第4話 周囲の環境に紛れる魔物
ミアズマ・モスとプシュケーの素材買取額は、1,100万だった。
最近の素材買取額と比較すると、大した金額じゃないかもしれないが、まだ金銭感覚の狂ってない俺にとっては、十分高額だ。
一つのダンジョンを攻略したにしては、全然体力を消耗していないので、休憩を挟むことなく次のダンジョンへ向かった。
やってきたのは、またしてもBランクダンジョン。先程の花畑フィールドとは異なり、ここは高い木々が密集している密林フィールドだった。
近くに他のハンターの姿が見えないため、魔物の姿形が分からないまま、木々を掻き分け進む。
そして、足元に気配を感じ視線を向けると、地面から木の根が伸びてきて、俺の足に巻きついていた。
そのまま引っ張られそうになったので、〈バルムンク〉で斬り落とす。すると、その後動きはなかったが、確実に魔物の仕業なので、【気配感知】と【魔力感知】を発動する。
相手に動きがないため【気配感知】で捉えることはできなかったが、【魔力感知】が相手の魔力を捉えた。
念の為、【看破】でステータスが視れるかどうか確認した。結果、魔物が目の前で木に擬態していることが分かった。
まだ俺が未取得のスキルを所持しているが、ここはBランクダンジョンなので、軽く警戒する程度で近づいていく。
「ん?」
突然足元が冷たくなったと思ったら、両足が凍りついており、動けなくなってしまった。
まぁでも、【氷魔法耐性】と高い筋力値があるから、強引に拘束を解くことは可能だ。足に力を込めて抜け出そうとした時、頭上に魔力を感知した。
ふと頭上を見上げようとした時、眩しい光とともに轟音が鳴り響き、全身を凄まじい衝撃が駆け巡り、一瞬身体が硬直して、倒れそうになった。
すぐに踏ん張り体勢を立て直すと、横から迫る木の枝を掴む。再度目の前の魔物に目を向けると、太い木の幹には不気味な笑みを浮かべる顔が、浮かび上がっていた。
コイツは周囲の本物の木々に擬態し、呑気に近づいてきたハンターを奇襲する━━━トレントという魔物だ。
しかも、【気配隠蔽】や【魔力隠蔽】も所持しているので、それよりレベルの高い感知系のスキルが無ければ、ここは相当厳しいと思う。
CランクやBランクダンジョンを攻略していた頃の俺であれば、苦戦したかもなぁと思ったが、【気配感知】や【魔力感知】以外にも感知系スキルを所持しているので、結果は変わらなかったかもしれない。
何度も飛来する氷の弾丸や、枝や根の攻撃を〈バルムンク〉で斬り払いながら接近し、不気味な笑みごと木の幹を真っ二つにした。
『Lv.56にUPしました』
『魔力が9UPしました』
『筋力が8UPしました』
『頑丈が9UPしました』
『敏捷が8UPしました』
『知力が7UPしました』
『精神が9UPしました』
『器用が8UPしました』
『幸運が9UPしました』
『【氷魔法】Lv.4を獲得しました』
『【雷魔法】Lv.4を獲得しました』
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