第41話
ゆったりと長い睫を伏せて、顔を近づけて来た隼人に応えるように自然と瞼を閉じたけれど。
「ったた。果歩さん、何するんです」
咄嗟に左手で、隼人の顔を逸らせていた。
「っていうか、隼人、何でここにいるの!?」
我に返り隼人から少し離れて、改めて隼人に対峙した。
「だから、果歩さんに会いたかったからって、」
「そうじゃなくてっ」
だって年末も用事があると言っていたし、当分は帰国できないような事を言っていたはずだ。
年内に帰国できるような事なんて一言も……。
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