編集済
探検部同期メン(5)(2023.8.31)への応援コメント
" 「Bどういうこと?Eは何言ってんの?」
23:31
B「ごめん。もう見てられなくて。Eが塞ぎ込んでるところ"
こういうのが好きです。
ラノベ的な評価軸は主にふたつあり、物語の内容についてと、それを支える文字表現に関することです。物語の部分は私には論じることはできませんが、文字表現の評価軸は明確に掴んでおります。それは、読みやすさ、ストレスのなさ、考えずに読めるか、ということです。あなた様の文は、読みやすさとストレスのなさが該当する可能性が非常に高いです。考えずに読めるか、が評価されるような文は、読者に疑問を抱かせる隙がないようなtell的文章で埋め尽くされます。怒り、悲しみ、諦め、などの感情語彙が積極的に用いられ、そして異文化的な、自分の感覚にない感情的なshowが全くと言っていいほどほとんど用いられない傾向があります。
話を戻して、モキュメンタリーというアプローチと関連させて話を進めますが……今ここまで来て、モキュメンタリーと文字媒体は相性が悪いのでは、と感じるようになっています。物語として表現するために、漫画や映画を作りたいという方がいらっしゃるかと思いますが、それができない場合小説という手段が選ばれることが多いはずです。その場合、文字による表現にあまり関心が向いていないことが多いように見受けられます。あなた様の、文字表現の関心はどれほどのものでしょうか。以前宣言した通り、物語だけに着目することは変わりませんが、あなた様の文字表現に関する関心の大きさを計らねば論じる内容の方向性が乱れるかもしれないと考え始めています。
モキュメンタリーと呼ばれるものを少し調べてみた限り、やはり小説媒体でモキュメンタリーをするには、非常に難易度が高いように思われます。ドキュメンタリーの持つ空気感を作品として表現するのがモキュメンタリーとのことですね?……どうなのでしょう。私はドキュメンタリーを好んでみますが、そのとき、映像や編集という作り手の意図だけでなく、切り取られた部分から編集の作為を排除すべく、人物の多くの部分を見ています。どのような訛りなのか、どこに住んでいるのか、見た目、清潔感、社会的地位、地理、生活で使われているもの、ありとあらゆるものです。映像世界では、特にドキュメンタリーは単純に映ってくるのでそこまで意識はされませんが、次にモキュメンタリー。意図された創作でも大なり小なり工夫が、ドキュメンタリーらしさの再現のために必要だと思いますが、文字世界だと、この部分に関して極めて難易度が高まります。情報量が多いものを再現するには、文字世界は極めて難易度が高いです。上手く情報を描かねば、文字量が増えて主題から逸れているように見えますし、そのために説明的な描き方抑えて、show的な描き方で情報を圧縮すれば一般的な読者がその情報の意味を受け取れずに見逃す、ということが懸念されます。
あなた様がモキュメンタリーに挑むモチベーションをお聞かせ願えませんか。
作者からの返信
コメントありがとうございます!まさに目の覚めるような思いでした。
モキュメンタリーを書いてみたいと思ったきっかけは、カクヨムでこのジャンルで話題になっている作品を読み、大変面白いなと思ったからです。断片的な情報から次第に全貌が明らかになっていくというところが新鮮でした。
>モキュメンタリーと文字媒体は相性が悪いのでは
たしかに自分で書いてみてそう思うことはありました。文字だけでなく別の要素があった方が表現として自然だけど、カクヨムの制約で文字だけということがあったためです。ただし、私の文字表現の稚拙さが原因で、show的表現を多用してうまく書かれる方もいらっしゃると思うので、一概にそうとは言えないかもしれません。
>あなた様の、文字表現の関心はどれほどのものでしょうか。
ご指摘を受けてはじめて意識しましたが、どちからというとストーリーの筋が追えることを重視していたため、文字表現への関心は薄かったと言わざるをえないです。文字表現に引っ張られて、意図しない方向に読者さまの関心が行かないようにというのもありますが、それは単なる言い訳で、私の能力不足、練習不足ということになりましょう。文字表現の稚拙さが作品全体の薄っぺらさ陳腐さに繋がっていたことを自覚しましたので、今後はもう少し意識的に書いていかねばならないと反省しました。
>show的な描き方で情報を圧縮すれば一般的な読者がその情報の意味を受け取れずに見逃す、ということが懸念されます。
これですよね。匙加減が実に難しいように思いました。まずは色々な作品を読んで勉強していきます。
おそらく、ラノベ文化的な評価軸の方だとあなた様の作品はすらすら読める、と高く評価する可能性が高いです。その評価軸の詳細をご存知でしょうか。
作者からの返信
コメントありがとうございます。ラノベ文化的な評価軸というと、しき様が今回の企画のおまけで言及しておられましたね。おまけを読み直してきました。
"(ラノベ文化では、自らの取れるコミュニケーションを相手から自分へ最適化されたような作りになっています。これがわかりやすさ、読みやすさという評価軸です。異言語を魔改造的な意訳によってスムーズなコミュニケーションを取れるようにしていると言い換えられます)"
私が不勉強で理解できているか不安なため、差支えなければその評価軸の詳細についてご教示いただけるとありがたいです。
ヒアリング記録:回答者B(■■大学事故調査委員会)への応援コメント
"底には月がある"
お……!タイトルが出ましたね。巧いです。
英語のlunaticという単語をご存知でしょうか。やはり、そういうものを見出されやすいのですね
作者からの返信
lunaticは意識してなかったですが、よい設定ですね!後付けでいただきましょう!
