前世の記憶が戻った聖女は、幸せに暮らす〜今世こそ、幸せと長生きをしたいです。いいえ、確実にします〜

缶詰めの精霊王

第1話

あ、私しぬかも。

そう思った。だってこんなにも頭痛が酷いもの

でも、やっと楽になれるだから、これは神様がくれたプレゼントなのかもしれない


やっぱり嫌だなこんなところで死ぬのは、家族に会いたいよ


倒れないのように椅子にもたれていたが、力が入らず倒れてしまった

視界がぼやけ、最後には何も見えなくなった

そして、気を失った


☆☆☆☆☆


気づいたら真っ白い空間にいた。ここにはスクリーンのような映像が流れていた

その、映像を見た私はなぜか懐かしく思えた

とたん、突然頭の中に鮮明な記憶が蘇ってくる


「聖女……」


そう、私は聖女

じゃあ私は? 私は……クロエ

クロエであり聖女 


嫌、嫌よ。もう、殺されたく無い。

助けて助けてよ


前世を思い出した私は顔色が悪くなり震え出した

顔をさわれば水滴があるのがわかる


私泣いてるのね

まあ当たり前よね、だって友達と思っていた人たちに殺されたもの


☆☆☆☆☆


あれは、魔物を倒し終わった後だった

私たちはいつものように何気ない会話をしていた

笑顔で話していると思っていたみんなを私は見てしまった


え……


私は気づいてしまった、笑っているが目が死んでいることを

最初は気づかないふりをしていたが、徐々にみんなの笑顔も消えていった


「ねぇ! みんなどうしたの?」


あ……


言ってしまった。私のばか


みんなの事を恐怖で見れない私はみんなの声を集中して聞いていた


「エリー、俺たちさお前がいなくてもいい気がしてきた。聖女って言っても、回復だけだし、回復はポーションがあれば十分。ただ聖女だってだけで、何もしていないのに崇められてるし……言っている意味わかるよな? つまりお前はもうこの世にいなくていいって事だ、天に昇って元気にしてな」


そう言われ、逃げようとしたがすぐ捕まり

私は苦痛を味わわせるかのようにゆっくりと殺された


みんな笑っていた。私を殺す事を楽しむかのように


☆☆☆☆☆


思い出すだけで、痛みが正確に戻る


もう、消えてしまいそう。私ってこの世にいらない人なのかも


でも、今世ではちゃんと生きていたい。今世だけでも長生きしたいし楽しく生きたい


なら、聖女と言うことを隠さないと!


私はこの決意を胸に刻んだ


これから規格外な事をたくさん起こしたり、さまざまな仲間たちと会うことは、今の私にはまだわからない事なのである

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