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side Riku











彼女からの電話






やっと声が聞けるってるんるん出たのに






彼女の声色といい、知らない男の声






彼女の身に危険が迫っているとすぐに察した






急いで家を出て、車を走らせた






俺が着くまでに彼女に何かあったらという恐怖と






怒りをおぼえた











『どうかっ、何もされてませんように……。』











彼女が位置情報をオンにしてくれたおかげで直ぐに場所は分かった






しかも車でだったらそこまで遠い所では無かった






彼女の位置情報が示している公園の近くに車を停め、走った












『この辺りなんだけど……。』




















「誰かっ……、誰かぁっ……!」











決して大きな声ではない






下手したら周りの音で掻き消されてもおかしくない位の声






でも間違いなく彼女の声






精一杯助けを求めている声色を聞いて胸が苦しくなった






その声の方へ向かうと、目の前に映っているのは、






地面に力無く倒れている彼女と、






ジャケットを羽織っている男






俺より5つ位歳が上で、イケオジ風の髭を生やしている男






ニヤついてる男と恐怖で青ざめた顔の彼女を見て、涙が出た






こんな思いをさせた相手への怒り






2人で食事に行くと連絡来た時に止めていればという後悔






あとは、ここまでになる前に守ってやらなかった事に対しての悔しさ






色んな思いが込み上げてきた






彼女に手を伸ばす男に、怒り混じりの声で言った











『お兄さん、何してんの。』






)は?






『俺の大事な人に何してんの。』






「さっ……、く………。」











直ぐに終わらせるから待ってて











)嘘付いて正義のヒーローのつもり?(笑)

 ってか、mskの佐々木稑じゃね?






『うざ……。』






)俺、アンタの事なーんか好かないんだよね(笑)






『安心しろよ、俺もお前みたいな奴嫌いだから。』





















*











「んっ……。」






『ちーちゃん。』






「さっくんっ……? これって、」






『怖い思いさせてごめん。』






「っ……、怖かった……ぅぅっ……。」






『ごめん。』






「口元、切れてる……。」











ギュッ……











『これ位どうだって良いよ。』






「良くないよっ……。」






『ちーちゃんに何かある方がずっと嫌。

 口がちょっと切れてる位どうだって良い。』











彼女が言う口元が切れているっていうのは、あの男に殴れられて出来た傷






先に殴ってきたから、正当防衛が認められる状況になってから動けないようにしてやった






暫くして、連絡しておいた警察によって男は現行犯逮捕






彼女は意識も無く、何か飲まされたと言っていたから病院へ






検査をしてもらい、念の為に数日入院する事になった






検査の結果は睡眠薬を飲まされたとの事






他にも何か入ってるかもしれないからと精密検査も受ける事になった






病院の先生に頭を下げ、彼女が退院するまで寝泊まりさせてもらえるようにした











To Be Continued……










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