18.エレナス邸(3)[このモブ敵は強い!!!]
――俺に気づいた『外套騎士』が、叩きつける動作をやめて片膝立ちでこちらを見据える。
その瞬間、俺はヤツへ一気に近づきながら、『外套騎士』の『表示』を開示して情報を盗み視た。
――――ポロンッ
[【名前】灰風の執行者
【種族】人間 (深淵)・亡者
【レベル】
【状態異常】深淵/欠損
【属性】深淵・深風・物理・奇術・呪術・出血・呪い
――――
――
【人間性(特性)】 2/10
【奇術】
・〈???〉
【呪術】
・〈償いの鈍香〉:範囲内の対象に『香の呪い』をかける。体が弱り、動きが緩慢になる
【戦技】
・〈闇の抱擁〉:闇を纏い、姿を眩ませる戦技。接触や強い衝撃で効力を失う
・〈???〉]
(『
(でも、やることは変わんねぇ――サクを助けて、『
右の逆手に握った、予想以上にデカかい『
それから、さっき『剣騎士』に投げた『煤玉』を左手に呼び戻し、三本のナイフに形成――サクを掴む右腕めがけて全力でぶん投げる。
[【暁天ニ呵ウ鬼】を発動]
⇒〈投擲術・破砕〉を発動。投擲物に[激突性][貫通]付与
不慣れな手つきで投げたナイフは、『技能』の補正が乗っかり、高速かつ精確に『
――――ッ、カシャンッ!
投擲の動作から瞬時に飛来するナイフ。『外套騎士』はサクを手放すと、俊敏な動きで右腕を内へ引き、体ごとひねって後ろへと跳び退いた。……ナイフは標的を失い廊下の奥へと飛んでいく。
(放したっ。あとはヤツを遠ざけながらサクに『薬』をかける!)
構図はサクを挟んで自分と『騎士』が向き合う形。俺はポケットから、カラミディアに渡された『
――――カッシャ――、ヒュッンッッッッ!!!
ヤツの両手に
(――『戦技』っ! でも二本なら余裕で――)
――投擲。瞬間、振り抜かれた二本とナイフが――『黒い弾幕』となって視界を埋め尽くす。
[リンッ――詳細判明、【戦技】〈黒い散弾〉を開示します]
[〈黒い散弾〉:一振りの短剣を前方位に散弾して飛ばす広範囲の投擲。両手で投擲すると威力と密度が増す]
「――は? キレそう」(――――ッ)
――――――ッシュッ、ギィッギィッギィ……ーー!
『黒い弾幕』が甲高い音を立てながら通り過ぎる。けれど――範囲内にいた俺と、前で横たわるサクには、その凶刃が一本も届くことはなかった。
弾幕が視界を埋めた刹那、俺は反射的に追従する『
同時に、自分の左腕――『義腕』に形成した煤を裾ごと前へ展開。即席の『壁』を創り弾幕を防いだのだ。
(――っぶね~。……無意識に動いてなきゃ、俺もサクも
(……それに、さっき『死んでも助ける』って言った手前、助けなきゃ恰好つかんし……ダサいっ!)
複数の被弾音は断続せずに一瞬で止んだ。『
音が止むと同時に、俺は即座に自分の守りだけを解いて――
「――っ? ……あれ、どこ行った??」
奥にいたはずの『外套騎士』が、壁を解くと跡形もなく消えていた。そして――
――――ガシッ!!
「――う゛ぅ゛……っ!?」
背後から『見えない手』に口を掴まれ、そのまま吊り上げられる。
(あっ! 『
(――ってか、『気配』とか『正確に把握』するんじゃないのかよ! ちゃんと機能しろよ
[〈羅針眼〉:任意発動。不可視中でも周囲の『状況』『位置』を『正確に把握』することができる]
※本人が意識的に『把握しようとする意思』を持たなければ無意味
[〈隠密幽鬼〉:任意発動。広範囲の『気配』を『精確に把握』し、自身の『気配』と『物音』を限りなく断つことができる]
※本人が(以下同文)
――――ッグッリュゥー!!
背中――左の肩甲骨に鋭くて鈍い衝撃が突き刺さった。『切れない服』越しにもわかる、肉をかき分ける異物の存在。
「う゛っ゛……!!」(イ゛デェ!)
