第14話 発達障害持ちだけでなく虐待や自殺サバイバーなスキゾイドや愛着障害者などの回復力が低いのはオキシトンが出にくいから

 さて、発達障害持ちはドーパミンやアドレナリン、セロトニンなどの出が悪かったり受容体が少なかったりするのですが、虐待や自殺サバイバーな幼い頃のPTSD持ちスキゾイドや愛着障害者は全般的に体力がなくメンタルが弱い傾向があります。


 この原因は愛情ホルモンと言われるオキシトシンがでづらいためです。


 オキシトンは安らぎや幸福感を感じる効果を持ち、心身のリラックス、信頼感や共感性の向上、不安や恐怖の緩和などの効果があるので、逆にこれが出にくかったり受容体が少なかったりするすると常に緊張にさらされ消耗しやすい状態になります。


 そして疲れている時に何らかの繋がりや暖かさに触れて安心感や前向きな気持ちが増えて心の傷が癒え、満たされた気持ちになり満足して床につき、安眠できるというループを健常者は持てるのですが、発達障害持ちやスキゾイド、愛着障害者はなかなかそれができません。


 いわゆる睡眠障害持ちになりやすいわけですね。


 ちなみにオキシトンはパートナーや子ども以外にも可愛がっているペットなどでも普通は出ます。


 主に可愛い動物と触れ合うアニマルセラピーに効果があるのは動物とふれあい安心することでオキシトンが出るからですね。


 オキシトシン受容体の数は、幼いときに愛情溢れる養育環境で育てられ、十分オキシトンが出たかどうかで決まるので、受容体を十分に作れる家庭環境にいないときついことになります。


 ネグレクトや虐待がいけないのはこういうことが理由でもあるのですね。


 ぶっちゃけていうと、健常者より圧倒的に心身のスタミナに関する回復力に劣る上に、スタミナの減りも健常者より早いという二重苦なんですよね。

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