第8話

「まさか遥だけ離れるなんてね~」


「ひどいよね!泣けるっ!」 


「でも高谷くんが一緒だったよね?」


「うん。でも高谷くんが一緒でもね…」


「まあね」


「確かに…。」


「「「「……。」」」」



励まそうとしてくれた美里の発言で、なぜか四人、無言に。



高谷くん、よくわからないけどごめん。



「─そうだ、先輩達またA組だね」


「え、そうなの?先輩達って?」


「涼介先輩に彰先輩に悠輔先輩!なんで知らないのよ!」


「な、なんでと申されましても」



紗耶香こそなんで知ってるの!情報はやっ!



「どうせ自分のことでいっぱいだったんだろうけど。行こうよ」


「行こうって?」


「三年A組!」


「え?!今?!」


「今よ!春休みは先輩、怜先輩の卒業旅行だか就活だかでずっと海外だったから、久しぶりに会いたいでしょ?」


「…まあ…ね…」



ずっと会えないわ連絡しても返ってこないわで、今朝までは会えるのをめちゃくちゃ楽しみにしてたんですがね。



久しぶりに見た先輩は遠くから見ても輝きがハンパないし、その上さっきのあれを見たから、会いたいような会いたくないような。

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