[リンッ――〈隠襲抵抗〉を得ました]
[リンッ――〈隠襲抵抗〉が強くなりました]
[リンッ――〈隠襲抵抗〉が強くなりました]
[リンッ――〈隠襲抵抗〉が強くなりました]
[リンッ――〈挫傷抵抗〉を得ました]
[リンッ――〈挫傷抵抗〉が強くなりました]
[リンッ――〈挫傷抵抗〉が強くなりました]
[リンッ――〈肉離抵抗〉を得ました]
[リンッ――〈肉離抵抗〉が強くなりました]
[リンッ――〈肉離抵抗〉が強くなりました]
――――
――
自重も相まって深くまで沈みこむ不快な圧迫感と痛みが、神経に焼きつく。でも……それだけだ。
(……『腹開封』や『踊り食い』に比べれば、マシなんだ――っよ!)
苦痛を押し殺しながら、俺は背中に沈む異物と、それを握る手ごとを『シャツの黒煤』で絡め取った。
さらに、右手の『
――――バンッ――ッジャギィー!!
炸裂の勢いを利用して、急速落下させた大剣が『外套騎士』の左肩――『深淵』と繋がっているであろう『生身の部分』を、『位置を把握』して狙い撃つ。重厚な鎧ごとその肩を潰し、血飛沫をまき散らしながら腕を断ち切った。
「――っぷぁ~ッ!」
口の拘束が弱まり、それどころか腕の鎧そのものが
――――カッシャ、ガシャガシャッ!
背後で腕を固定された『外套騎士』が暴れている。俺はそれを無視してサクの元に走った。しかし――
――――ガッ、ズァッ! ――ダンッ!! ッジャジャジャジャリジャリャッッッ……!!
[リンッ――詳細判明、【奇術】〈黒風の導き〉を開示します]
[〈黒風の導き〉:足を踏み抜き、己の周囲に黒い風を巻き起こす。一時的に『深風』を纏い、移動速度を上昇させる]
背後から響く異音――その発生源が、すごい勢いで近づいて来る。
――――カッシャッ――ザンッ、グザャザャザャザャザャザャザャ――!!!
「あでぇ゛っ――でぇでででででッッ~~!!?」
[リンッ――状態異常[出血]を検出]
[リンッ――状態異常[深淵]を検出]
[リンッ――〈旋撃抵抗〉を得ました]
――――
[リンッ――〈旋刃抵抗〉を得ました]
――――
[リンッ――〈削取抵抗〉を得ました]
――――
――
[――〈深風抵抗〉が強くなりました]
――――
――
背後からの追い抜きざま、右腕の肘を速度の乗った刃で切断される。しかもその後、
――――ジャリジャジャジャッジャッッ!!
追い抜いた『外套騎士』が、俺とサクの間に地面を削りながら停止する。
その姿は――全身に『黒い風』のようなモノを纏い、露出した左肩の断面からは『深淵のモヤ』が腕を模して伸びていた。手の形をしたモヤが、外側にカーブした黒い短剣を握っている。
さらに反対、拘束していた右腕は肘から先が切断されており、代わりに『深淵の手』がそこからも生えている。
(あの『黒い風』……さっき槍で狙い撃ちされた時も感じたけど、なんか『物理的に干渉』してないか?)
(いま、腕削ってったのもあれだろ! セコイ技使いやがってっ!!)
動きを止めた俺は、切り削られた腕をすぐさま『黒煤』に変えて、背後に置いてきた『
同時に、右肘の先から腕の再生が始まり、『一部』を除いたすべての黒煤を左腕として圧縮、元に戻す。
「――すぅ~~、はぁ~~……」
とりあえず、呼吸を整える――そこでふと、俺はサクに言われた『
『レン。ちょっと耳貸せ。……お前の動きはだいたい力みがちだ。だからまず、脱力してリラックスした状態をつくれ。そんで、力むのは攻撃する、またはされる瞬間、それから動き出す時くらいにしろ。……今あれこれ言っても混乱させるから、これくらいは頭の片隅にでも置いとけ――』
――正直、今でも内容の意味をちゃんとは理解できていな。でも――今それを活かしてみようと思う。……サク曰、『実戦で得る経験すごい』らしい。……語呂が悪いなぁ。
(……リラックス。力を抜いて、動くときに……『力む』?)
僅かな睨み合い。先に動いたのは――俺だ。
深呼吸と共に体から力を抜く。前に出した右膝が『かくっ』と沈み、上体がわずかに前へ傾く――瞬間。
(――こういうことか?)