月の狂気にあてられたという解釈もできますね。
"データはAIに食わせときます"
こういうのが好きなんです
"D「そうだね。じゃあそうするー。なんか買ってくね!」
A「ありがとう。適当によろしく!」"
←この空白が使われる意味を掴もうとしているのですが……まだそれがわかるためのものは伏せられているのでしょうかね……仮定のまま読み進めてみます。
作者からの返信
"AIに食わせる"はちょっと意図的な表現なので、取り上げていただいてい嬉しいです!
空白は、AのPC上での表示ということを表したかったのですが、カクヨムの表現の限界で、わかりにくかったですね…。
A,D,Eのクラスメイトのインタビューへの応援コメント
民俗学は人の社会集団形成例として、非常に有用に見えるので、もっと興味を持つ人が増えて欲しいものです。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
モキュメンタリーホラーで民俗学がよく使われるので、ベタな要素として取り入れてみました。
話の進みが文字に対してかなり早いですね……!私は文字を費やしてしまうので、見習いたいものです。
"地元では古くから洞窟自体を信仰の対象としており"
物語のテクストから離れてしまいますが、このような集落の共同体に、帰属意識と仲間意識を育むためのものがしっかり描写されているのは、大変私好みです。
"腹ばいになって進む必要がある箇所が複数存在する"
かなりストレス度が高い場所なのですね……
作者からの返信
ありがとうございます!このあたりの情報が後々効いてくる作りになってます。
探検部同期メン(5)(2023.3.11)への応援コメント
"21:09
A「あしたよろしくー。8時にいったん部室集合で。予定通りハイエース借りて拾いに行きます!」"
すぐに、あなた様のおっしゃっていたことが分かりました。確かに、このような構造であれば文字の世界において、よく話題にされる表現の機微については傍に置いて、あなた様の意図のままに設計できそうですね。
しかし困りました……この批評会は文字の表現について量を費やすことが多いので、大量のフィードバックができないかもしれません。申し訳なく思います……ただ、実際に見られる口語的なものですので、大変好みです。
"あんま泳げんし。」
21:58
「そっか!じゃあBは待機で!全裸で"
特にここです。
このように、人のコミュニケーションに着目することはできます。
ほどよく帰属意識と仲間意識が育まれた社会集団ですね。
ある程度のコミュニケーションが取れる、「気まずさ」と呼ばれるような心の距離感はあまりなさそうです。
作者からの返信
早速コメントありがとうございます!
