第38話

「綺羅、好き嫌いはあるか?」



席に座れると目の前に座った五十嵐さんに問われ、



「いいえ、ありません。」



「食べたいものはあるか?」



そう言われてもこんな高級なお店で”これが食べたい”なんて言える訳がない。


だって、一度も来たことがないもん。



苦笑いをしていると、



「なら、まかせてしまうがいいか?」



その提案は願ってもない申し出で。



「はい。お願いします。」



と返事をすると、ここまで案内してくれたお店の人にその趣旨を伝えてくれた。



お酒の苦手な私と今日は車の運転がある五十嵐さんは、お酒を飲めない。



ノンアルコールのカクテルを頂きながら、運ばれてくる料理を美味しくいただく。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る