第22話
「夜々ちゃん、お腹減った」
そう言った瞬間、ガブッと服の上から私の肩に優しめに噛みついてからじーっと私を見つめるものだから彼が用意してくれたものだけれどと思いながらも立ち上がって机のご飯を暖めよとした。
「わっ!」
腕を引き、畳の上にひかれた薄い1枚の敷布団の上に私を押し倒し、男の大きくて黒い影が私の視界を容易く覆う。
「俺が食べたいのは、夜々ちゃんだよ」
機嫌が良さそうにそう口にするとお腹に入ってきた男の手が予想以上に冷たくて必死にその手を掴んで止めるが、私の手よりも大きくて叶わなくて好き勝手お腹をさすられ、
「え、ひゃぁ……やっ、待っ……冷たいッ!」
と、繰り返し言葉にして身をよじる。
「体温高いよね、夜々ちゃん……温かい」
止めようとしていた手が止まると指を絡められ恋人繋ぎをされてしまう。
「本気で嫌です……やめて」
今までも何度も体の関係を持ち出されたがこうやって否定してきて、すぐに諦めてやめてくれた筈なのに何故か、今日の男は止まってくれなくて酷い言葉を口にする。
「借金返すもっと楽な方法が外には沢山あるからね」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます