第2話

世間一般的には申し分ないこの会社に就職したものの、


一流企業に勤める女性に声をかける男性は少ない。




更に、女性なら選り取り見取りと言っても過言ではない我が社の


男性が、私のように見た目はぱっとしないのに学歴だけ立派な


女子をわざわざ誘う理由も無い。




そんな訳で、必然的に




『モテナイ女子』




の地位を確立しつつある。


しつつある、と言うのはまだ年齢が25歳だし、


一縷の望みくらいはあるかも、というほのかな期待から。

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