　魔女

　魔法と呼ばれる神秘を扱う事の出来る女性のこと。古くは魔法を扱えるというだけの存在だったが、現代においては対魔獣戦闘の戦力としての認識が広まっており、伝統的な魔女の在り方を良しとする派閥は概ねこれに批判的であり、特に、「魔女の集い（ヴァルプルギス・ナハト）」と呼ばれる古参魔女中心の団体は、このことに関して明確に批判・反対する立場を取る旨の声明を出している。一方で、世界魔女協会はこの点に関して（明確な肯定こそしないものの）概ね寛容な態度を取っている。

　余談だが、白月雪乃は魔女の集い（ヴァルプルギス・ナハト）」側に属する魔女である。

　魔法

　魔力と呼ばれる神秘の力を使い、様々な現象を発生させる力、または技術。観測されている中では魔女のみが扱うことができる力であり、現状魔獣に有効打を与える唯一の手段でもある。人によって適性の有無や高低が異なるものの、発生させることができる事象・現象は非常に多岐に渡り、戦闘用の魔法から生活のちょっとしたことに役立つ魔法、果ては何の役に立つのかさっぱりわからないような魔法まで様々。

　魔女同様、現代では戦闘用魔法の方が重視されがちだが、元来は、日常含めた汎用性こそ重要視されていた。

　魔力

　魔法を扱うために必要な神秘の力。現在でも謎の多い力であり、未知の元素だとか、魔女を介することでしか観測できない力場だとか、様々な説がささやかれている。メタいことを言うと、作中の科学力でも、我々の有する現代科学でも解析は不可能な神秘のエネルギーで、「よくわからんなんかすげーパワー」である。魔女や星の活動で生成されるほか、極々一部の超高位の（＝強力な）魔獣の活動でも生成される。魔女においては、魔導回路の中心部（心臓付近）で生成され、魔導回路を通って体中を巡る。