嬉しいです。しき様のおっしゃる通り、批評の題材としては適した作品ではなかったかもしれませんね…。申し訳ありません。
また、心の距離感に着目いただきありがとうございます!これから起こる事件をきっかけに、距離感が変わり「気まずさ」のようなものが生まれてくるかもしれません。
編集済
KAII-Analyzer2 対話型Proto.1 動作確認テスト③(2025.04.10)への応援コメント
"カクヨムでこのジャンルで話題になっている作品を読み、大変面白いなと思った"
そういうことだったのですね……!私も、流行りの波に乗ってみたいものです。であれば、技術を詰め込む、という描き方はなさらなかったはずですので、そこを加味していきます。
"意図しない方向に読者さまの関心が行かないようにというのもありますが、それは単なる言い訳"
物事とは絶対値であり負の値はない、という比喩を用いて私は価値観を言い表しております。日本では言い訳、と片付けてしまいますが、別の角度から見ればそれは純然たる原因のひとつです。見過ごさず、なぜそうなったのか、について深掘りすると良いでしょう。そうすれば、気にせずそのままで良いのか、修正すべきことなのか判断することができます。他者の、目的と関係ない評価軸ではなく、目的と関係のある評価軸をもとにその興味関心を保つか、手放すか選べるといいですね。興味のないことは、どれほど挑戦しても、脳の構造上(話す時、体を動かす時、似た単語を間違えずに思い出そうとする時、脳にどのようなしくみによって活性されているか知っていると直感しやすいと思います)できないものがありますから。
話は戻りまして、レトリックについて言及できることは多くないため、シナリオなどの文字から切り離されたものについて論じていきます。
一度、あなた様への批評に私個人のノイズが入らないようあらかじめ言葉にすることで本題の純度を高めていこうと思います。
ホラーであり、モキュメンタリー。大きな困難を伴う挑戦だったでしょう。ホラーとは創作的な面が強く、モキュメンタリーとは現実味を装いたい動機があります。相性の問題で、いいとこ取りは構造的に極めて難しいと感じております。そのため、現代の世間にとって"よくわからないもの"としてホラーの現実味を引き立てられるAIを活用するものかと思いましたが、あくまで主題は、「怪異」と作品内で呼ばれるものに留まりましたね。完全に個人的な嗜好という観点から、AIホラーも前面に押し出せていれば、と惜しいように感じています。あくまで「怪異」を引き立てるための対比装置だとみなしております。
次にモキュメンタリー、というより現実味を出すためのお話に移りたいと思います。人の、世間一般に言われる「悩み」を演出装置として使えば現実味が強く出せたのではないかと、人物の心が深掘りされるシーンでそう感じました。
よくある「悩み」を用いるので主題を邪魔するほどでなく、没入感を引き出すためだけに装置として効果を発揮できたでしょう。人物がABCという記号にも関わらず、はっきり区別できるほど「その悩み」を用いて個別化し、人らしさ、現実味の効果を引き出してみてください。
次に、ホラーとモキュメンタリーを引き立てるためのレトリックのお話になります。
"動作確認テスト③"から引用させてください。
""■■■■洞窟にまつわる怪異を教えてください。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■■■■洞窟にまつわる怪異は存在しません。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
テスト5
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■■■■洞窟にまつわる怪異を教えてください。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「■■■■洞窟は禁足地である。理由は伝わっていない。」""
ここでは構造的なレトリックについて言及していきます。
構造としてみると、
テスト4
肯定文/命令
否定文 一文
テスト5
肯定文/命令
肯定文。否定文 二文
となっております。
構造的レトリックとして
""
〜を教えてください
〜である
""
肯定文
否定文 一文
↓
肯定文
肯定文 一文
とあると心地よさがあるように思います。ただ私は、説明が排除されたものを好む傾向にありますから、説明がないとわからない人のための作られ方ではないのは十分にご注意ください。
最後にタイトルについて
タイトルとは、紛れもなく主題であると思います。「冬」が主題にされた詩集があったとして、いくつか「冬っていうタイトルじゃなくても書ける内容だなこれ……」と思うようなことがあった場合、作中におけるタイトルの味が薄くなります。これは、冬、と題された詩集で何度も冬を印象付ける物事が出てくることに趣を感じる私の感性に基づくものですが、タイトルの要素が頻繁に用いられるのが私好みです。確かに強い作用はありましたが、この私の好みからは横道逸れるものでした。ただ、タイトルで「冬、ときどきサングラス」と、冬単体だと主題から外れたように見えるサングラスがタイトルにあると、冬にまつわるものでなくとも、サングラスでさえあれば冬テーマの詩が連続する中それが挟まると「お、ここでサングラス」と少しばかりのカタルシスを与えることができたでしょう。
ここまでは、商業作品からあらゆる全てのものを自分好みに作品を配置し直す変な癖に基づくものでした。
ここからあなた様の意図するものに迫ろうと思います。
以下のものは、自らを他者として自己から切り離して観測し、言葉にしたものです。
やはりモキュメンタリーですから、書類などの生活から地続きであると思わせるものがあるのは大変良いと感じることができました。人物の言葉と、コミュニケーションについてもそうです。ぼんやりと、はっきりと正体が掴めないという漠然としたもの、という演出は確実にできていたと言えるでしょう。間接的に観測するしかなく、見えたところでそれは鏡に写ったような、実体でないもの、というところが大変良かったと思います。人物の「悩み」が表出したところは、そこを起点に没入感が増しましたし、何人も行方不明になっていくところは、怪異の影響力の強さを感じることができ、ホラーの実感がありました。流行りに乗って描かれたものとして、十分なクオリティがあるように思えます。
あなた様は近況ノートを開いていらっしゃるので、ご質問などあれば、どのようなものでもお答えしたいと思います。
ありがとうございました……!
作者からの返信
ありがとうございます!有益なアドバイス大変はげみになります!じっくり読み込んでお返事させていただきます!
まずは御礼まで。