――――ッッダッン――!!!
右足に力を込めて一気に踏み込む。石床が砕け散り、視界がブレる。
(――
一足で『外套騎士』との間合いが潰れた。俺はすぐさま思考を切り替えると、背後から黒煤で飛ばした『
「――っらぁ!!」(タイミング完璧!!)
自画自賛も許されるであろう一撃。『外套騎士』は短剣を構えたまま、反応できていない――かと思いきや、体を微かに傾けた。
――――ジャリ゛リ゛リ゛リ゛リ゛リ゛ッッッ!!!
左腕の肘を前に突き出すように構え、腕に纏った『黒風』を大剣の側面に当ててくる。すると――大剣が『黒風の刃層』に弾かれ、甲高い摩擦音と共に軌道を逸れていった。
(カッコよくいなされたっ!?)
さらに、逸れた先には『湾曲した短剣』が待ち構えており、大剣を持つ右手首を容赦なく切り飛ばされてしまう。
「――~~~ッッッ!!」
[――〈痛覚抵抗〉が強くなりました]
――――
――
『抵抗』の通知がうるさく響く中、俺は歯を食いしばって痛みに耐えた。……手首を犠牲にする『覚悟』を最初から決めていたからだ。
(これでいい!!)
――俺の頭は今、かつてないほどに『知恵』を絞っていた。いかにして――『
『――それと、喧嘩慣れしてないお前がいくら武器を振ったって当たらん。どうせ読まれてカウンター喰らうのがオチだ。……だから――
(――手首飛んだ。重心かかってんのは踏み込んだ右足。『
思考を絶やさない。素人なりに選択肢を、『バカな手』を考える。そして――動き出す
「――すぅ~~……――――ッッ!!」
――まずは、切り飛ばされた手首を黒煤に変化させ、更に『小さなドリル』へと形成。兜の隙間目がけて巻き飛ばす。
――――ッ、カシャッ!
『外套騎士』が上体を起こし、少し大袈裟に頭を反らせて回避する。意識が一瞬でも逸れたこのタイミングで、第二撃――膝下全体を『黒煤の刃』に変え、バランス感覚を無視してヤツの右脚を刈り取りにいく。
(意識しろ。曲がらず、突き抜ける想像を――)
――――ッザァジッジジジ――ザンッ!!!
鋭く甲高い摩擦音――けれどそれは、一瞬。
本来なら弾かれたであろう『黒風の刃層』を、俺の『
[※【黒煤ノ薪子】:~~『
――――ガシャンッッ(グラッ)!!
「――――」
足を切り飛ばされた慣性で『外套騎士』の体が左に傾く。そこへすかさず、左に握った『
――――ゴォォォォーー!!
――――ッビュンッ!
大剣が首に直撃――する寸前、『外套騎士』が後ろへと高速で跳び退いた。
(ちっ、逃がしたっ!! もう『脚』つくったのかよ!)
逃げられた――そう認識した瞬間、俺は大剣を無理やり止め、こちらの『脚』を戻しながら追撃する。
――――ヒタッ(着地)
『
(『風』の効果が切れたっ。かけ直される前に攻める!)
俺は駆け寄りながら、右手に形成した三本のナイフをヤツに――
――――ッビュン――ッッ!!
(――――ッ)
――投げる瞬間、俺は『直感』のようなモノを感じ、無意識に首筋を庇っていた。
――――ジャギンッッ!!
「――――ッ!?」
[リンッ――〈速撃抵抗〉を得ました]
――――
[リンッ――〈瞬撃抵抗〉を得ました]
――――
[リンッ――〈速襲抵抗〉を得ました]
――――
[リンッ――〈重圧抵抗〉を得ました]
――――
――
ぶつかる凶刃。小さい体が、勢いそのままに押し戻される。だが、それを黙って受け入れてたまるかと、『
「ぐぅ……!」(重い。デカい。力強いぃ……!)
すさまじ衝撃が右腕――ナイフから『篭手』に変えた腕に響く。つばぜり合いのような体勢で、倍以上の体格を持つ『外套騎士』がのしかかるように圧力をかけてくる。
「うっ……――らぁ!」
力と力の拮抗。俺は重心をズラし、左手の『
――――ッビュン――ッッ!!
――が、またしても避けられた。
(ほっ、ほんっとに当たらねぇ~。……これ俺のせいか? 正攻法の俺ってそんなにダメダメか?? コイツの回避率が高いんじゃなくて???)
