第6話 初めての高級宿!

冒険者証を貰って俺は門に舞い戻る、そして引換券と交換で銀貨を戻してもらう。


「よし冒険者証を確認した、ようこそセテリに! 色々と依頼を受けてくれ。

何故なら騎士隊は隣国との境界の駐屯場に待機しているから、此処の領の魔物退治がどうにも進まない、小型の魔物でも少しは間引きたいので協力してくれ」

協力を要請されても俺は隣国を目指している。


「ええと心の隅に置いておきます」

「オイオイスミではなくて、中心に置いて頑張ってくれよ」

どうにも門番さんは、俺に魔物退治をしてもらいたいらしい、10歳の初心者には荷が重いので笑って別れる。


そして、宿で一泊して明日の朝には、出かけようと思いながら街を見て回る。


やはり各貴族の領都は、王都までは行かないけどかなり発展している。


看板に、朝食付きの一泊銀貨5枚の看板を見つける。


「この値段なら風呂があるかもしれない」

銀貨1枚で10日間3食食べられる世界、5枚なら高級宿だ。


俺は入り口の扉を開けて中に入る。


中のカウンターには女性が2人いる。


「いらしゃいませ……ええと保護者の方は一緒では無いのですか?」

「保護者って?」

「お父様やお母様、後はお祖父様やお祖母様です」

「坊や1人なの」

どうやら受付の2人は俺が子供なので心配らしい、ならば前金を払って信用して貰おう!


「確かに俺は子供で不安でしようけど、冒険者です! それと前金で一泊の料金を払いますし、夕飯の料金も先払いで支払いますよ」

おれの言葉に2人は顔を見合わせて頷く。


「では、銀貨5枚です、夕飯は同じ定食なら銀貨1枚です。水以外の飲み物は別料金ですので、その場で払って下さいね」

俺はカウンターに銀貨6枚を置いて、更にチップで2人の女性に銅貨を10枚渡す。


「一晩厄介になります」

「ではお部屋に案内します、出かける時はカウンターに鍵を預けてから外に出て下さいね」

1人の受付嬢がカウンターから出て、俺の前を歩いて行く。


「2階の奥の部屋です、夕飯は日が暮れてから鐘を鳴らしますので、食堂においで下さい、こちらです」

鍵で扉を開けてくれる、結構な広さだ! 机と椅子にクローゼット、そしてベットに後扉が2つ?


「こちらトイレですけど、お風呂のバケツで水をお流し下さい」

今度は反対の扉を開けて行く、本当にお風呂がある。


「こちら赤蛇口はお湯、青い蛇口は水です、お好きな温度でお入り下さい。

先程のトイレですけど、水でお流し下さい、お湯ですと地下のタンクのスライムが、茹で上がり死にますのでね」

此処からは見えないけど、スライムトイレ使用みたいだ!流石異世界の宿。


因みに元の家は離れにトイレがあり、下にスライムがいた。


そして鐘が鳴り夕飯を食べて、お風呂に入り寝る事になる。

明日は買い物をしてから旅立とう!













  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る