第60話

寝起きで回らない思考を必死に巡らせてみるけど、やっぱりわからない。

そんなあたしを見兼ねたのか、理人さんは少し不機嫌そうに溜め息を零した。


「…どうしてこうなってるか、知りたい?」


その言葉に何度も大きく頷くと、今度は呆れたような溜め息が降ってきた。


「何度もノックしたけど返事が無かったから部屋に入ったんだ。」


「…はぁ。」


「そうしたら君がソファで寝ていて、」


「…はぁ。」


「あ、因みに今11時だよ。」


「………はぁ!?」

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