高速で跳び退く『外套騎士』。その『
(あれ……『逆関節』? アイツの脚、動物みたいになってねぇ? しかも、筋肉で動いてるわけじゃないから反応が早いし、ズルッ)
――――カッシャ――、ヒュッンッッッッ!!!
跳躍の最中、ヤツの左手に現れた『黒いナイフ』が振り抜かれ、『黒い弾幕』となってばら撒かれる。
(――ッ! この『弾幕』は――突っ切れるっ!!)
俺はその『牽制』を好機と見て、弾幕に向かって臆さず突っ込んだ。
護り、視界を確保するように左腕の『煤』で『仮面』を形成。右の『篭手』は、肘下全体を覆う『ガントレット』へと再構築する。
――――ッギャギャギャギャーー……ッッ!!
両手から放たれた最初よりも幾分か薄い『弾幕』を強行突破し、俺はまだ距離のある『外套騎士』に向けて――
「――
振り抜いた腕――『
(今のうちにサクを――っ!)
足掻く『外套騎士』の脇を通り抜け、『黒煤』に護られたサクへ駆け寄ろうとした――俺の背後から、『違和感程度の気配』を感じる。……もはや『勘』と言ってもいい。
「――そう何度も不意打ちされるかってのォ!」(……これで何もなかったら恥だな!)
反射的に振り向きながら、左手の『
――――ッブァン――ッギュルン!!
「――ゲェっ!?」
結果的に、『勘』は当たっていたようだった。しかし、斬ったはずのモノ――『深淵のモヤ』は、文字通り『靄』のように刃をすり抜け、なのに俺の首へと『物理的』に絡みついてきた。
(俺ずっと首掴まれて呻いてるなぁ! 首専門の呪いにでもかかってるのかっ?)
『抵抗』の影響か、前に比べて締め付けの苦しさはないが、『またまたまた』しても足止めを喰らう始末。……ダサすぎる俺っ!!
(――いや待て、逆に考えるんだ! 『掴まれてたっていいや』と考えるんだ俺ェ!! ……どっかの貴族も言ってたはず――知らんけどっ!!)
――そう自分に言い聞かせると、ふと『サクを復活させる』一手が閃く。……やっぱ偉人の言葉は正しかったんだ!
俺は首を拘束されたまま、ポケットから『
――――ッヒュンツツツ――カンッ!!
「ああ~~!!
投げた『神薬の霊管』は、『外套騎士』の繰り出した『弾幕』によって撃ち落され、廊下の奥へと弾かれていった。……幸いなのは、特殊な『
(――あれ? ヤバくね? もう『
(あぁ~~! さっき『盾で殴られた時』、痛すぎるからって『ヘルメット』の中で飲まなきゃよかった~! 自力で治るのガマンすればよかったぁぁぁ!!)
後悔、後に立たず。俺は手持ちの『薬』が無くなったことで軽くパニくってしまう。……そのせいで、『黒煤』で取りに行かせる、という単純な答えを失念していた。
その間にも、ヤツの方から――生々しい『肉の音』が聞こえてくる。
――――ゾリジョリジョリ、ジョリ……――
見ると『外套騎士』が、『黒煤』に掴まれた首回りを、あの『湾曲した短剣』で削ぎ落としていたのだ。
(――お前が俺以上に予想外の動きするなよッ!?)
『俺も真似て首飛ばすか?』、なんてやりかねない思考がよぎった、瞬間――俺に頭脳に『天啓』降りる!
「――あっそうだっ! まだ手があった~~ッ!!」
思いついたら即実行。俺は自分の右腕を――
「イタイッタイッタイッタイッタイッタイッタイッッ――」
感情の追いついていない『イタイ』を連呼しながら、落ちた腕の断面に『黒煤』をくっ付けて、サクまで伸ばす。
――――ジョリッ、シャッ――カッシャ
その時、首の大半を削ぎ落とした『外套騎士』が、『
「――お前はまだ待ってろっ」
俺はすぐに『
――――ビッュンツツツ――!!
