プロローグ
第1話
汚れたものを拾うか?
(拾わねえよ、んなゴミ)
それが大切な人のものでもか?
(そいつが要らねえならいいだろ)
そいつが死んでたらどうする
(おいおい、形見ってか?)
そうだ
(あー、でも拾わねえ。持ってても……)
どうした?
(そいつは生き返らねえしな)
本当に要らないゴミか?
(さあな、人によるんじゃねーの)
それは、紛れもなくゴミだった。
大切なやつの持っていたゴミだった。
血に染まり、泥水に溺れ。
片割れのピアス。
“ダーティーピアスを探して、”
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます