第31話
"中津春日"
ドアの前に、春日の名前が表記してある部屋を見つけた。
-!?
そのとき、
中から聞き覚えのある声がした。
「楊-…」
春日の言葉に反応する。
ーガラッ
すぐさま少しだけドアを開ける。
中の様子を見渡すなり、
静めたはずの怒りが一気に込み上げてきた-…
「楊がほしい-…」
楊と春日がキスをした。
楊と春日が抱き合った。
楊と春日が愛し合った。
そこには溢れんばかりの二人の深い愛が-…
まばゆい光りの中に、繰り返される二人の愛。
「わぁぁぁぁぁぁぁぁ」
悪魔はこれ以上堕ちるはずのない奈落の果てに
怒り、恨み、憎しみ、悲しみ、寂しさ…
全てを共にして堕ちた。
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