや啓蒙主義を経て、人間は生まれながらに等しい生き物であると言う人権思想が根付きました。こうした中で19世紀には、どうして同じ人間の間に格差や貧困問題が存在するのかと不安が生じていたと考えられます。
これは人々が社会全体の克服すべき課題であると意識や認識が高まっていたからだと思います。19世紀にかけて産業革命も発展し、益々物質的に全体的に豊かになっていく中で繁栄から取り残された労働者の貧困問題が大きな問題でした。勿論、そうした意識は、ミルやマーシャルと言った経済学者も共有していました。
しかし、マルクスの場合はもっと劇的な変化が必要であると考えました。当時の労働者の体制は厳しく貧しい為、児童労働や労働者の困窮がありました。こうした状態を克服するすべきだと主張を始めた事がマルクスとエンゲルスの出発点であると私は感じました。
結果的に、貧困問題解決には社会全体の経済を成長させる事が1番重要であると私も最初は感じました。ですが、マルクスの現状そのものの資本家と労働者の対立行動の本質である階級対や社会構造が貧困などを本質から変えるべきだという考え方を知り私もそうすべきであると感じました。
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