第3話

自動ドアを潜って外に出た時に視界の隅っこに移った人達。



ここら辺で有名な北高の制服を着ている。ガラの悪い集団ばかりが集まっているらしい。



煙草を吸いながら所謂ヤンキー座りをして群れている彼等に近寄る人なんていないだろう。



私は空気。



そう思い歩き出した私を、




「お嬢ちゃん、ちょーっと俺達と遊ぼうぜ?」




呼び止める声。

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