「母親と毒」

@REI-15

第1話 「母親」

子供にとっては「母親」でも、

1人の人間であり、女だ。


完璧な人間はいないし、

メンタルのコントロールがうまく行かずに

人に当たってしまうことだってある。


「仕方ない」


そう言えば「母親」は許されるのかもしれない。

同情してもらえるかもしれない。



けれど。


子供は絶対に虐待してはいけない。

子供にとって母親は、誰よりも大好きで愛してもらいたくて、心の支えとなる存在だ。

例えそれが、血の繋がらない母親だとしても。


私はいらない子?

私のこと、嫌い?

どうして、ご飯をくれないの?

どうして、目を合わせてくれないの?



あぁ、鋼の心が欲しい。

もう期待して傷つきたくない。

心が痛い、痛い。


小学生の頃、毎日神様に祈っていた。

‘’私が我慢すれば、みんな幸せなんだ。

泣いてもいけない。だから、鋼のような

強い心を下さい。‘’


その祈りも虚しく、心は壊れ始めていた。



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これから書く内容は、突然父親が連れてきた「新しい母親」との壮絶な過去、消えないトラウマ、そして私自身が母親になって、今感じること。


子供の目線、親の目線、大人の事情等今ならわかる部分も出てきた。

でも、いまだに憎い。


私はきっと、当時私の母親だった彼女のことを許す理由が欲しいのだと思う。


ここに綴ることで、その答えを見つけられるかもしれない。

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