☆私のお腹の虫が鳴いた!☆

第16話

「星野さん、そろそろ終わりそう?」

「はい、今、仕上げました。」

「じゃ、帰ろうか?」

「課長、私の能率が悪く、残業の上、

こんな遅くまで、申し訳ありませんでした。」


今日の私は、自分でも不甲斐無い位・・・

ダメダメだった。課長に迷惑かけた。

流石に、落ち込む・・・・・


「もう、こんな時間か・・・

腹減ったな・・」


今の言葉に反応したのか

ま・さ・か・・・

ここで私のお腹の虫がぁぁぁ・・


「ぐぅー」


ヤバっ!!き、聞こえたよね?

私は、恐る恐る、課長の顔を見る。


「でっかい音・・・」


課長は溜まりかねた様に噴き出した。


私は、恥ずかしくて逃げ出したかったけど

仕事中なので、そう言うわけにもいかず

机に突っ伏した。


「飯・・・食いに行くか、星野さん。」


まだ、笑いながら課長は言った。


「お一人でどうぞ。」


意地になって私は課長に、そう言った。


「か~りんさん、何食べたいですか?」


で・た・ぁ。この呼び方は・・・・


・・・・あの頃、

まだ、

新人君の「結城さん」と呼んでいた頃、

私は「星野」ではなく、「宮越」だった。

その後、直ぐ、私はまた「星野」に戻った。


周りは旧姓に戻った私に気を使ってか、

「香鈴さん」と呼んだ。

結城さんも、例外でなく、そう呼んだ。


彼が、「か~りんさん」と

伸ばして呼ぶ時は、「頼み事」の時だ。

そして、私は、

そ・れ・を、断れないんだなぁ・・・・


「和食?中華?」


ほぉら、私は、返事してないけど、

もうメニューを、決めに入っている。


「かりんさん、

今日の気分は和食じゃない?」


何故?それが、分かるんだ?

課長は、エスパーか!!・・・・


「だよね?

じゃ、旨い卵焼き食わせてくれる店が

あるから、そこにしよう。」


課長!私は、返事しておりませんが?

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