mont blanc
第1話
「海外事業部……」
今日発表になった人事異動。
そこに探していた人の名前を見つけて、愕然とした。
頭の中に複雑な思いがぐるぐると回る。
きっと、喜ぶべきことなのだ。
いや、彼のために、応援してあげなくてはならないのに。
果歩はしばらくその場所から動けず。
頭の中をいくらか整理して気持ちを落ちつけてから、両手を握りしめて、踵を返した。
そして、視線を上げた瞬間。
その視線の先に、今まで頭の中に想い浮かべていた人物を見つけて思わず顔を歪めた。
だって、気持ちを取り繕う暇がなかった。
今、彼に会う準備など、出来ているはずもなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます