第六話
「離れって言っても意外に近かったな」
あの後玄関からでて2分ほどあるいた所に別校舎の様なものがあった。
気づけば、周りはもう教室に向かってるようで外には俺しか居なかった。
「俺が最後か!?」
俺も急いで向かう事にした
「…失礼します」
俺が最後だったため、静かに教室の中に入る
想像していた通り、皆既に席についていたようで、入ってきた俺を見つめる。
うわぁ、目立っていやだなぁと思いながら黒板に席の指定が書かれているので、自分の名前を探して席に座る。
やっぱり50人もいるとパンパンだなぁなんて思っていると横から声をかけられる。
「あの…」
「ん??」
「あ、僕はカイデン、よろしく」
「あぁ、アシンだ、よろしく」
おお、話しかけてくれるのは嬉しい。
まぁ、50人もいれば合う合わないは絶対出てくるだろうけど、カイデンが良いやつだといいな…
「アシンは何を目指してこの学園にきたの?」
「俺は世界一の魔法騎士を目指してるんだ。」
嘘はついていない。世界一の魔法騎士は実際に俺の夢だ。
ただ、この学園に来た理由は、裏ギルドから王女様を守るため…だが、普通の裏ギルドではこの学園を襲うことすら出来ないだろう、それくらいこの学園はとてつもない権力者と実力者が集まっている…それこそ
「世界一か…凄いな、僕も頑張らなくちゃ」
「そういう、カイデンは何を目指しているんだ?」
「僕は王国騎士を目指してるんだ」
「おお!王国騎士かなれるといいな」
王国騎士か…ここヴェルズ王国は魔法大国として世界に認知されている、そして首都である、ミゲルを護衛することができるのが王国騎士というわけだ、選ばれた実力者しか許されていない、職業だからね…例年志願者が殺到するという、だからこそこの学園を通じて推薦を貰いたいということなのだろう。
カイデンと話していると、クラスのドアが勢いよく開いた。
ガラガラガラ ピシャン!
「おはよう!諸君!!」
「私が君たちの面倒をみることになった!アイシュだ!よろしく頼む!」
そうして頭を深々と下げた。
おおお、なんというか熱烈な担任だな。
なんか、もっとクールな人を想像していたので、びっくりした、でも親しみやすそうな人で安心だ。
「早速だが君たちの事を知りたい!ただ、普通の自己紹介では面白くない!ここは魔法学園なのだから、魔法で言葉を交わすとしよう!!ついでにここの施設の案内もしようか!!さぁ、皆俺についてこい!」
なんというか…全てが熱烈な担任だな。
まぁ、良いか、それにしても魔法で言葉を交わすか、一体何をするんだろうか?
そうして、この離れの中を見て歩きながら地下の階段へ進む
「この先に訓練場がある!全員魔法の練習、決闘などはここでやるように!万が一でも外で魔法使うことがないように!!」
そういいながら、地下におりきると、そこには試験会場の時と同じようにめちゃくちゃ大きな空間があった。
「でけぇ…」
「地下の方が広いんじゃねぇか?」
「ワクワクしてきた」
他の人たちも訓練場をみてテンションが上がっているようだ。
「さて…」
担任が話しだす。
「君たちの中でこの学園で学年一位を目指しているものはいるか?」
「……」
先ほどまで、楽しそうにしていたメンバーも静かになる。
まあ、仕方ない…ここで一位を目指したいといっても、Eランクのくせにと笑われるかもしれないしな、皆怖いのだ。自分の夢を笑われるのが…
「はい」
だからこそ、俺は手を挙げた。
こいつらに見せてやろう、例え250位だとしてもその夢を追っていいんだということを
「君、名前は?」
「アシンと言います。順位は250位。
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