第1章 ギャルサー

第1話

「よっしゃ!始めから行くよー」



かけ声に皆が反応する。



大音量…


いや、爆音が奏でる軽快なリズム。




「いっちょ、行きますかぁ♪」



ここは小さな地元のカラオケボックス。



その中で立ち上がる10人の女の子。



金パに茶髪にメッシュにエクステ。


ミニスカやスゥエット、足元は健サン。



白やら黒やら…


とにかく白黒肌にはゴールドやシルバーの豪華なアクセ。



そう。



世の中でいうギャルと呼ばれる人種。




「音あげるよー」



爆音がさらにでかさを増す。



それを合図にいつものアレが始まる。

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