詩と真実

詩と真実 序

【詩と真実】について

ゲーテより

【あらゆる 芸術の最高課題は、仮象によってより高い現実の錯覚を与えることである。しかし、仮象をあくまで現実化してついには平凡な現実だけが 残るようにすることは誤った努力である。】

真実を全て放出するならば、

其れは詩ではなく

日記であると、わたしは考えます。

自身のリアル、感情の欠片、エキスを

水滴垂らすこと。

わたしはそのように心がけています。

真実をさらけ出せば

ある特定数の共感、賛同、そして憐憫、感涙を得ることは容易に想像出来ます。

わたしは、それ程に過酷、稀有なる経験を持ち生きているのです。(みんな同じよ、わたしだって！と思われたあなた、あなたは此処でお止め下さい)

幾つかの詩に、わたしは

少なからず真実を投影しています。

断片を拾い合わせれば、詩を通し

わたしの真実に近付けるやも知れません。