いただきますをともに
@ruinlyca
第0話 8月15日
8月15日。曇り。
今日が晴れず残念である。
折角の帰還が曇りできっと兄もそう思わずにはいられなかっただろう。
兄が戦場から帰ってくる。
随分長い間会っていなかった壱兄さん。
兄が帰ってきたら色々なことを一緒にしてもらおうと計画していた。
川で水遊びや祭りに行くことなど、子供じみたものばかりで、私も子供なのだと自覚する。兄の疲れを吹き飛ばそうと寝ずに考えていた。
しかし、帰ってきた兄はまるで別人になっていた。
兄は光を失くした瞳で戻ってきた_______
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