【雑談】同じセンスを持つ人へ
そもそも、このエッセイを書こうと思った理由のひとつに、
「同じセンス」を持つ人がいたときに、
「君だけじゃないよ」と伝えたかった、というのもあるんです。
大半は、僕が見ている世界を、面白おかしく書いているだけなんですが――
で、もしも……僕と同じセンスを持っている人がいたら。
最後にひとつだけ、静かな警告を。
あえて書かなかった感覚の再生が、実はあります。
それは、「痛み」や「苦しみ」の再生です。
日常的な痛みのレベルで言えば――
たとえば「焼けたフライパンをうっかり触ってしまった」みたいな感覚の再生。
……まあ、それぐらいなら、まだ冗談で済みます。
でも、本当に危ないのは、その先です。
感覚の再生ができる人がいたら――
「痛み」と「苦しみ」の再生だけは、絶対にやめてください。
そこは再生しなくても、文章は作れます。
むしろ、そこに過剰なリアリティを加えることは、読者のためにもならない。
僕は、そう思っています。
心の健康や安定があるからこそ、創作は続けられます。
感情の深さと、傷つきやすさは、いつだって表裏一体です。
どうか――
自分自身も込みで、誰かを傷つける文章など、書かれませぬように。
あなたの想像力と、文章と、センスが、
穏やかに、やさしくありますように。
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