第49話

少し迷ったけれど、心を決めた。

この際だから、この勢いのまま聞いてしまおうと。




「あの女の人、誰?」




電話口で、隼人と親しげに話していた女性。




時間帯的に、もう日本に着いてからの電話だったのだろうと今なら分かるけれど。



だからこそ尚更相手が気になって、少し拗ねるような声になってしまう。






「あれは、同僚です」





隼人が、労わるように果歩の頬を撫でてそれを告げた。

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