第27話

僕が風呂から出て、彼女のいる部屋に戻ると、彼女はさっきいた場所で眠っていた。




「…………」




昨日の夜も思ったけど、彼女は無防備すぎる。




僕と同室じゃなかったら絶対に誰かに襲われている。




僕は少しイライラしながら彼女を起こした。




「ねえ、ちょっと、起きなよ!」





――――――

――――

――


「……っと、起きなよ!」




沖田さんの声で私は目覚めた。




…あっ…私、あのキスの後、いろいろ考えてたら寝ちゃったんだ……。




あんなキスの後に寝るって、私、意外と神経図太いかも…




「もうみんな風呂入り終わったから入れば?もう入る人はいないから。」




「はい。」




「土方さんが風呂場に近づくなってみんなに命令したから、たぶん誰も入って来ないよ。」




「そうですか……。あとで土方さんにお礼言わないと。沖田さん、じゃあお風呂入ってきますね。」




そう言って、私はお藤さんが用意してくれた、寝巻き用の浴衣と手拭いを持ってお風呂場に向かった。

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