Story-3:閉会式(高1、永田香織)

第11話

(ああ~…おしっこしたいよ~…)香織はじっとしていられない。強い尿意に吹き抜ける冷たい風。すでに尿意は頂点に達していた。香織は高1のテニス部。今日は町内の試合があって、今は閉会式の途中。前々から尿意を感じていたが、先輩の試合の応援をしていてトイレに行けなかったのだ。香織もまさかこんなに追い詰められるとは思ってもいなかったので、閉会式の後にトイレに行こうと考えていた。香織の足は小刻みに震えている。周りに悟られないように、時々股間を押さえ付ける。閉会式はまだ終わりそうにない。大会の表彰が終わり、好評が始まる。(あと少し…早く終わって…)これさえ終わればトイレに行けるようなもの…。香織には話を聞く余裕もなかった。 その時、しゅっ…(あっ…)少しちびってしまった。

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