第10話

私は黙り込んだ





『桜?』



「‥‥‥‥」



『何か悩んでたんじゃないのか?俺らもぉ付き合ってるんだから隠し事なし!』



「遠距離‥」



『え?』



「遠距離のコトに凄く悩んだの‥潤のコト好きだけど、私遠距離耐えられないの‥逢いたい時に逢えない。側にいて欲しい時には側にいない。それが凄く嫌だったの‥」



『そっか‥だけど、こぉやって俺は毎日のように電話もメールもする!逢えないぶん毎日、毎日。それに俺らは逢えなくても繋がってるもんはあるだろ?』



「繋がってる‥もの?」



『心‥俺らは心で繋がってるんじゃないのか?』



「‥‥そっか‥そうだね。私達はいつでも繋がってたんだね」



『そぉゆうコト』



「ありがとう」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る