隣の鳥は良く燃える
ユキとフユ@ 猫とコウモリ
1話「転がる鳥は燃えている」
冬が終わり春の芽吹きが溢れ出す4月俺「
残念ながらまだ俺の友達は来ていないようだ
2年前、この高校に来た時は本当に緊張していたのだが……慣れはこわいな
そうして校門を進み学校前の坂を歩いていると「あ、危ない!?」そんな声と共に坂の上から火だるまの何かが転がってきて!?
咄嗟に俺はその転がってきたものを抱きかかえた
「熱!?」
当然燃えているものを抱きかかえた訳であって制服の前部分は焼け焦げてしまったのは少し残念だがそれだけで済んだのは幸運だろう
「大丈夫ですか?」
「へぇ?あ……」
そう声をかければ少し落ち着いて来たのか、纏っていた炎は消えて、姿が見えるようになる
真っ白い髪の毛に、高校生にしては小さめな背、そうして特徴的な背中に生える羽
その火だるまの中から現れたのは鳥族だった……
いい忘れていたので、ここで言っておにう、こ
こは能力世界だ、そうして種族というものがあ 例えば、獣人、エルフ、ドワーフ
珍しい所で言えば、吸血鬼、魔族(魔を扱う一
族)なんかもいる
目の前まで転がって来たのは鳥さん(仮名)いやこの場合は「焼かれた鳥」さんとでも言ったほうがいいのだろうか
「す、ふいま、すいません!!」
彼女は少しの沈黙の後少しテンパりながらも俺に謝ってくる
「いや、大丈夫だよ。制服が燃えただけだ」
「だ、大丈夫ですか!?」
今日の学校生活、制服はどうしよう、なんて今は関係ないことを考えながら後輩が落ち着くまで大丈夫、と言い続けた
「ほ、本当に大丈夫ですか」
「うん、服も弁償しなくていいよ」
後輩が落ち着き始めるまでには少し時間がかかった
事の顛末は、坂を登っている最中に転んだことに驚いてしまい、能力が暴発しながら転がり落ちてしまったらしい
「えっと、またお礼をしたいのでお名前だけでも……」
「大桜 花弘だよ、一応君の名前も聞いておこうかな」
感謝をされることではないと思うけどな……
一応、今後とも付き合いがあるかもしれないので名前は聞いておくことにした
「私は
「千広ちゃんね、もうすぐで1年生は遅刻だよ?早く行かないとね」
「花弘さん、ありがとうございました!!」
再度お礼を言った後、彼女は凄い速度で走りって行ってしまった
今日は疲れた、なんてことを思った
まだ1日が始まっていないのにも関わらず溜まっているこの疲労はどうしようかなぁ、と考えながら俺もゆっくりと坂を登り始めた
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初の恋愛物
どうかよろしくお願いします
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