第13話

「…よろしくお願いします」


ガチガチな自己紹介を終えると、周りはみんな年上だった事に驚いた。


「三鈴ちゃんかわいいっ!!」


と最初に盛大な拍手と大声で盛り上げてくれたのは田中さん。


「女子大歓迎ー」


とニコニコ笑顔の…ドレッドヘアのお兄さん。


他にも、どー見ても学生バイトに見えない人や

車やバイクしか興味ないお兄さんなど、個性ありすぎメンツ。


家庭教師センターなんて堅苦しいと思っていたけど、みんなフレンドリーで、思ったより気楽に出来そうで安心した。


唯一の女子、梓さんがすごく可愛くて見惚れていたら


「三鈴ちゃん?よろしくね。女子が来てくれて嬉しいな」


って柔らかな微笑みに、ドキドキしてしまった。


「あ、はいっ、よろしくお願いします」


大学2年らしい梓さんに、出勤したらみんなのお茶淹れるとか、登録しに来る学生さん対応などを教わった。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る