純粋な『速度』で振り切られる煤の腕。今日一番のトップスピードを出し、ヤツが俺の首めがけて『短剣』を振るう。……『黒煤』を意識すれば防御に間に合うかもしれない。
――ちょうどその時、俺の伸ばした腕が『
「――――」
刹那の逡巡。『斬首』と『サクの回復』という選択に迫まれ――
(――っあ、無意識に――)
[【不惜身命】を発動]
⇒対象の『状態異常』を『全て』自身に移します
[【名前】サク
【状態異常】月詠/休眠/暗示/瀕死/打撲/呪い/弱体/鈍化/精神疲労/内傷/断裂/出血/骨折/呼吸困難/神経障害/頭痛/喉損傷/裂傷/頸部損傷/脳震盪
↓ ↓ ↓
[【状態異常】(空欄)]
[リンッ――〈脱臼抵抗〉を得ました]
――――
[リンッ――〈障害抵抗〉を得ました]
――――
[リンッ――〈息難抵抗〉を得ました]
――――
[リンッ――〈喉詰抵抗〉を得ました]
――――――
――――
――
――俺は『サクの回復』を先に選択してしまった。『一瞬の判断』に慣れていないことが仇となった。……首を守ってからにすれば、俺も助かった――
――――ザァリンッーーッ!!
「――ぅぶぇ――――っ」
速度を乗せた凶刃が、俺の首を何の抵抗も受けずに切り飛ばす。『状態異常』も相まって、頭の中がおもちゃ箱のようにグチャグチャグチャグチャグチャ――
(――考えるの、ダル、もう、何も分からん、わかろうとしな……なんだ……あれ、しんだか………………?)
――――『パンッ』
視界と意識が黒く塗りつぶされる最中、最期に聞こえたのは――『手を打ち合わせた』ような音だった…………気がする。
[【死ンデモ命ガアルヨウニ】を発動]
⇒即時修復、再生を行い蘇生させます 3/10
[リンッ――状態異常[激痛]を検出]
――――――――――――――――――
◇外套騎士のステータス
(※は非表示、見えていないものとする)
【名前】灰風の執行者、ダノク
【種族】人間 (深淵)・亡者
【レベル】96
【属性】深淵・深風・物理・奇術・呪術・出血・呪い
※↓ステータス、たぶんこんな感じ(気紛れで考えた)
【生命力】23
【持久力】18
【筋力】14
【技量】35
【耐久】12
【魔力】8
【理力】15
【信仰】10
【運】25
【人間性(特性)】2/10
※【右手武器1】≪執行者の曲剣≫
分類:短剣 〈戦技:闇の抱擁〉
効果:技量+3。生命力-3。出血効果。『致命の一撃』、または出血効果時、深淵付与
・外側に湾曲した黒い短剣。執行者の名を継ぐ者が手にする暗部の得物。首筋を裂かれた者は、嘆き間もなく自らの死を悟るという
※【右手武器2】≪深淵の狩刃≫
分類:投剣/深淵 〈戦技:黒い散弾〉
効果:出血効果+深淵付与
・深淵が寄せ集まった投剣。矛盾を孕んだ実体のない刃は、投擲後に手元へ再生成できる
※【左手武器1】≪深淵の左腕≫
分類:義腕/深淵
効果:攻撃時、精神疲労効果
・深き闇の黒影が、欠けた左腕の代わりとなったもの。それは物質ではなく、深淵そのもの。しかし、生者に触れることで質量を帯び、冷たく沈む絶望を染み込ませる
深淵とは形を持たぬ苦悩であり、影の裏に隠れた感情の澱(よど)み。この腕を携える者は、すなわち精神を喰われた『彷徨える亡者』である
※【左手武器2】≪深淵の狩刃≫
※【頭防具】≪執行者の兜≫
※【胴防具】≪執行者の外套鎧≫
※【腕防具】≪執行者の篭手≫
※【脚防具】≪執行者の足甲≫
※【指輪1】≪暗部の腕輪≫
効果:隠密性上昇
※【指輪2】≪追風の腕輪≫
効果:移動速度上昇
【奇術】
・〈黒風の導き〉:足を踏み抜き、己の周囲に黒い風を巻き起こす。一時的に『深風』を纏い、移動速度を上昇させる
【呪術】
・〈償いの鈍香〉:範囲内の対象に『香の呪い』をかける。体が弱り、動きが緩慢になる
【戦技】
・〈闇の抱擁〉:闇を纏い、姿を眩ませる戦技。接触や強い衝撃で効力を失う
・〈黒い散弾〉:一振りの短剣を前方位に散弾して飛ばす広範囲の投擲。両手で投擲すると威力と密度が増す
―――――――――――――――――
夏バテ。何にもないよ。
ホントに何にもないよ
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