アイドル

結城夢羽

その背中に憧れて

春日 凛(かすが りん)は高校2年生。学園生活を送る中で、同じ学校の3年生、秋山 亜沙(あきやま ありさ)に強く憧れていた。亜沙は学園内で「アイドル的な存在」として輝き、その笑顔で周囲を魅了していた。凛はその姿を遠くから見守るだけで、近づくことすらできなかった。


文化祭の準備で、凛は亜沙の完璧な姿を目にする。亜沙は疲れを感じさせず、周りを励まし続けていた。その姿に凛は心を奪われ、「あんな風にみんなを引っ張る存在になりたい」と強く思うようになる。しかし、自分にはその力がないと感じ、無力感を抱えながらも、亜沙への憧れは日々強くなっていった。


ある日、亜沙が凛に気づき、微笑みながら「こんにちは、凛ちゃん!」と声をかけてくれた。その瞬間、凛は夢のように胸が高鳴り、言葉が出なかった。亜沙は「文化祭、頑張ってね!見に行くからね!」と言い残し、歩き去った。凛はその後ろ姿を見つめながら心の中で誓った。「いつか、私もあんな風に輝けるかな?」と。


凛の中で亜沙への憧れはさらに強まり、いつか彼女にとって大切な存在になりたいと願うようになった。

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